トルコ観光編

< 第7・8日 イスタンブール→成田 >

◆◇◆ 幻のメフテル ◆◇◆
 ついに旅も最終日。飛行機は午後発なので、午前中は自由時間となっている。そこでGO GO EGYPT&TURKEY隊は、軍事博物館見学コースとスレイマニエ・モスク&エジプシャン・バザール見学コースの二手に分かれて行動することになった。 女王様1号は軍事博物館見学組。(もう1ヶ所、テオドシウス城壁跡にも行ってみたかったのだが、さすがにマニアックすぎるかと思い、今回は見送った。) ヴァレンス水道橋
 軍事博物館は新市街側の結構奥地にあって遠いので、ホテルからタクシーを拾ってGO。 途中で古代ローマ時代に造られたヴァレンス水道橋の下をくぐる(車窓越しに写真を撮っている間、タクシーの運ちゃんがクルマを止めていてくれた)。 この水道橋から地下宮殿に水が送られていたらしい。

 軍事博物館はまだ開館時間になったばかりでほとんど人影がない。 展示ケースの中の電気もついていなくて、暗くてよく見えん!と思っていたら、係の人が各ケースについている点灯ボタンを指し示してくれたので、見るときに自分で電気をつけ、見終わったら消して移動した。 (^^; マホちゃんマネキン
 博物館にはトルコ軍関係のものがあれこれ集められているのだが、やはりオスマン・トルコ帝国時代のものと初代大統領ケマル・アタチュルクにまつわるものが多い。 塩野七生信者としてはマホちゃん(マホメット2世)のコンスタンティノープル攻略戦関連のものを見ねば!と張り切っていたのだが、馬に乗ったマホちゃんマネキンに脱力する(それと対になってスレちゃん(スレイマン大帝)マネキンもあり)。
 マネキンの近くに攻略戦当時の金角湾を再現した模型があり、その上に巨大な鉄鎖が非常に無造作に置かれていた。 これって金角湾封鎖に使われた鉄鎖?と思ったが、あまりにもいい加減な展示だったのでニセモノに違いないと判断し、せっかくカメラチケットを買っていたのに写真は撮らなかった。 後で聞くところによるとホンモノらしかったのだが…いやいや、やはり未だに信じられない。
「大熊」かも  他には、博物館の前庭に当時使用されたらしき大砲(「大熊」ってヤツ?)とその砲弾も展示されているのだが、これまたホンモノなんだか複製品なんだか不明。

 と、全体的に自分が何を見ているのかよくわからないのだが(爆)、女王様1号が軍事博物館で1番見たかったのは、本当はメフテル(軍楽隊)の演奏だったのだ。 トルコの軍楽隊といえば、「トルコ軍隊行進曲(だっけ?)」。しかし演奏は午後にしか行われないので、残念ながら見ることができない。 泣く泣く軍楽隊のカセットテープを買って、博物館を後にした。

 ホテルで全員が落ち合い、空港へ向かってガイドくんともお別れ。昼食として再び紙箱に入ったランチを渡されたが、この日は腹痛から胃痛に病状が移行していたので、ますます食欲が沸かない。 トルコ航空の飲み物サービスで緑茶が出たときには心底生き返った気がしました(これをきっかけに、以降の海外旅行には粉末緑茶を持参することになる女王様1号)。
 激しい気温差や慣れない香辛料のキツさは腸弱女王様には厳しいものがあるが、エジプトはアブシンベルに行ってないし、トルコもイスタンブールしか行ってないからなー。 などと、胃痛をなだめながら捲土重来を期す女王様1号なのだった。(しかし2001年現在、エジプト&トルコ リピーター計画は全く存在していない。)


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