【廃墟マニヤ File058】
K岡鉱山O津山(岐阜県)
(その9)
さらに歩いていくと小屋がありました。火気厳禁とあるので、燃料などを置いてあったのかもしれません。
崩れかけて屋根が曲がっているのかと思ったら、どうやら最初から曲線を描いていたようですね。
こんな小屋みたいなものなのに意外と手が込んでます。私は雪の少ない地方の人間なのでわからないのですが、雪に強い構造なのでしょうか?
線路の脇に鉄管(?)が現れました。鉱山軌道ではよく見かけるんですけど、これはなんでしょうかね。坑内に空気を送るにしては遠すぎるし、坑内の水を排出していたのでしょうか?
続いて線路横に、なにか施設の痕跡が現れてきました。
コンクリートの構造物は、建物の土台でしょうか。
その先には留置線のようです。
これは軌道の終端部ですね。
転轍機が横倒しになっていました。かなり小型です。まあ、鉱山軌道や森林鉄道では、みんなこの程度のようですけど……。
さらに軌道跡は続いていきます。
先ほどまで良かった天気が急に曇ってきて、なんとなく陰鬱な雰囲気になってきました。この先に待ち受ける何かを暗示しているのでしょうか。
(続く)
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