【廃墟マニヤ File028】
M尾鉱山(岩手県)
(その4)
どこか忘れたけれど、ちょっといい雰囲気の部屋。
たこ焼き器のような鉄板は楕円形の穴があいていますが、何を作るものだったのでしょうか。殺虫剤の噴霧器もなつかしい感じです。
M尾鉱業にはスキー部などもあり、結構活躍していたようです。まあ、このスキー板はまず当時のものではないと思いますけど……。
通路にヒョロヒョロと1本だけ伸びていた植物。
階段から見上げた「ろ」号棟(たぶん)。冬はこの窓、雪に埋もれそうですね。
一軒のお宅にお邪魔して台所を拝見。流しが低すぎて、ここで作業したら腰痛間違いなしでしょう。
また階段を下りて別の部屋へ。
壁に取り付けられたダストシュート。最近の建物にはないので、若い方はご存じないかもしれませんね。
裏の窓から「い、は、ほ、と」棟と「ろ、に、へ、ち」棟に挟まれた空間を覗いてみました。両側から廃墟となった建物が覆い被さってくるような迫力のある眺めを期待したのですが、建物の間が離れすぎている上、緑が茂りすぎていて、思っていたのと全然違う絵柄でした……。
あきらめて再び表側に。窓の外には「至誠寮」の建物がぽつんと残っているのが見えます。
(続く)
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