実は私が初めて即身仏の拝観をしたのは、まったくの


偶然の産物でした。あの日、兼ねてより興味を


持っていて、いつか訪ねてみたいと熱望していた


修験道の聖地、出羽三山の湯殿山に参拝した私は、


休憩所で真如海上人が祀られている大日坊のことを


知り、その足で大日坊を訪ねてみることにしました。


そして、大日坊でもらった「即身仏(ミイラ)一覧表」を


見て、更にすぐ近くにも即身仏を祀っているお寺がある


ことを知った私は、立て続けに注連寺(鉄門海上人)


本明寺(本明海上人)と訪問をしました。しかし・・・


即身仏のあるお寺を訪問したせいで、羽黒山に


着いて五重塔を見ていたら、すぐに日が暮れて


しまいました・・・。本来、あの日の本当の目的は


修験道の聖地、出羽三山の湯殿山と羽黒山だっだ


はずでしたが、寄り道をしてしまったために当初の


目的を完全に果たすことができませんでした。


しかも「即身仏(ミイラ)一覧表」なんてものをもらって


しまったために、好奇心が疼いてしまい、それから


即身仏巡りの旅を始めてしまったというのが、ことの


きっかけです。しかしながら、思い起こせば出羽三山


や修験道には興味があっても即身仏には興味が


なかったはずの私。また神社仏閣には興味があっても


神仏を敬う気持ちなどさらさら持ち合わせていない


この私・・・。そんな私がこの日を境に何かに取り憑かれた


ように即身仏巡りを始めたということは、やはり何かの縁と


いうか、神仏のお導きがあったということなのでしょうか?


まったくもって世にも奇妙な物語ですが、残念ながら


事件は迷宮入りをしてしまい、未だにことの真相は


闇の中としかいいようがありません。

私は最初から即身仏に興味があり、即身仏巡りを
始めたわけではありません。もともと即身仏のことは
その存在は知っていても、特に興味も関心もなかった
というのが本当のところです。ではなぜそんな私が
即身仏巡りを始めたのかをここでは回想しています。
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『私が即身仏巡りを
始めたきっかけ』

ちゃ

佐竹