| 私は近頃あちこち身体が傷んできています。特に腰痛や歯痛で悩んでいます。やはり健康が第一ではないでしょうか？健康を維持するための様々な方法を考えて行きましょう。手遅れにならないうちに、適切に対処する必要があります。そのためには、自分の病の状態を知ることが大切です。参考にしてください。 |
腰痛症
腰痛は人類の歴史が始まったときからあるといっても過言ではないそうです。
腰とは、いったいどの部分なのでしょうか。一般的には、腰椎を中心に、わき腹から骨盤の上くらいまでをさすそうです。
腰痛を起こす病気としては、はっきりわかっているのは、椎間板ヘルニア、変形性脊椎症、脊椎分離症、脊椎すべり症、筋・筋膜性腰痛症、腰椎骨折、打撲、脊椎カリエス、骨粗しょう症や、婦人科では子宮筋腫や子宮ガン、泌尿器科では腎炎などの病気なのだそうですが、これらの原因による腰痛は、全体の腰痛のうちの３０％にしかすぎないそうです。
そのほかは、腰が痛いが原因がわからないというもので、それらのものを総称して、腰痛症というそうです。 |
原因
腰痛症は、はっきり原因のわからないものを総称して呼んでいるそうです。
しかし、腰椎や骨盤、筋肉などに病変があったり、婦人科系や泌尿器系の病気があるが、診断がまだつかないときに、便宜上、腰痛症と呼ぶこともあるそうです。
よく見られるケースは、何となく腰が痛くなり、思い当たる原因もなく、よくもならないかわりにひどく悪化することもなく、Ｘ線で見ても異常がない場合だそうです。
骨に異常があればＸ線写真などでもはっきりわかりますが、腰の部分の神経や血管や筋肉などに異常があっても、Ｘ線写真には写らないため、原因のはっきりしないことが多いそうです。 |
症状
腰痛には、急性のものと、慢性のものがあるそうです。
腰は、椎間板、靱帯（じんたい）、椎間関節、筋肉などがうまく伸びたり、縮んだりして、動く仕組みなっているそうです。ところが、どこかに疲労や悪いところがあると、そのバランスがうまくとれなくなって、ちょっと重いものを持とうしたときなど、はげしいいたみを感じて、動けなくなってしまうことがあるそうです。
いわゆるギックリ腰がこれにあたるそうです。
急性の場合でも、腰の内部のぐあいがちょっと悪いところはあるが、どこの部分が悪いのか、わからないことも多いそうです。
慢性の場合は、いつとはなしに始まり、直接のきっかけがなく、長い間に加えられた腰へのストレスによって起こるのだそうです。
慢性の腰痛は、不規則な生活や運動不足、日ごろの悪い姿勢などが影響をおよぼしていると考えられているそうです。
急性の腰痛は、かなり痛みがはげしいそうですが、慢性の場合は、腰が重い程度で、さほどの苦痛は感じないのだそうです。 |
治療
腰痛症は病状によっては、日常生活の注意、改善だけでよくなるものがたくさんあるそうです。逆に、腰によくない生活を続けている人は、医師の注意を守って、日常の生活態度を改善しないかぎり、いくら治療を受けても、腰痛をなくすことができないそうです。
また、腰が悪くなってから、よい姿勢をとろうと胸を張る人がいますが、これはまちがいだそうです。腰が痛くないような、背中を丸くしてすわる悪い姿勢のほうがよいそうです。安静にしているだけで痛みはかなり楽になるそうです。
しかし、腰痛がはげしい場合には筋肉の突っ張りも同時に起こるので、この突っ張りもいっしょに取るため、鎮痛剤、筋弛緩剤を使うそうです。鎮痛作用は強くても、胃腸障害を起こしやすいものは、座薬として使われるそうです。
ビタミン剤が一時使用されたことがあるそうですが、急性期で、激痛のあるものには効かないそうです。
痛み止めの注射も使用しますが、この注射だけで根治するわけではないそうです。
腰を引っ張る牽引療法は、最近よく行われるそうです。牽引を行うと、腰の筋肉がゆるみ、椎間板の内圧が下がり、髄核（ずいかく）が飛び出ているときなどは、もとに戻りやすくなるそうです。緊張した筋肉や靱帯が、マッサージ効果によって血行が促進され、緊張がやわらげられ、痛みの原因が取り除かれて、楽になると考えられているそうです。
安静によって、はげしい腰痛がなくなっても、なんとなく腰が頼りないときは、腰を保護するコルセットをつけるそうです。コルセットは、腰の動きを制限し、腹圧が上昇するので、腰の負担を軽くするという効果があるそうです。
コルセットは正しくつけないとかえって苦痛となるそうです。骨盤にあたる部分はきちっと締め、腰から上の部分はあまりきつく締めないようにしましょう。あまりきつく締めると、腰をささえている筋肉の血行が悪くなり、筋力が低下するそうなので、かえってよくないそうです。また、寝ているときは、背骨に負担があまりかからないので、はずすようにしましょう。
体操療法や水泳療法は、腰の筋肉を強くするために行いますが、痛いのを無理して体操をするよりは、歩くだけでもかまわないそうです。水泳療法は、腰に無理なく力を加えず、筋力を強くすることができるそうです。温水プールは、全身の筋肉の血行もよくなるそうですので、腰の筋肉が弱っていて、何となく頼りないという人にもよい治療法だそうです。
入浴は急性期はひかえたほうがよいそうですが、慢性期には温めると楽になるそうですので、積極的に行うほうがよいそうです。 |
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