石畳を走るボンネットバス 街角散策

 アンティグアの街は、カテドラルを中心として1km四方内に街があり、そのうえ碁盤の目のように道があり、 歩いて散策するにはちょうどいい感じ。
INGUAT(観光案内所)では、アンティグアの教会や施設などの見所も記してある市内地図がもらえる。 裏面にはそれぞれの説明(スペイン語)が簡単に書かれている。方向音痴の私には重宝した一品である。

 歩くのはちょっと・・・って言う人のために、観光馬車やレンタサイクルなどもあるけど、ほとんどが石畳というのもあり、乗り心地は??
バスは学校のアクティビティ(
ボランティアプランテーション見学) で隣町まで行ったぐらいで、街中で一人で乗ったっていうのはない。 だって、どのバスに乗ってどこで降りてなんてわからないし、乗るまでもない?
タクシーは、夜中、歩いて帰るのが面倒くさいっていう地元友達と、西端のメルカド(市場)から南端の我が家まで乗合いで送って もらったことが2〜3回ほどあった程度。お金は出してもらったか、Q10を渡したかなので、ちゃんとした金額はわからない。

 とにかくこの狭さゆえ、あちこち出かけると、学校の生徒や先生、地元の知り合いなど、必ずといっていいぐらい 知ってる誰かに出くわす。 多いときは、家を出て用事済ませて帰るちょっとの間に道端やお店で7〜8人・・・なんで?って言うぐらい 次から次へと声かけられたこともあるくらい。 その都度会話が出来るからいいんだけど、異国の街を一人で歩いているって感覚が全然なかったなぁ・・・。

 それと街では、ポリスがたくさんウロウロしていて、比較的安全 (他の中南米の街々と比べてだけど)。
だいたい夜の11時に「まだ大丈夫だから一人で帰れるよ」と地元人から太鼓判押されるくらい ・・・さすがに人気のない夜道を女一人歩くのはちと 怖かったけど・・・確かに夜一人で帰る地元女性を見かけてたってことは安全なのだろう。

 そう、中南米では街を歩いていると、男性陣から通りすがりに「China ! (チーナ)」とよく言われる。 「中国人女性」って意味だけど、中国人、韓国人、日本人の区別がつかない彼らは「アジア人女性」って感覚で言っているみたい。 たまに「Japonesa ! (ハポネッサ)」と何でか日本人とわかって言う人もいる。
通りすがりにわざわざ声に出して言わなくてもいいと思うんだけど・・・って、もともと ピロポ(冷やかし)を言う習慣 (通りで女性を見かけたら、ピロポを言わないと失礼だといわれた時代があった)があり、その名残みたいなものなのかな? 「China !」の後によく「Linda !(きれいだよ)」「Buen cuerpo !(いい体してるね)」・・・などなど一言付け加える。
しかーし、ここグアテマラ(特にアンティグア)では、少年からおじさんまで道端ですれ違う人ほとんどが言うんで、 次第にうんざりしてくる。いちいちうるさい!って感じ?
かと言って欧米人女性に言っているかどうかと言えば・・・?だって、すぐ前を歩く欧米人女性には知らん顔して、私には 「China!」と言ってくる。 インディヘナ(先住民)ってどっちかってアジア人に近いゆえ、気軽に声かけやすいのもあるみたい。 それにしても、欧米人女性には通りすがりになんて言うんだろう?どこの国って区別つかないゆえ、総称となると・・・?

 ついでだから、恋愛感とゆーか、日本では一般的には考えられない、 理解に苦しむ感覚を持っている人が多かったので一言。
地元男性陣との会話で・・・地元男性『恋人はいるの?』、私「日本にいるよ(とりあえず答える)」、 『アンティグア(またはグアテマラ)には?』、 「へ?」、『こっちにはいないの?アンティグア(またはグアテマラ)の男性は嫌いか?』、 「へ?そんなことはないけど・・・だって日本に恋人がいるから」、『なんでこっちにいないんだ?』、「・・・??」
こんなやり取りがあちこちであった。 自国に恋人がいたとしても、ステイする先々にも恋人がいても当たり前ってこと?船乗りじゃあるまいし・・・ (停泊の先々に恋人を持つことが多いと聞いている・・・)。
確かに私のまわりの地元人を見てみると、結婚して奥さん子供いるのに公認の恋人を持つ人もいたり、日替わりの恋人を持つ人もいたり。 だいたい、学校の校長はじめ、秘書、先生たちから口説かれ、地元の若者たちに口説かれ、挙句の果てには、 銃を肩にさげて見回り(?)中のポリスに口説かれ・・・職務中にナンパかい?といい加減ツッコミたくなる。
ただ、熱烈アプローチで相手に脈ナシと思った途端、彼らの引き際は見事に早い。 手当たり次第?数打ちゃ当たる?って感じ?その分、こちらも気は楽かも?
しかし、例え彼らに口説かれて好きになったとしても、こんなんじゃぁ 他に恋人がいるんじゃないかとの疑いの眼差しは避けられない気がするなぁ・・・どう思います??
広場 公共洗濯場 サンタ・クララ修道院
私が通っていたスペイン語学校(イクシェル・スパニッシュ・スクール)の斜め前には、 広場がある。向こうに見える黄色い建物が公共洗濯場。その向こうがサンタ・クララ修道院。 公共洗濯場では、地元の人で賑わっている。 なんと衣類だけではなく、子供まで洗える?!クリックすると、一番奥の子供がアップで見れます。カワイイよ! 公共洗濯場の背後には、廃墟となってしまった サンタ・クララ修道院(Convento de Santa Clara)がある。 馬車がよく停まっていた。

教会廃墟
人通りの少ない5a Av.Surを散策中に見つけた教会廃墟。 サン・ホセ教会?中に入れないけど、門前から中を覗ける。
教会廃墟
どこの通りにあったかもわからないけど、同じく教会廃墟。 ぷらぷらと散策するとあちこちで見られる。
漆喰の壁
たぶん4a Av.Surにあった漆喰の壁の建物。 1階の彫刻は人魚がドア脇に施されていてステキだった。ちょうど観光客用馬車が走っている。

巨人たちの家 ぬいぐるみ? 石の車止め?
Casa de los Gigantes(巨人たちの家)」 と書かれているようにドア脇に長身の人形が立つ。 お土産か何か?を売っているお店。 通りを歩いていると、セントバーナード(?)のぬいぐるみ?と思うぐらい かわいくお休み中。そんな狭いところに挟まって寝なくても・・・。 石で出来た車止め?一つ一つに彫刻が施されている。クリックすると彫刻がアップで 見れます。バックのアグア火山がきれいに見える。

レトロな街灯 サン・アグスティン教会
レトロな街灯から葉っぱが生えてる?いい感じ。ここもまた馬車が走っている。 サン・アグスティン教会廃墟内部。天井部分が見事に落ちている。
サン・アグスティン教会 カフェバー「オニスOnis」
現在はサン・アグスティン教会の廃墟一角を利用してカフェバー「オニスOnis」となっている。 地元の友達に連れられて、何回か飲みに来た。1階はカウンターバーがあり、奥にテーブル。 カウンターバーの脇から、人一人が通るような狭い階段を上るとソファーが1セット置いてあるだけの小さな空間があり (右上写真;アルバロとベアトリース)、 そこからガラスの扉を開けるとオープンカフェとなっている。全体的に小ぢんまりした感じだけど、教会廃墟の壁をうまく 利用していて味がある。オープンカフェのところから教会内部が見渡せられる(左写真、左上写真)。
街角 中央公園の噴水
4a Av.Norteから、黄色いワンピースを着た女の子がちょこちょこ歩く後ろ姿がかわいいと思って撮った。 奥の白い建物がカテドラル。 中央公園の噴水。なぜか上半身裸の女性(ふてくされた顔に見えた)の乳房からも水が噴き出している。 アップで見たい方はクリックしてみて。
中央公園
カテドラルから見た中央公園。緑が生い茂り、地元人や旅行者の憩いの場となっている。 よく待合場所になる。

市庁舎 カテドラル 総督府
カテドラルから見た中央公園北側。 2階建ての建物は市庁舎(Municipalidad)武具博物館(Museo de Armas)古書博物館(Museo del Libro Antiguo)も併設されている。 中央公園東側に建つカテドラル。観光馬車が気になって写真撮ってたら、肝心のカテドラル正面の ところが木に隠れてた・・・。 カテドラルから見た中央公園南側。総督府(Policia Nacional)の建物が面している。 1階手前(カテドラル側)にINGUAT(観光案内所)がある。

コロニアル美術館内部 コロニアル美術館外部 コロニアル美術館外部
コロニアル美術館(Museo de Arte Colonial)。 米大陸で4番目に築かれた大学施設、サン・カルロス神学校跡地。見学料Q2だったと思う(ガイドブックにはQ25?)。 コロニアル美術館の外壁。3a Ave.Sur方面。黄色い教会がサン・ペドロ(San Pedro)教会。 その手前の建物が私が通っていたスペイン語学校。 同じくコロニアル美術館の外壁。5a Calle側で、コロニアル美術館入口向かいがカテドラル南側入口となる。 奥の建物が総督府

街角
カテドラル南側入口前の通り (5a Calle)。中央公園方面。
彫刻
コロニアル美術館に隣接していた建物入口上部の彫刻(左写真建物入口の上部)。 神学校跡地の名残?
街角
カテドラル南側入口前の通り (5a Calle)。東方面(中央公園と反対側)。 この通りの突き当たりの角に カサ・ポペノエがある。

屋台
中央公園傍の屋台。
ププサ 焼トウモロコシ
 左側写真は、左の屋台でベアトリースと食べたププサ。 トルティージャの中にチチャロン(豚肉ペースト)とチーズなどを入れて焼いたもの。 上にいろいろのっけて食べる。ドリンクはタマリンドウのジュースだったよーな(左側)? ちょっとどろっとして甘い(実入り)。ププサとドリンクでQ7.5(US$1)。
 右上写真は、左の屋台で男の子が焼いて売っていた焼トウモロコシ。 パナハッチェルの
《 湖周遊編U 》でも グアテマラ式焼トウモロコシの食べ方を書いたけど、簡単に。 「お皿代わりにトウモロコシの皮を使い、焼いたトウモロコシをのせて、 それに、半分に切ったレモン(ライムのように小ぶりなレモン)の切り口に塩を付けたものがついてくる。 塩の付いたレモンを焼トウモロコシにぎゅっぎゅって押し付けながらすり込んでいく。」 ”塩レモン”味ってとこ。これでQ3(50円ぐらい)。


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