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 野外礼拝 おはなし......







2007年6月24日
真駒内教会野外礼拝説教

マタイによる福音書 5章13節〜16節

あなたがたは地の塩である。
だが、塩に塩気がなくなれば、
その塩は何によって塩味が付けられよう。
もはや、何の役にも立たず、外に投げ捨てられ、
人々に踏みつけられるだけである。
あなたがたは世の光である。
山の上にある町は、隠れることができない。
また、ともし火をともして升の下に置く者はいない。
蜀台の上に置く。
そのように、あなたがたの光を人々の前に輝かしなさい。
人々が、あなたがたの立派な行いを見て、
あなたがたの天の父をあがめるようになるためである。

「あなたの光を輝かせなさい」この言葉を聞くと、胸の奥から嬉しい気持ち
が湧き上がってきます。どうしてでしょう?
「塩に塩気がなくなれば、その塩は何によって塩味が付けられよう」
お母さんがお料理をする時に、色々な調味料を使いますね。
その中の「塩」が塩の味をなくしてしまったら困ります。塩の味は塩しか出せないからです。
塩の味はかけがえがない。取替えが効かないのです。
でも、塩の味が大事だから、と言って、調味料棚の「お砂糖さん」や「お醤油さん」や
「カレー粉さん」がみーんな塩の味になったら、どうなるでしょう?
お母さんがカレーを作ろうと思って「塩」「胡椒」「ソース」
そして一番大事な「カレー粉」を入れて味付けをしたのに、その全部が塩の味だったら、
そのカレーはどんな味でしょう?いろいろな調味料のひとつひとつが、
その味をしっかり出すことで、お互いに味を引き出し合っておいしいお料理が出来るのですね。
私がやっているコーラスも全く同じです。
一人一人の声が揃っていることが大事だと言われていますが、
もし精巧なロボットが30人集まって、まったく同じ声で歌ったとしたら、
それはただ同じ声が大きくなるだけですよね?
でも、人間がやるコーラスは一人一人が一番自分らしい声を出し、
同時にお互いの声を聴き合い響かせ合って音を作ろうとします。
そうすると響きに奥行きと色がついて心地よい新しい声が生まれるのです。
一人一人がそれぞれのかけがえのないあなた自身でいなさい、と言われているので、
この「あなたの光を輝かせなさい」という言葉を聞くと嬉しくなるのです。
では神様から頂いた「私の光」とは何でしょう?それを知るためには
・ 聖書を読んでお祈りをする
・ 神様がお創りになった自然に親しく耳を傾ける
・ 自分とは違うまわりの人たちと深く関わる
こういうことを通して神様とお話しをしていくうちに、
神様が私にどのような光を下さっているのかがわかるようになります。
そうすると、たとえひと言も聖書の言葉を語らなくても、
私を見てまわりの人たちが神様を知ることが出来るのです。

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