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     BGMは、三高「紅もゆる丘の上」、京都に行くと鴨川の畔で口ずさんでいます。

紅葉
京都の紅葉

きょうとのこうよう

 新幹線京都駅で地下鉄に乗換え、東西線蹴上駅で下車。真っ盛りの紅葉を愛でるために東山あたりひたすら京都を歩いてきました。
 この日は、
南禅寺から永観堂真如堂、そこから旧制三高の辺りをうろついで鴨川に出ました。鴨川の畔を三高應援歌「男兒一度誓ひては」を高吟しながら三条、五条と下り、歩き続けて東福寺へ。昼飯も途中の和菓子屋で大福を買い、口の辺りを真っ白にしてすませました。途中で行き交う人が私の顔を見て、笑っていたのは、そのためのようです。帰りも京都駅まで歩き。帰りの新幹線で飲んだビールは、また格別の味でした。
 
神護寺は、別の日に京都駅からバスで行ったものですが、ほぼ紅葉は終わりでした。それでも普段は、誰も訪れない和気清麻呂の墓などを詣で、それはそれでよかったです。

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南禅寺 

  南禅院(綱吉の生母桂昌院の寄進再建)は亀山天皇の離宮跡で南禅寺発祥の地である。その池庭の楓が黄葉を背景に真っ赤に燃えて、水面に揺らいでいました。楓は、築池の時に名所龍田の楓を移植したと言い伝えられています。
 南禅寺横を通る琵琶湖疎水橋脚のアーチの窓から観る紅葉も、また方丈の縁側障子越しに観る紅葉も一幅の絵を見るようで見事である。さらに石川五右衛門伝説で有名な三門に登り、一面の紅葉を見下せば、あなたも、まさに「絶景哉、絶景哉!!」」と叫びたくなるでしょう。

石川五右衛門で有名な三門前

南禅院庭

南禅院方丈から庭を望む

琵琶湖疎水橋脚


永観堂 

 「みかえり阿弥陀如来」で有名な紅葉の名所永観堂も「ええかんじ」の紅葉でした。永観堂は、浄土宗西山禅林寺派の総本山、創健者眞紹僧都は「照り映えるモミジ葉の輝きにも負けぬ」人材養成を理想の旗印とした。爾来、1千年を越える年月、”モミジの永観堂”として親しまれております。赤と黄の間に仰ぎ見る多宝塔の紅葉は、特に有名ですが、境内至る所、モミジ、モミジの古刹です。


多宝塔

弁天社



真如堂 

 真如堂は天台宗のお寺で正しくは鈴聲山真正極楽寺といい、本尊の阿弥陀如来(伝慈覚大師円仁作)は「うなずきの弥陀」と呼ばれている。特に「女人を救済」してくださるそうです。
 普段は訪れる人もまばらなこの寺も、紅葉の季節だけは見物者で混雑します。それに応えるかのように境内の楓は、真っ赤に燃えます。

 この真如堂のあたりが神楽丘の地である。真如堂を後に、逍遥歌「紅燃ゆる丘の上・・・・・」と歌いながら、三高のあった辺りを逍遥してきました。

本堂前

三重塔

本堂裏


東福寺 

 臨済宗大本山の東福寺の渓谷洗玉澗には約2000本の楓が植わっている。紅葉の時期、この渓谷にかかる通天橋から眺める紅黄の織り成す錦秋の景色は、見ごたえ充分である。また、渓谷に下り、紅葉の樹林に身をおき、日の光を受け輝く紅葉を直接に、たっぷりと楽しむことも出来ます。しばし紅葉から目を転じ見上げた秋玲瓏の空の青も、すがすがしく身を清められるようでした。

通天橋

通天橋

洗玉澗

洗玉澗


神護寺 

 「もみじといえば高雄」の神護寺。京都駅からバスで1時間近く揺られ、せっかく神護寺を訪ねましたが、多宝塔の紅葉も、ほとんどが枯葉となって色あせていました。和気清麻呂の墓や弘法大師の住房跡という大師堂などに詣でながら、うわさに聞く「清滝川の清流がつくる錦雲峡」の紅葉を思い描き、帰途につきました。これもまた風流と己を慰めつつ・・・。

多宝塔


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