【廃墟マニヤ File028】
M尾鉱山(岩手県)
(その13)
廊下の端まで行くと、永久開放状態の扉(無いってことです)の向こうに、緑ヶ丘アパートの姿が見えていました。
開口部の外にあった階段を、近くから見るとこの通り。
ここを上る勇気のある人は、なかなかいないでしょう。
玄関側に戻って一枚。
こちらは至誠寮の向かいに残っていた建物。中を見たかったのですが、あまりのヤブの濃さに断念。帰ってから調べてみると、管理職用の単身者寮だったようです。
その近くにも建物(というか壁)が見えます。このあたりをしっかり見て回るには、雪解け直後の春頃に来ないと難しそうです。ちなみにこの建物は「五寮」という独身の坑内作業員用の寮だそうです。
さらに、近づくのも到底無理そうな場所に鉄筋コンクリートの建物が残っていました。こちらも独身の坑内作業員用の寮で「桂寮」という名前でした。
時間が厳しくなってきたので、山神社をはじめ見残した所もたくさんあったのですが、最後に「至誠寮」脇から丘の上にそびえるアパート群をしばらく眺めて別れを告げることにします。「S活学園(M尾鉱山中学校)」については、また別の機会にご紹介することにしましょう。
END
(1994.9/2006.9)
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