【廃墟マニヤ File058】
K岡鉱山O津山(岐阜県)
(その6)
あと数年したら、雪の重みで完全に倒壊してしまいそうです。
火災は相当ひどかったようで、かなり広い範囲にその痕跡が残っています。
広場まで戻り、周辺を見て歩いていると神社がありました。多くの場合、神社というのは、住んでいる人がいなくなっても手を入れられているものなのですが、こちらは鳥居が壊れて結構経っている感じです。本当にこの土地が忘れ去られようとしているんだなあという印象を受けました。
隣にあった稲荷神社(?)。鳥居は無事ですが、祠が崩れ落ちています。
さて、お待ちかね。いよいよこれから鉱山専用軌道跡を辿る旅の始まりです! 音楽はやっぱり「スタンドバイミー」ですね。私が探しにいくのは建物の死体ですけど……。
この左手にあった涙を流しているような建物は、電気関係の施設か軌道の運転に関する施設(例えば信号扱いですね)という雰囲気でした。残念ながら正解は不明です!
広場からスタートすると、すぐに短いトンネルに入ります。しっかりレールが残っているので、ちょっとテンションが上がってきました。森林鉄道跡などだと、ほとんどレールすら残ってない場合が多いですからね。
トンネルを抜けると、すぐに赤く錆びたグランビー鉱車が登場!
車両と車両の間は、連結棒みたいなものでつながれていました。思ったより車両間が開いた状態です。線路のRがきつかったのでしょうか?
結構日が当たっているのに、まだ雪が解けずに残っています。
連結器の上に溜まった土にコケが生え、まるで盆栽のようになっていました。
(続く)
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