【廃墟マニヤ File028】
M尾鉱山(岩手県)
(その8)
文句を言いながらも、なんとか登って下の8棟を眺めます。
上の3棟は高い位置にあって風雪を遮るものがなにも無いせいか、傷みが激しいようです。表面のモルタルどころか、躯体のコンクリートまで剥落しているように見えますね。
内側に障子がついていますが、木製の窓枠は機密性が低いので冬は寒かったことでしょう。
部屋は適当にスルーして、屋上にあがってみました。
下から見て思っていたのより、意外に広くてビックリ。
柵は錆びているし、土台のコンクリートも劣化していて、ちょっと寄りかかったら、そのまま下に落っこちそうな感じです。
屋上への出入り口。秘密の通路的な小ぶりのサイズが気に入りました。
「り」号棟屋上から見た「ぬ」「る」号棟。
窓ガラスが意外に残っています。が、ひさし的な部分がほとんど落っこちているような……。
ちょっと疲れてノドも渇いたので、建物を眺めながら休憩することにします……って、あれっ!? 飲み物がない! ががーん! どこかで落っことしたみたいです。
(続く)
(この頁最初へ)