琵琶湖の東に建つ天台宗の古刹西明寺・金剛輪寺・百済寺の三山は湖東三山と総称され、春は桜、秋は紅葉と四季織りなす美しい景観を競っています。 琵琶湖という土地柄、織田信長をはじめ天下を争った兵どもにより何度も火災に遭いながらも 、三山はそれぞれに天台の法灯を守ってきた。 晩秋の一日、takechanは湖東の紅葉を愛でんと、彦根に一泊し、湖東三山と、その近くの永源寺を周遊してきました。 |
このホームページの音声・画像・文章等の無断複製・掲載は固く禁止します。
西明寺 |
龍應山西明寺は、平安時代(834年)に三修上人により創建した天台宗の古刹である。 本堂(瑠璃殿)、三重塔はともに鎌倉時代の建立で国宝。「琵琶湖の西浜に光明輝きし」この古刹は、約1000本の楓の紅葉により、この時期、さらに輝きます。 |
三重塔 |
|
金剛輪寺 |
松峰山金剛輪時は、行基菩薩により741年に開かれた天台宗の古刹である。 本堂(大悲閣)は鎌倉時代の再建で国宝、三重塔(待龍塔)は、長い間、半壊状態であったが、昭和53年に復興された。 本堂の写真で、靄っているのは、香煙である。 |
香煙たなびく本堂 |
|
念願の復元なった三重塔 |
百済寺 |
釈迦山百済寺は、606年聖徳太子の御願により創建された天台宗の古刹である。創建時、百済の国の龍雲寺を模し、咒願に高麗の僧を、また百済僧に供養させたことから、寺名を百済寺という。 東方の山々を借景とした本坊喜多見院の庭園の紅葉は見事でした。 |
喜多見院の庭園 |
|
永源寺 |
瑞石山永源寺は湖東三山とは異なり、臨済宗の古刹、1361年に近江の国守護職佐々木氏頼が建て、寂室元光禅師を開山とする。 その後、兵火に会い荒廃したが、彦根藩の援助を受けて復興した。本堂は国内屈指の葭葺の大屋根である。 愛知川右岸の崖沿いに建つ。 |
鐘楼 |
本堂(方丈) |
愛知川(音無川) |
鐘楼 |