【廃墟マニヤ File044】
Y納水力発電所(埼玉県)
(その2)
強い北風が吹いて寒い冬のある日、埼玉県最古の水力発電所の建物が残っているというあたりにやってきました。いつものごとく、正確な場所は知らずに訪れたのですが、今回は川岸にあるので簡単に発見できるだろうとタカをくくっていたところ、それらしい建物はまったく見あたりません。写真の赤い橋の上から川の上流、下流を眺めても発見できず、地元の人を探して聞いてみようかと思い始めた頃……
何気なく横にある沢を覗き込んだら、なんかそれらしい建物が見えるじゃないですか! 灯台もと暗しとはまさにこのことでしょうか。
半分薮と化した急斜面の小径を見つけ、下っていくことにします。
途中いかにも水に関係する施設っぽいものがあったので(ただの水道管のようですが)写真を撮ってみました。
ハンドルがちょっといい雰囲気ですね。
建屋の全体が見えてきました。
風にあおられて換気扇がものすごい勢いで回っています(この写真はファンの形を撮るため、止まった瞬間を狙ったものですけど……)。動画も撮ってみましたが、とくに面白くないのでアップするのはやめておきます。
ようやく下まで降りてきました。上流側の正面の姿です。木が育ってしまってうまく撮れませんね。
(別カット[533×800pixel]を見たい方はここをクリック!)
向かって右、河川側の木造部分。風で白いカーテン(?)がふくらんで、夜なら肝試しフリークたち大好物の心霊伝説がまた一つ生まれたことでしょう。
意外にも崖側のほうが傷みが激しいようです。かえって湿気が抜けないのかもしれません。
(続く)
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