【廃墟マニヤ File058】
K岡鉱山O津山(岐阜県)
(その7)
O津山通洞から運ばれてきた鉱石は、ここから下のM住まで索道で降ろしていたという話です。
こちらの写真ではわかりにくいのですが、隙間からははるか下が見えます。ここで鉱車のバケットをひっくり返して隙間から鉱石を下に落とし、それを受けて索道のバケットに積み込んでいたのでしょうか? それにしては、下が断崖絶壁過ぎるような気もするのですが……。
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下には先ほど訪れた木造の建物がまだ見えています。
末期には竪坑が完成し、O津山の鉱石は坑内軌道でM住まで直接搬出されるようになったので、この索道も使用されなくなっていたと思われます(軌道自体は人や資材を運ぶため最後まで使用されていたようです)。
謎の機械が残っていました。これが何であるのか、想像すらつきません。
再び軌道跡を辿っていきます。
一段低くなった所にコンクリートの建造物が見えてきました。
さらに進むとグランビー鉱車がゴロゴロころがっています。おそらく雪で軌道上から押し流されたのでしょう。
階段があったので降りてみることにしました。この辺も火災で焼け落ちてしまったようです。
流しだけがポツンと残っています。
枯れたススキを鳴らしながら、土台だけとなった建物の上を風が通りすぎていきました。
(続く)
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