ついにスタータクラッチの交換に取り組む @エンジンを降ろす 次の日の作業 |
スタータクラッチのすべりはだんだんひどくなり,冬場に始動するのはかなり厳しくなってきました.
押掛けにも疲れました.ツーリング中の荷物が多い時はへたなので押し掛けができません. よって,ついに懸案の作業に取り組みます. 今回は,作業場所を間借りさせてもらえたので,楽な環境で重整備に取り組みます. サイドのカウルやカバー類を外して,洗車をします.といっても高圧洗車機で水をガンガンかける. チェーン廻りの汚れはチェーンクリーナーをかけておいて,いっしょに洗車機で飛ばします. | |
あとは部品を外してゆきます.タンクをはずし,配線/クーラントのチューブ類を外してゆきます. チェーンカバーを外してスプロケットをちょっと無理やり前に引き出す. チェーンの緩み分でリヤアクスルを緩めずにはずれました. 前回サボって中古品を使った前のスプロケ.チェーンも伸び気味なので当たりがきつくなったのでしょう. かなり減っています.後もう少し使うと,山が無くなり,飛び越え始めます. | |
見難いと思いますが,スプロケが付くシャフト.スプラインの幅が半分に削れています.
フレッティング磨耗なので防ぐのは難しい.今回のメンテでこのシャフトも交換の予定です. チェーンの周りはグリスとほこりが混ざって壮絶な状況. あまり見たくありませんが今回は汚れをちゃんと落とさないと. 下の方の濡れた感じは,洗浄液などです. キャブを外します.キャブをはず時はエアクリーナケースのボルトを外して,キャブ前後のバンドを緩め, まずはエアクリーナを後ろにずらし,そのあとキャブ後ろ側(空気入り口側)を上下にゆすってエンジンから外す. そうやってキャブを外すとエアクリーナケースも出てきます. | |
エアクリーナーケースを外す時に下側のチューブ取り付け部を折ってしまった.この機会に1000cc用を買ってみようか?
この後でエンジンを取り付けているボルト類を緩めていきます.エンジン前側のボルト/ナットが緩まず苦労. エンジンの下に台を置き,車体を持ち上げてエンジンを外す技に挑戦したのですが, 後ろ側のエンジンとフレームを組み合わせるボルトを通す部分が干渉してなかなか分離してくれません. しばらく悪戦苦闘するのですが,いろいろやってどうにかエンジンを降ろせました.今回は Spirit of TypeRさんの協力の賜物です. | |
そうやってエンジンが下りたのでさらに便利な作業台の上にエンジンをすえつけます.
まずは全体のほこりや汚れをワイヤーブラシとかでゴシゴシ落し,
チェーン周りの泥(堆積物)をはがし,水関連のパイプを外して掃除したりします. このあと,クランクケースを割ってスタータクラッチにたどり着く予定です. オイルパンの内側がどうなっているか期待です. エンジンやタンクが無い骨だけのCBRは下の写真のようです. |