【廃墟マニヤ File065】

D髏塔(愛知県)

(その2)

外観

所在地は判明したものの、なんだかんだで結局現地を訪れることができたのは、その年の9月となってからでした。

問題の建物は、住宅がすぐ目の前まで迫ってきており、到底怪しい宗教団体や秘密結社が闇の儀式を行っていたとは思えないような場所にありました。

 

塔

敷地内に生い茂った樹木に邪魔されて全体を見わたすことはできませんが、どうやら四角錐の上部をスパッと切り落とした四層構造のタワーになっているようです。

まあ、良く言えばマヤのピラミッドをスマートにしたような感じと言えるかもしれません。

 

狛犬

郊外の廃墟にありがちなことに、ゴミの不法投棄場所とされている様子です。とはいえ写真の狛犬っぽいものは、最初からこの「D髏塔」の所属物だったのではないでしょうか。

 

横からの眺め

実はここまでの写真、後で明るくなってから撮ったもので、到着したときはまだ夜明け前の真っ暗な時刻でした。

人目のない時間帯にこっそりお邪魔する目論みだったのですが、なんと犬の散歩をさせている早起きおばさんグループが近くでずーーーっと立ち話をしているじゃありませんか。

こんな時間だとウロウロしているだけで不審者扱い間違い無しなので、見つからないようこっそり建物の裏側に回りこむことにします。

 

ヤブとゴミ

……これはなかなか音を立てずに建物に接近するのが難しそうですね。

 

塔

茂った草木やゴミなどを苦労してかき分け、なんとか塔の基部に取り付きました。大量のヤブ蚊が久々の獲物だとばかりに群がってきて、一応虫除けスプレーを塗っておいたものの、この時点でもう服の上から全身を無茶苦茶刺されています!

ヤブ蚊を追い払いつつ建物を見上げてみると、外壁に何やらカラフルな壁画らしきものの痕跡を発見! 経年劣化で色が剥げ落ちてしまったようで、何の絵が描かれていたのかはわかりません。

 

1階開口部

どうやら入口はこの1か所しかないようです。

 

1階内部

中を覗き込んでみるとご覧の通りガラクタの山で、奥へ進むことすら困難な有様。1階はこの出入口以外に窓もなく真っ暗です。

 

ナンバープレート

いろいろ乗り越えて無理矢理進むと、なぜか数種類のナンバープレートが落ちていました。これらが何やら「犯罪の香り」といった噂の元となったようです。まあ実際のところはよくわかりませんね。

 

……と、写真を撮っていたところ、突然外からトタン板を踏む音が聞こえてきました! 結構この建物のすぐ近くのようです! 遅いかもしれないけれど、あわててライトを消し息をひそめました。

しばらく我慢していると、なんと姿を現したのは大きな猫! どうやら先ほどの音は、この猫がトタン板の上に飛び降りたときのものだったようです。あせった〜。


(続く)


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