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CBR750メンテ日記 重整備編 その9
ついにエンジン始動の日を迎えた

@ エンジンをおろす A エンジンを分解 B 部品を注文
C 組み立て開始. D ほぼ完成 E 搭載開始 F 続きと周辺メンテ
G さらに続きの作業 H エンジン始動! I 仮復活

キャブの整備 今日の作業でないのですがキャブについて.
写真は3番,4番気筒でボアの上に4連のキャブを串刺しにした棒が横にあります.これがチョーク(ファーストアイドルバルブ)を 操作するためのロッドで3番の上にあるレバーがケーブルで引かれると棒が左にスライドしてバルブを開きます.
キャブをつなげている部品はエンジン側がダイヤフラムカバーの上にある鉄板をプレスした部品で, エアクリーナー側は下にあり,1キャブあたり4本のビスで締め付けています.
最初,あまり考えずに前と後ろを交互に締めたところ,ロッドの動きが渋くバルブ開から戻らない時があり.
結局エンジン側のビス(大きいビス)をチョークのロッドの動きを確認しながら調整して締めた後, クリーナー側を締めるのが正解のようです.おかげで動きが快調.
がっかり キャブを取り付ける作業に取り掛かる. エアクリーナーのケースをフレームの間に押し込み,スロットルケーブルを掛けてエンジンとエアクリーナーの間に置き, キャブをエンジンのポートにぐりぐり押し込む.次はエアクリーナーをキャブにはめ込む.
あれ,あれれ,あれ?合わないなあ.
今回,ためしに1000のエアクリーナーを買ってみたのですが,これが原因.何度も形をみて違いが無いと思い込んでいたのですが, ファンネルの高さが違ったのです.考えてみれば当たり前.750と1000でストロークアップで排気量を増やしているはず. シリンダーの高さが違うのでキャブの位置も高いのです.全体の型はいっしょで,ファンネルが付く部分の型を取り替えて 作り分けしたのでしょう.これで 1000に電動ポンプを使った理由をまたひとつ納得.
がっかりしてもしょうがないので元のちょっと壊してしまったエアクリーナーケースを補修して取り付け. 燃料系のチューブも古くなって固くなり,以前のメンテで傷をつけていたので交換. このチューブの取り付けが結構大変.力がいる.もう一度エアクリーナーケースを交換することを考えると ちょっと気が萎えるがエンジンをかけて見たいし,がんばって組み立てる.
新品チューブは気持がいいなあ.ついでに燃料の負圧コックも分解.2年ほど前にダイヤフラム破れで交換したので まだきれいです.このコックの大気側の出入り口にもほこりを吸いにくいようにチューブを追加してあります. 前のコックには砥の粉のような物がいっぱい入り込んでいたので対策になるかな,と.
タンクのつっかい棒 さて,タンクも取り付け,バッテリーを置いて,車のバッテリーからブースターケーブルで接続.
燃料コックを開き,さあ,エンジンをかけよう.昨日スタータは回したのだがドキドキ.
まだキャブに燃料は来ていないだろうけどスタータを回しチョークを操作するとちょっとエンジン始動,すぐにストール.
再度,チョークを引いてスターターを回すと,今度は始動に成功.ちゃんと回る.ちょっとかたかた音がするような?
エンジンが温まると煙が出てきた.エキゾーストの周りとかあちこちに付いたオイルが燃えている.
ともかくエンジン回ったぞ,と.うれしいような,当然のような.
異音がしたり,まして回らなかったりしたら本当にがっかりだしね.まずはめでたしめでたし.
今日のメータ しばらくエンジンを回したのち,停止.オイル量の確認.4Lちょうど入れてゲージの半分くらい.次のオイル交換は早めに.
オイル漏れや水漏れの確認.オイルが1滴床に垂れていたが,外側についたオイルがエンジンの暖機で流れて落ちたものと思う. 特に漏れている個所は無いようである.水も大丈夫かな?(あんまり温度を上げていないので圧力が低いだろう.)
あとは片付け片付け.まだまだ完成までは長い.エンジンがかかった時のオドメータ.
再始動も快調.スタータの回り方も快調.

次の作業
15 Feb.2004

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