【廃墟マニヤ File028】

M尾鉱山(岩手県)

(その6)

に号棟

屋根の反対端まで寄って見た「に」号棟。

 

へ号棟通路?

再び中央通路に戻り、一段高い位置にある「へ」号棟(ちょっと記憶があいまいなので、間違えてるかもしれません)の通路へ。放置されたテレビなどは意外と新しい感じです。閉山後に誰か捨てていったものでしょうか?

 

へ号棟

まだこれらの建物が現役の頃、通路を利用して「市場」が開かれていたという話も聞きました。今ではそんな姿を想像することさえ難しくなっています。

 

崩れた木造部分

「ち」号棟への渡り廊下(?)。日本の多くの鉱山が閉山してからだいたい30年以上が経ち、かろうじて残っていた木造の建築物も、そろそろ寿命がつきようとしています。とくに雪国では、近い将来ほとんどの木造建築は倒壊して姿を消してしまうでしょう。

 

ほ号棟

「ち」号棟付近からの眺め。

 

と号棟

後から造られた「と」号棟は、ちょっと形状が違うのがわかります。

 

と号棟

1階部分をよく見ると、昔は建物後ろ側に木造の屋根つき通路(?)が設けられていたみたいですね。

 

この緑ヶ丘アパートに限らず、古い鉄筋コンクリート造の建物で、なぜか木造で小屋組を設け、わざわざ屋根を載せているものがあります。当時は防水技術がまだ未発達だったのか、あるいは断熱効果を高めるためなのか、それとも雪対策なのか、理由はよくわかりません。

 

窓

……鉱山が最盛期だった頃、この窓からの眺めはどんなものだったのでしょうか?


(続く)


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