石膏の使い方
象印焼石膏A級は一般の型用石膏として標準的な物性を有しており、硬さ(強度)も十分で面もきれいに仕上がります。
用途: @一般型取り A美術石膏像製作
使用方法
1.水切り法
- 石膏1kgに対して、約1Lの水をボールなどの容器に入れておきます。型には、あらかじめカリ石鹸などの離型剤を塗布を行って置いてください。
- 水中に石膏を散布投入します。(石膏がだまにならないよう、ほぐすようにしてください。)
- そのまま約2分間静置しますと、石膏に水が浸透し沈殿しますので、このときのうわ水を捨ててください。
- 適当な木の棒などで、1分間に100回位の速さで円を描くようにかくはんします。4〜5分かくはんするうちに石膏溶液に粘りが出て、かくはんの跡がかすかに残るようになります。このときが流し込みに適当なタイミングです。
- 気泡を巻き込まないように注意して、一方向から徐々に流し込んでください。
- 約1時間たってから静かに脱型します。(石膏表面温度が冷えたころが目安です。)
2.水計り法
- 石膏1kgに対し、水700ccを用意します。
- 水切り法と同様にして石膏を投入静置してください。うわ水は捨てずにそのままかくはんしてください。
- 一度に数十kgをかくはんする場合には、こちらの方法をお勧めします。
石膏A級 参考物性値 | |||
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試験条件 | 試験結果 | ||
標準混水率(W/P) (%) | 70 | 終結時間(分) | 30 |
投入時間(分) | 1 | ヌレ引張強さ(kgf/平方p ) | 12 |
静置時間(分) | 2 | ヌレ圧縮強さ(kgf/平方p) | 100 |
かくはん時間(分) | 5 | 硬化膨張率(%) | 0.15 |
注意事項
水切りの際のうわ水や、余った石膏は直接流しに捨てないで下さい。配水管が詰まる場合があります。
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