アンティグア近郊のプランテーション見学は、マカダミアとコーヒーだった。
マカダミアプランテーション見学のときは、
別事情で行けなかったけど、参加したムリヘルの話によると、
プランテーションでマカダミアが試食できなくて残念だったと言うこと。
なんか農場や工場見学って、ふつう、そこの産物または商品を売り込むため、試食は付きものだと私も思っていたけど、
収益(観光)目的の見学とは違っていたらしい。日本で言う、まさに”社会見学”ってとこ?
コーヒープランテーション見学のときは、参加者が10名ほどいたかな?
この日の案内は学校秘書(?)のホセと彼の公認の恋人クリスチーナ(ベアトリースの妹)。
午後2時に学校集合で、費用Q15(約US$2)を払う。これは往復のバス代と見学料(?)込み。
学校から、みんなで街の西端のバスターミナルまでぞろぞろ歩いていく。
私は仲良しのクリスチーナとホセとアメリカから来ていたミュージシャンのバルボア
と相変わらずワイワイ言いながら歩いていた。
バスに乗って、アンティグアから南西へ約5kmのところにある村シウダード・ビエハ(Ciudad Vieja)へ
向かう。街中へ入る手前ぐらいだと思うけど、バスを降りると、門があり、そこを入っていく。
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「FINCA BELLA VISTA (フィンカ・ベジャ・ビスタ)」と書かれてあるコーヒープランテーション入口。
日本語で言うならば「農場・美しい眺め」ってとこ? |
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門をくぐれば、こういう景色・・・
どこまで続くの?どこまで歩くの?ってな感じの、言わばコーヒー街道? |
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これがコーヒーの実。この中にあのコーヒー豆が潜んでいる? |
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農場を思わせるような風車?なんかいい感じと思って撮ったんだけど・・・。 |
このコーヒー街道?を歩いてすぐぐらいに、脇の木々の中では、小さい子供から大人までが働いていた。
どっちかっていうと、子供が大半。ボロボロの服を着た男の子や女の子たちが何か一生懸命働いていた。
家庭が貧しいゆえに働いているのだろうけど、学校へは行かせてもらえてるのだろうか・・・?
延々歩いてやっと、建物が見えてきた。そこで農場案内の人(主人?)が来るまでちょっと休憩していると、
そこからあちこちにのびている脇道のひとつから、子供たちがやってきていた。
1本の長い枝を二人で持ってきているんだけど、よく見ると一人の男の子は子犬を片手で抱えていた。
また、その子犬も大人しくて、ぬいぐるみみたいにジッとしててかわいかった。
「いやーカワイイ!」ってカメラを向けると、その男の子はニッコリ。
と、
もう一人の小さい男の子は、破れたズボンに裸足・・・。ツ・ツライなぁ・・・。(左写真;拡大してみて!)
ここに支払う見学料が、こんな小さくして黙々と働く子供たちにも還元されるのならいいんだけど・・・
そしたら、もっとお金出しても全然かまわないよね?
農場案内の人が来て、建物の裏の広場へと案内する。セメントで固められただだったぴろい敷地の周りに溝があり、
昔はこの溝をコーヒーの実が通っていたらしい。で、だだっぴろい敷地に広げられ、天日にさらして乾燥していたらしい。
今もそうしてる?
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建物内の狭い階段を上ると、セメントで作られた囲いの中のあちこちに乾燥したコーヒーの豆(種?)が
入っていた。ホセたちが豆を口に入れているのを見て、もちろん私も一粒取って食べてみる。
味はなくて、炒った大豆よりちょっと固めの歯ごたえ。 |
上から直接豆が落ちてきて、袋に詰められる。
計量される前の開いた袋の中から、クリスチーナがしれっと豆をすくっては、私のポケットやバックの中に入れていく。
おぉい!こらっ!と言いながらも、これまたしれっと記念に持って帰ってきた私です。 |
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説明受けて、なるほどと思って撮った写真なのに・・・なんだったっけ?
それぞれ名前が付いていたんだけど・・・? |
袋詰めにされたコーヒー豆の山。ここでどのくらい寝かせるのかな? |
左は出荷される前の山積みされたコーヒー豆の袋。グアテマラコーヒーは有名だけど、実は、グアテマラは生産だけ。
豆を炒って商品にするのは、ドイツ。そう、この山積みされた袋はドイツに出荷されるもの。
グアテマラのお土産屋さんで売られているグアテマラコーヒーは、ドイツで商品化したものを逆輸入して売っているって感じ?
それって、グアテマラ産ドイツコーヒーってことだよね?・・・なんてことを考えたりして・・・。
グアテマラのスペイン語学校他で「なんかドイツ人が多くない?」って気がしてたのは、
昔からドイツ人がグアテマラのいろいろな産業に関わっていたようで、
ドイツ人にとっても中南米では馴染みやすい国なのだろう。
うーむ、それにしても、コーヒープランテーションでコーヒー飲めるかと思ったけど、
飲めるどころかコーヒーの炒りたての香りも味わえないなんて・・・。
やっぱり、”社会見学”なんだよね?
他の人たちも「ここでコーヒーは買えないの?」と聞いていた。事務所に置いてあったのはあったけど、
800g〜1kgぐらい入ってそうな立派な麻袋に包まれた高級そうなものだけ。
クリスチーナが私の耳元で「ここのは高いわよ。店で買った方がいいよ。」と言ってきた。ふむふむ、そーか・・・
確かに地元の人たちが、買いにくるようなところじゃないし、たまに来る外国人向けだったら、それなりの値段のものだよね。
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事務所前で休んでいた「ラテンの女性みたいに(?)アイラインがきついぞ!」って言いたくなる犬。
なんとなくカメラに収めておこうと撮った写真。 |
左の犬を撮ったあと、ふと横を見たら、なんかいじけたようにこちらをちらっと見ていた犬。
「いやーごめんごめん!」ってな感じでなぜか謝りながら、この犬も撮ってあげた・・・。 |
と、「僕も撮って!」と言ってきたのは、アメリカから来たミュージシャンの
バルボア。
学校の女性陣から、変な人と敬遠されるくらい妙に変なヤツだったけど、なぜか仲良くしてたなぁ。 |
それから再び、延々とコーヒー街道を歩いて、やっと門にたどり着いた。
みんな歩き疲れたのか?門のところに座り込んで、帰りのバスを待った。だいたい10分おきぐらいにバスが通っているようで、
そんなに待たなくていいのは有難い。
再びバスに乗り、アンティグアのバスターミナルで降りて、解散。
ちなみに私は解散後、バスターミナルのある市場で靴下Q5(80円ぐらい?)を買って帰った。
この見学で、グアテマラの出来立てコーヒーというものは、グアテマラでは飲めないものだと言うのがわかったし、
コーヒー豆となる炒る前の豆を食べれたのは貴重な経験かな?
持って帰ってきた豆(クリスチーナが私のポケットやバックの中へ投げ込んだもの)を
自分で炒ってみたらどうなんだろう?なんてふと思ったりして・・・。
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