FRP樹脂で防水工事をする

FRPライニング防水とは、FRPの軽量かつ強度・耐水性・成形性等に優れた特性を生かし、コンクリート・モルタル・木部などの表面を特殊ポリエステル樹脂とガラス繊維で被覆し、水や各種の外的要因による腐食から躯体又は建築物を保護するFRPライニング工法です。

一般住宅ベランダ、パラペットなどの防水(1プライ仕様)

  1. 下地調整
    下地は十分乾燥させ、コンクリート・モルタル・合板表面のホコリ・泥・油などは除去・清掃します。劣化部分などは除去します。
  2. プライマー塗布 - 下地に浸透して、FRP防水層との強固な密着性を付与
    プライマー(0.3kg/平米)を塗布します。
  3. 不陸調整
    ポリパテにて下地の凸凹・クラック部を充填します。
  4. 下塗り調整 - 広い施工面積の場合、下地の動きやクラックに追従
    FRP防水用樹脂(0.8kg/平米)を塗布します。
  5. FRPライニング - 駆体の動きやクラックに対応できる強靱な防水層
    FRP防水用樹脂(0.6kg/平米)を塗布し、直ちにガラスマット#450(0.45kg/平米)を敷設し、FRP防水用樹脂(0.6kg/平米)を塗布含浸させた後、脱泡ローラーにて脱泡します。
  6. 点検・補修
    浮きや膨れなどの発生したFRPライニング層はカッターやディスクサンダーなどで切り取り、「5.FRPライニング」と同様の工法にて部分補修します。
  7. 中塗り塗布 - 防水機能の向上と平滑性の付与
    FRP防水用樹脂(0.5kg/平米)を塗布します。
  8. FRP層調整
    FRP層表面の凹凸・毛羽立ちなどをディスクサンダー・サンドペーパー・ポリッシャーなどで除去し平滑にします。
  9. 上塗り塗布 - 防水層の保護と美装性
    防水トップコート(0.4kg/平米)をローラーなどで塗布します。滑り止め仕様にする場合は、骨材入りの防水トップコート又はご自身で骨材を添加してください。

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