【廃墟マニヤ File058】
K岡鉱山O津山(岐阜県)
(その10)
前方にトンネルの坑口が見えてきました。
元は右側の線路で山を回り込んでいたのですが、後に左の短絡トンネルが掘られたようです。
トンネルの内部。途中で崩れていて通り抜けることができないので、外側を回っていく古い軌道跡を辿ることにしました。
少し進んだところで現れた、石垣を登る階段と建物の痕跡。私がそのまま通過してしまったこの場所は、あとで調べたところ火薬庫の跡だったようです。
その先、軌道の痕跡が怪しくなってきました。あと何年かしたら、完全に草に埋もれてしまうかもしれません。なんとか進んでいくと、前方に坑口らしきものが見えてきたので、近づいて中をのぞいたところ、トンネルの横穴でした。
先ほどの短絡トンネルの反対側に出たようです。
トンネルの外に出て振り返ってみると、谷側にまったく余裕がありません。古い軌道は、先ほどの横穴のあたりで分岐していたんですかね?
線路端に送風機(モーター?)のようなものを発見。
こちらは鉱山跡でよく見掛ける装置。パイプの一部分だけ残っているのか、これで完成形の装置なのか、いつも疑問に思う物体です。
O津山の起点から、およそ2kmほど歩いたでしょうか。前方になにやら建物が見えてきました。
(続く)
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