メインは「碓氷峠鉄道文化むら」です。 色々な車両が楽しめるところです。 尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2021年5月15日 朝の横川駅。 早朝の横川駅に到着しました。 11月下旬の群馬・長野県境近く。 寒いかなと思っていたのですが、この時期にしては季節外れの暖かさと言うことで、コートの要らない朝の横川です。 昨日の業務も無事終わり、本日から3連休。 新型コロナ第3波の様相で先日から再び「自粛」が求められつつありますが、相反するGoToトラベル政策。 「密」を避けつつ注意しつつ、1日だけ出張ついでのミニ旅行を楽しむことにします。 JRバス。 本日のそもそもの目的は、ここ横川駅に隣接する「碓氷峠鉄道文化むら」の訪問。 2度目です。 ですが、本日中に倉敷市内まで帰るにしても、それだけでは時間に余裕がある。 と言うか、この時刻じゃまだ文化むら、開館していないぞ。 と言うことで、ちょっとだけ足を伸ばして、県境を越えて軽井沢の駅前を拝んでくることにします。 しかしながら以前は信越本線で一駅だった横川〜軽井沢間。 北陸新幹線の長野開業に伴いこの区間の在来線は廃止されてしまいました。 で、本日はバスの旅です。 岩山。 横川駅の風景と言えば、電気機関車群と峠の釜めし食堂、そしてこの岩山でした。 本日は「釜めし」ば抜きですが、妙義山として連なる奇岩の尾根というか峰々。 その一角のような姿は高くないながらも目を引きます。 ちょうど鮮やかな紅葉もそろそろ終わりかな、と言う感じの横川駅前でした。 矢の沢橋。 現在の横川駅のちょうど終点。 そのすぐ先、小さな矢の沢川に架かる矢の沢橋です。 かつては信越本線と機関区の線路が伸びていたわけで、現在は車道になっている橋ですが昔のレールがそのまま埋め込まれています。 見たところ普通の道路橋なのですが、鉄橋をどのように改造したのでしょうか。 欄干。 矢の沢橋の欄干。 車両のスポーク車輪をイメージしたデザインです。 この短い橋の両側の欄干のためだけに鋳型を起こしたの?と言いたくなるような一品ですが、他の場所でも見られるのでしょうか。 埋め込まれたレール。 ポイント部分もそのままです。 バス停標識。 さて、JR横川駅舎を出て左へ進むこと少々。 矢の沢川を渡った所にある一角が、JRバスの乗り場です。 早速乗車位置の標識で時刻の確認。 1日8便ある軽井沢行きですが、その大部分は碓氷バイパス経由のノンストップ便。 1便だけ旧道を通り熊野平などに停車する便があります。 が、これは季節運行で、本日は全便バイパス経由です。 旧道経由の便、実は昨日までは運行されていたのでした。 見たところ、旧道経由は休日を意識した運行のようですが、夏休みははずしてありますし、本日から3連休なのに昨日までって??? と、パッと見色々謎の運行日ではあります。 で、本日は8時10分発の便に乗車することにします。 バス。 さて、バスですが。 向こうの駐車場に1台、ツバメマークのバスが停まっています。 団体客でもないだろうし、おそらくあれが次の軽井沢行きかと思われます。 それほど無茶苦茶寒いわけではありませんが、少し早めに入って乗車させてほしい気はします。 別のバス。 ところが。 早く動き出さないかとバス乗り場で待っていると、思いがけず別のツバメマークのバスが場内に入って来ました。 そしてそのまま、駐車場のバスの隣に並びます。 一体どちらが次の軽井沢行きなのでしょうか。 そして、このタイミングで到着した訳は? 到着。 そうしているうちに、一方のバスが駐車場を出て、そのままさほど広くないロータリーを回り、乗車位置にやって来ました。 最初から駐車場にいたやつです。 それなら気を持たせず、もうちょっと早く入場して欲しかった。 そして、もう1台は? 車内から。 横川駅で列車を降りてから1番に荷物を並ばせていたため、バスへの乗車は1番目です。 左側前から2番目の座席を確保。 一番前は、窓位置の関係で側面の眺めがあまり良くありませんし、右側の席だと、運転席との間にコロナ防止のビニールシートが視界の邪魔をしています。 それはともかく、乗客が予想外に多い。 この便に接続する列車が到着後、一気に列が伸びました。 で、結局座席が満員で最後の1名が「補助席」に。 4列シートに満席ですから、結構「密」です。 大丈夫か?コロナ対策。 で、もう1台のバスは、乗務員の会話によると「これ以上乗客が増えたら出そうと思っていたけど・・・」「ギリギリ乗れたから・・・」と言うことのようです。 そして、「次の便は2台いるかも」だそうです。 それほど混むのか? 横軽間のJRバス。 高速道。 で、いささか不安な満員状態で発車。 バスは碓氷バイパスを、ひたすら登り続けます。 発車後まもなくくぐったのは上信越自動車道。 あまりに高さに差があるため、「下をくぐった」という印象では全くありません。 山の中で突然現れると、「こんな所にまで高速道路が」と言う気はします。 バスの窓から。 碓氷バイパスは、新道の「バイパス」ではありながら、その高低差のために横川から軽井沢にほど近い県境付近まで、ひたすら急な登り勾配とカーブが続きます。 出発時は谷間と言う感じだった風景は、走るほどに高い所に登っていた、という眺めに変わります。 もっとも、木の枝が邪魔になり、カメラに収めると肉眼で見ているほどにはすっきりした眺めではありません。 県境サミット。 横川からひたすら登り勾配を走ってきたバス。 登坂車線区間を抜け、県境を越えて長野県に入るところで、ようやく上りの坂道は終わりです。 このバス。 一般の路線バスではありますが、横川と軽井沢両駅間をノンストップで結びます。 途中では横川〜軽井沢間の鉄道や沿線風景、軽井沢の歴史などのテープアナウンスも。 浅間山方面。 アナウンスによれば、県境を越えると浅間山が視界に入って来る、とのこと。 確かにその通りではありましたが、これまた道路際の木々に視界を妨げられ、「これが浅間山だ」というスッキリした写真は撮れませんでした。 ちょっと残念。 軽井沢到着。 さて、バスは定刻にJR軽井沢駅に到着。 ノンストップのこの便は「運賃前払い方式」のため、満員の乗客も比較的スムーズに下車します。 この後駅周辺の様子を眺めて、何か面白そうなものがあれば、折返しを1便見送り11時25分の便で、何もなければ、おそらくはこのバスの折返し、9時20分の便で、再び横川に折り返すことにします。 駅前バス乗り場のうち一番外れ、と言う感じの、JRバス乗降場でした。 スキー場。 軽井沢。 今回は旧軽井沢など観光地に深入りするつもりはありません。 JR軽井沢駅周辺で、信越本線廃止関連のものとか「しなの鉄道」関連施設とか、そのほか面白そうなものがあれば眺めて見ようと言う企画です。 とりあえず橋上構造の駅を通り抜けて南口へ。 さすがにリゾート地軽井沢。 人工降雪機ではあるでしょうが、スキー場が開業しています。 まだ11月なのですが。 上り方面。 上り方、高崎方面を眺めて見ます。 「横川方面」と言いたいところですが、信越本線時代とは異なり北陸新幹線は横川を通りません。 新幹線のホームの上に橋上の駅舎がある、全国でも少数派の珍しい構造ではあります。 長野方面。 ほぼ同じ場所から、下り方長野方面を眺めます。 バスからよく見えなかった浅間山ですが、残念ながらここからではちょっと陰になってしまいます。 このまま列車で長野方面に向かえば、裾野に向けて柔らかな曲線を描く浅間山が眺められるはずなのですが。 あさま発車。 ちょうど長野行きの「あさま」が発車して行きました。 時刻表を見ると、結構多くの列車がここ軽井沢に停車します。 本日は3連休の初日。 かなりの観光客で賑わうことと思われます。 新幹線改札口。 新幹線の改札口。 先程着いた列車の乗客でしょうか。 かなり多くの、どう見ても観光客風のお客が大勢出てきます。 一旦収まりかけた新型コロナですが、ここに来て再び感染が増大傾向。 改めて注意が呼びかけられています。 しかしそれとは裏腹に、GOTOトラベルでの旅行客も多数。 後の報道によれば、各地が非常に多数の観光客で賑わった、この3連休初日ではありました。 黄色いやつ。 橋上駅から、しなの鉄道ホームの一番端の方を見下ろすと。 なんか見慣れない「黄色いやつ」がいます。 まるでJR西日本の電車のようですが、「元」は明らかに急行形のようです。 そして、サイドにはなにやらロゴと、「169」の文字が。 正体は、どうやらそういうことのようです。 営業前?。 反対側からも眺めてはみましたが。 折角観光地にあるのに、何やら一番陰でうらぶれた感じがします。 周囲の施設に人がいる気配もありません。 もしかしたら、まだ朝早いせいでしょうか。 決して嫌いではない、むしろ大好きな車種ではあるのですが、バスを1本2時間以上遅らせてまでゆっくり眺める程でもないな、という感じではありました。 軽井沢駅北口。 駅北側、と言うかこちらが観光地に続く表側。 橋上駅から続くプロムナードには結構な観光客が居て、この駅をバックに写真を撮っています。 このアングルではそれっぽくは見えませんが、フレームをわずかに外れたところでは、右やかな世界が広がっていました。 しなの鉄道。 さて、北陸新幹線開業と同時にJR東日本から切り離された信越本線。 現在は第3セクター「しなの鉄道」です。 この軽井沢駅は新幹線と接続する始発駅ですので、乗降客も多いかなと思ったのですが、そうでもないようです。 新幹線と比べるとちょっと地味な感じの、鉄道案内です。 改札口。 しなの鉄道の改札口です。 広めの新幹線改札口と比べると、何だか狭い路地と言った感じの改札口です。 次の列車は、妙高高原まで向かう快速列車なのですが、乗客はさほど多くないのでしょうか。 それとも、長野方面へ向かうお客はわざわざここで乗り継がず、もっと先まで新幹線で行ってしまう? 新幹線ホーム。 で、駅舎からさほど離れない範囲で周辺を見回してみましたが、あまり面白そうなものが無さそう。 もちろんここで「面白そう」というのは、鉄道に関係した、という条件付きではあります。 予定通り、次のバスで横川に折り返すことにして、先ほどのバス停までやって来ました。 ホームには東京行きの上り「あさま」が停車中です。 乗車の列。 向こうのバス乗り場ホーム。 流石に人気の観光地だけあって、バスを待つ人の列が多数です。 写真では結構まばらに見えますが、次々にお客が増えて、「乗れるのか?」という感じさえします。 さすがに行楽シーズンかつ東京から近い一大観光地だけあります。 JRバス乗り場。 一方こちらのJRバスの乗り場。 往路とは打って変わって、今のところお客は僅少です。 ま、3連休の初日のこと。 この時刻に軽井沢を出てバスで横川に向かおうお客が多いとは、そもそも思えません。 駅周辺を歩き回って少し時間がたってから戻って来たのですが、乗り場にはまだ先客の待ち客一人居ただけでした。 バス時刻表。 横川行きのバス時刻表です。 軽井沢発も、熊野平ほかに停車する旧道経由の便は1便だけ。 そして本日は運行日ではありません。 寂しい気もしますが、横川〜軽井沢間。 かつては特急が30分〜1時間おきに停まっていたとは言え、それは勾配での補助役の機関車を転結開放するため。 当時でも横軽間を直通する普通列車は僅少でした。 しなの鉄道ホーム。 バス停側から眺めた、しなの鉄道のホーム。 かつては上野と長野方面を結ぶ列車が発着したホームも、現在では上り方は終点です。 向こう側の新幹線ホームと違い、どこかうら寂しい感じが漂います。 新幹線ホームより一段低い位置にあるせいでしょうか。 行き止まり。 そして末端部分。 ここで線路は完全に途切れ、横川側は駐車場になっていました。 もしかしたらこのあたりに何か面白い「遺構」でもあるんじゃないかと思っていましたが、それも無さそうです。 もちろんもっと先まで行けば、立派な廃線跡??もある訳ですが、本日はここまで。 この後は、横川に向けて復路バスの旅です。 バス到着。 さて、バスの折返し時間は35分ばかり。 かなりありますが、かと言って他の運用に就くほどの時間がある訳でもない。 そのまま乗り場に居るのかと思っていましたが、「駅周辺の徘徊」から戻った時には姿なし。 発車の少し前になって、往路と同じ車がやって来ました。 そのまま場内で待機していれば良さそうだしご苦労なことではあります。 しかしこの方が「乗務員の休憩」には良いのかな? 発車。 横川に向け定刻発車です。 往路は側面車窓を重視して前から2列目に座りましたが、今回は最前列に陣取ります。 側面の車窓視界は劣りますが、往路の教訓によると、車内から写真を撮るには、正面の方が都合が良さそうです。 バスはプロムナードの下を通り、駅前通りに出ます。 駅前を抜け。 プロムナードの下を抜けて、短い駅前通りを抜けて、この後西に左折します。 往路は満員御礼のJRバス。 しかし復路の横川行きは、後からやって来たお客を入れてもほんの数名です。 今度は「ガラガラ」と言った感じの、会話も聞こえない車内でした。 大通り。 碓氷バイパスの軽井沢側。 軽井沢駅、と言うか旧信越本線からはかなり南にそれていますので、バスは暫く広い道路を南に向かいます。 往路の車内では到着前に聞いた、軽井沢の歴史についての説明テープが、今度は最初に流れます。 路線バスではありますが、何か観光バスに乗っているような気分でもあります。 バイパスへ。 大通りを進むと碓氷バイパス。 右に進むと長野方面で、これからバスが向かう左に進むと横川方面です。 そしてそのまままっすぐ進むと、上信越道の軽井沢IC。 勾配はありますが、広い道路で快適な旅ではあります。 上り勾配。 さて、鉄道だと新幹線にしても旧信越本線にしても下りっぱなしになる軽井沢から東側。 ですが、道路は軽い峠越え。 碓氷バイパスに入ると、一旦は登坂車線もある登り勾配に掛かります。 軽井沢から横川に向けて勾配を登るというのは妙な感覚ではありますが、トンネルを抜ける鉄道と違い、道路は地形に忠実に、と言うことのようです。 県境。 軽井沢から横川に向けて、意外とも思えるいささか急な登り勾配を少し走った後は、頂上部の県境を越えてバスは再び長野県から群馬県に入ります。 この後は逆に急な下り勾配。 そしてこのバスの終点横川まで途切れることなく、延々と続きます。 妙義山方面。 さて、先頭部に座ったのは、主に高原的風景、特に独特の山容を持つ妙義山系の写真を撮りたかったのですが。 結局肉眼で眺められるほどではなく、と言うより肉眼でうまく邪魔物が取り除かれて脳内に投影される風景とは異なり、目に映る忠実な風景しかカメラで再現されません。 と言うより、タイミング逃しっぱなしだった訳ではありますが。 高速道。 急な連続下り勾配を、それでも順調に下ってきて、周囲の風景は次第に「谷の底近く」的に変わって来ました。 横川に到着するやや手前、例の高速道路のコンクリート橋。 こちらの道路とはかなりの高低差です。 高速道路もかなりの勾配でかつ迂回してはいるのですが、流石にヘアピンカーブを下るバイパスと違い、なかなか下りきれないようです。 間もなく到着。 下り勾配がやや緩くなり、周囲に家屋が見られるようになると、間もなく終点横川です。 バスの利便性からすると、このまま先まで進んだ方が高いのでしょうが、あくまで「JR廃止廃線区間の代替バス」ですので、ここが終点。 ここから先はJRの列車に接続です。 しかし本日は、ここ横川、左の「文化むら」で少し時間を費やすことにします。 到着。 降車場に到着しました。 横川駅前のロータリーで、駅舎入口に一番近い場所です。 但しここは、駅舎正面の駅前広場ではありません。 横川駅の駅前スペースは狭く、大型バスの進入や回転は困難。 と言うことで、現在は駅舎前より数10メートル離れた場所が、駐車場とロータリー、バス乗り場となっています。 ちょうどこの正面の小さな橋を渡り少し進んだ先が、駅舎正面となります。 バス。 さて、往復に乗車したバス。 同じ車体の折返しですが、大型のバスです。 路線バスですが、途中ノンストップで走りますので、乗降口が前方に1か所だけの長距離タイプです。 そして、やはりこの路線専用の車両と言うことで、運行表示も写真のような感じでした。 2台のバス。 駅前のロータリー。 JR横川駅への接続口付近から眺めるとこんな感じ。 現在停車しているのが降車場。 下車すると駅正面に一番近い場所になりますので、利用者の利便性を考えています。 そして、乗車口は向こう側の白線四角の所です。 もちろんこのままでは回転できませんから一度バックしてから移動する訳です。 ワンマン運転になってから、路線バスがバックする姿、あまり見なくなりました。 専用。 横川〜軽井沢間のバス。 表示方法でもわかるように、運行ごとに路線や行先が変わる訳ではなく、この区間専用に充当されているようです。 横のやつ。 何となく列車の「サボ」っぽいですね。 駐車場。 横川駅横の旧線路跡にある駐車場。 手前の道路部分には、昔の線路がそのまま埋め込まれています。 で、駐車場ですが。 早朝到着時はガラガラだったのですが、今は結構埋まっています。 すでに「鉄道文化むら」が営業している時刻です。 列車到着。 高崎方面から次の列車が到着です。 朝一番の便は4両編成でしたが、こちらは長い編成です。 この列車も軽井沢行きのJRバスに接続しています。 3連休初日。 朝のバスも満員でしたが、今度の便では待機中の2台目も続行運転されるのでしょうか。 バス乗客。 列車が到着し、乗客がパラパラとやって来ます。 思ったほど多くの乗客ではありません。 しかも、そのまま「文化むら」方面に向かうお客が多く、途中で分かれて軽井沢行きのバス停にやって来るお客が思いのほか多くありあません。 高崎市内発ならともかく、都内などやや遠くからやって来るならこの列車からバスへの乗り継ぎが時間的に便利かと思ったのですが。 待機中。 と言うことで、朝早くから待機のままのもう1台のバス。 この便でも出番が無さそうな感じで、動き出す気配がありません。 早朝の乗務員の会話から、もっと多くの乗客が押し寄せるかと思っていたのですが。 1台で発車。 結局次の軽井沢行きの便。 1台だけで余裕の乗客を乗せて出発となりました。 考えてみれば、高崎方面から(もちろん東京方面からも)軽井沢に行くには断然新幹線が便利な訳で、在来線からバスに乗り換えて行く必然性はありません。 とすると、朝の便の混雑は一体何だったのでしょう。 それにバス自体、予備車を準備していたのはどんな乗客に備えていたのでしょうか。 発車見送り。 で、構内を出て国道を軽井沢に向かうバスです。 さて、これをに送った後は、本日の本来の目的。 この隣にある、碓氷鉄道文化むらに入場することにします。前回訪れた時は雨上がりと言う感じでしたが、本日は良いお天気です。 文化むらから。 碓氷鉄道文化むら。 大混雑と言う訳ではありませんが、そこそこお客が入っています。 見ていると、鉄道で訪れると言うよりは、クルマでやって来る子供連れの家族が多いかなと言う感じ。 長い列はないにしても、入場券売り場には常時数名が並んでいる感じではあります。 ゲートを入場した後に駅方面を振り返ると、こんな感じでした。 あさまとラックレール。 前回訪問時も似たような写真を載せていると思いますが、国鉄色の189系「あさま」と、旧線のラックレール。 もちろん時代的にこんな組合せはありませんが、「横軽」を代表する2つのアイテムではあります。 テール、点灯? そのまま真っ直ぐ進む前に。 ちょっと横にそれて、こちらも「横軽」の主役、EF63型電機を眺めます。 勇ましいスタイルです。 それはいいのですが。 よく見ると、テールランプが点灯しています。 前回訪問時には見られなかった風景が今回は見られそうな予感。 楽しみです。 立ち入り禁止? 「あさま」の前に敷設された、ラックレール付きの線路。 前回と異なるのは、何やらトラ紐で「立ち入り禁止」の柵が設置されています。 ビジュアル的にはあまり嬉しくありませんが、色々と「問題」もあったのでしょうか。 シミュレータ。 大きな看板。 こんなものがあるようです。 今回は(今回も)屋外の車両たちをじっくり眺めるのが主目的ですのでちらっと眺めただけでしたが、面白そうではあります。 モニター開放。 屋内展示の機関車。 サイドのモニターを取外し、普段は見られない機関車の内部が見えるようになっています。 大型の機関車の車体内部に一体何がどう配置されているのか、興味があるところです。 運転台から。 屋内展示のEF63型の運転台から。 出来るだけ「人」は入れないような角度で写真を撮っているのですが、ま、判別できない範囲でこんな眺めもいいでしょう。 流石に家族連れ子供連れが多い本日の文化むらです。 色々と。 機関車の運転台。 沢山の機器や大型の操作レバーが所狭しと並んでおり、電車とはまた違った楽しさがあります。 そして向こう側のヘッドマーク。 懐かしいものからちょっと珍しいものまでが並べられていました。 ED42。 こちらも横軽のかつての主役。 ED42型機関車です。 できれば屋外で、勾配のつけられたラックレールの線路に、少し傾いたままの姿を眺めたいところですが。 保安上ともちろん保存上、そうもゆかないのでしょう。 記念物。 この機関車、「鉄道記念物」に指定ということです。 残念ながら勾配風に傾いてはいませんが、特徴ある下部はピットに下りて眺めることができます。 展示場所の構造上、一度に大勢が降りる訳にはゆきませんが。 屋外風景。 さて、他にも展示物はあるのですが。 屋内での観察はこれ位にして、屋外の展示場に出てみることにします。 かなり広い展示場に、横軽にゆかりの車両そうでない車両が、沢山所狭しと並べられています。 おまけに本日は良い天気。 11月後半ですが、屋外で程よい気温でもあります。 線路際へ。 沢山の車両に近寄って見たいのはヤマヤマですが。 まずは「線路際」に近づきます。 一部改造されてはいますが、横川と軽井沢を結んでいた信越本線の「本線」の場所です。 線路に架線と、本物の列車が今にも走って来そうな感じです。 機関車接近。 と上に書きましたが、本日。 向こう側から「機関車」がやって来ました。 紛れもなく本線上を走る、本物の電気機関車です。 この区間。 機関車の「体験運転」に使用されており、本物の大型機関車がやって来ます。 迫力モノです。 最接近。 目の前までやって来た機関車。 恐ろしく迫力を感じます。 もちろん現役の本線に行けば、踏切などでは貨物列車の先頭に立つ電気機関車を間近で眺めることは出来る訳ですが。 他のすべてが静態保存の中にあって、これだけが「本物」として走っているわけです。 あまりスピードを上げず、ゆっくりゆっくり目の前直近を通り過ぎることでむしろ迫力を感じます。 静態保存。 ここからは「静態保存」の車両たちの観察です。 まずは、一番入口側から眺められる機関車たち。 一番手前にちらっと見える、DD51型は1号機。 見慣れたタイプとは異なり、運転台の上にヒサシが無く丸い坊主頭のやつです。 こいつにはやはり昔の茶色の塗装です。 DD51。 DD51形。 昔の茶色のタイプは実際に見た記憶がありません。 更に加えてこの1号機はその後の量産機と異なり頭が丸っこいので、「同じ機関車かな}という印象です。 中には入れませんが、この「見学ルート」のお陰で地上からともホームからともちょっと違った高さから眺めることができます。 展示スペース。 いささか狭い通路を通り抜けて、周回路に戻って来ます。 広い展示スペースの沢山の車両のほかに、少し離れた一段高い場所にも展示車両。 こちらはここ横軽のかつての主役たちの展示場でした。 かつての主役。 信越本線横川〜軽井沢間とは縁の無い車両たちが沢山いるのも、ここ碓氷鉄道文化むらの特徴です。 全国から集められた車両たち。 ちょうど東の鉄道博物館や西の京都鉄道博物館からの選に漏れた、といった感じの車両たちが、しかし規模だけは負けず劣らずと言った感じで展示されています。 EF60は特急牽引の501号機でした。 峠の機関車。 地域的にはこれまたピンポイントと言うか、コアな車両。 広島県は山陽本線瀬野〜八本松の上り急勾配として活躍した、EF59です。 地域的な縁はありませんが、急勾配の補機、という意味ではここ横軽のEF63と共通性のある車両です。 古豪。 EF59形。 当地のEF63と同じく、一方向きの急勾配用の補機のため、両エンドで姿が異なります。 上り方のこちらエンドには、派手なゼブラマークはありません。 ちょっと一服。 ちょっと一服。 片隅で見かけたミニ車両は、「湘南色の絵233系」的ミニ車両。 ちゃんと小さな車輪がついていますし、ドアも連結器もワイパーもあるところを見ると、ミニ線路の上をちゃんと走れるのでしょうか。 模型で作りたくなるような一品です。 などと書きましたが、よくよく見ると「キヤ115-1」なる車番表記があります。 これって115系なの?イヤそれ以前に、電車ではなく気動車なの? 機関車群。 電気機関車たちのエリア(と言うほど厳密に区分けされている訳ではありません)。 横に隣り合った間隔が少々狭いとか、前後に2〜3両連なって配置されているとかで、四方全面から眺めるにはちょっと不向きではありますが、それでも十分に楽しむことは出来ます。 お座敷列車。 12系客車改造のお座敷列車は、この屋外施設では珍しく、「中に入って座席に腰掛けることができる」車両です。 こちらは逆に、西日本在住の身にとってはいささか馴染みのない車両ではあります。 運転中。 展示車両群を眺めながらふと目を遠くにやると。 EF63形が向こう側に向かって走ってゆきます。 ダイヤを確認していた訳ではありませんが、意外と頻繁に「体験運転」が行われているようです。 これは是非、もう一度近づいて間近で眺めなければなりません。 機関車たち。 さて、一段高い「横軽車両エリア」付近にやって来ました。 残念ながらこのエリアは現在は入れないようになっています。 そして機関車たちの間に見えるちょっと遠くのもう1台の機関車。 ヘッドライトが点灯されています。 こちらが本日運転しているやつです。 どうやら今居るあたりが、体験運転の終点のようでした。 横軽の主役。 横軽で活躍した車両群です。 特急「あさま」の189系は、以前訪問した時と比べると、綺麗に再塗装されています。 ただただ屋外に展示放置されているだけと違い、定期的に手入れがされているようで安心です。 しかしこれだけ量数があると、相当な費用がかかることと思われます。 いつでも「最新状態」と言う訳には行かず、かなり痛んだ状態の物も見受けられました。 無限列車。 で、改めて線路際へ。 EF63が勾配を下って横川駅側、つまり始点側へ戻ってゆきます。 その隣。 こちら側はやや線路幅の狭い、場内の周回線路。 走るのは機関車に牽かれたミニ客車です。 「無限列車」とのことで、ここでも御多分に漏れず、昨今人気の「鬼滅」ブームでした。 エンドレス。 「無限列車」なので、と言う訳では元々ないのでしょうが、エンドレスの線路を周回します。 文化むら入口のゲート付近にあるアーチ橋の正体は、この周回線路でした。 現在写真を撮っている場所。 線路より一段高く、乗降ホームの風ではありますが、現在は線路側の端に柵があり、ここから乗車することはありません。 以前は乗降場だったのでしょうか。 機関車発進。 さて、体験運転のEF63。 ヘッドライトが点灯し、次の便が発車して近づいてきました。 どうやら30分間隔で運転されているようです。 つまり、結構頻繁な運行です。 本日は線路際で眺めるだけですが、これだけ走ってくれれば結構楽しめます。 大きな機関車が非常にゆっくりと近づいてくるのは、かなりの迫力モノです。 目の前を通過。 で、目の前を通り過ぎて軽井沢方面(の終点)へ。 すでに相当の勾配区間で、信越本線時代同様ゆっくりゆっくりと進んでゆきます。 やはり間近で眺めると大きな機関車です。 大きな機関車。 そして目の前を通り過ぎた機関車は、みるみる高低差がついて遠ざかります。 これだけの高低差を見ると、やはりこの区間がいかに急勾配だったかが良く分かります。 折角なので、機関車重連やほかの車両の推進運転も見てみたい。 そんな気がする横軽の旧信越本線廃止区間でした。 横川へ。 待つこと暫し。 軽井沢側の終点まで進んだ機関車が、今度は逆向きに目の前を通り過ぎ、始点側に戻ります。 こうやって望遠で眺めると、今は線路が繋がっていない横川駅のホームまでそのまま進んでゆきそうな気がします。 またまた同じタイミングで、「無限列車」が通り過ぎます。 運転サイクルが合っているのでしょうか。 模型レイアウト。 これ以外の屋外展示コーナーの車両群は こちらの別コーナー に譲るとして。 屋内展示場にやって来ました。 こちらは前回訪問時が閉館間際の時間だったため、今回初めての入場です。 短時間でも眺めておきたいと思っていた施設です。 まずは模型のレイアウト。 こちらも車両群は「横軽」に限定されず幅の広いエリアから終結。 賑やかなメンバーでした。 横軽風景。 とは言え、こちらはちゃんと横川〜軽井沢間の風景。 手前は横川駅風のホームに、昔の気動車特急「白鳥」とED42が並びます。 後方はお馴染みのアーチ橋。 旧線のレンガ造りのアーチ橋と複線の新線が再現されていました。 屋上から。 この館は珍しく屋上に出ることができます。 そこに特別変わった施設がある訳ではなく、場内が高い所から一望できると言うだけの施設ですが、手前の展示車両たちは眺めることが出来ます。 ここから軽井沢に向けて登りにかかる現役時代の列車を眺めて見たかった。 そんなロケーションです。 軽井沢方面。 一方、同じ場所から軽井沢方面を眺めると。 残念ながら、大きな屋内展示場の建物が邪魔になり、向こう側の屋外展示の車両群や、EF63の走行はほぼ眺めることが出来ません。 目立つのは鉄道ではなく、高速道路のコンクリート橋ばかりでした。 講習室。 こちらは展示ではないし、写真を出すようなものでもないかもなのですが、気になったもので。 差し障りの無い写真だけをそっと。 先程屋外で眺めたEF63の体験運転ですが、いきなり運転ではなく、まずは「講習」の受講が必須となります。 もちろん関係者ではないので、中に入ることはできません。 講習中。 とは言え気になったのでちょっとだけ。 これ以上は邪魔になりますし、個人情報に触れてもいけないし、機密情報が写り込まないとも限らない。 雰囲気だけアップご容赦ください 屋内展示場。 館内展示一番のメインはこちら、でしょうか。 (人気から言うと模型かな、と言う感じではありましたが。) どちらかと言うと写真のウェイトが高いように感じました。 こちらも何枚かの写真は こちらのコーナー に譲ることにします。 場内風景。 ちょっと遊園地っぽい風景は、小さな子どさんにも楽しめるように、との配慮でしょうか。 確かに実物の車両群は面白いですが、それだけだと子供達には短時間で飽きられてしまうかも。 ま、私にとっては「記念の風景写真」的シーンではありますが。 駅前通りへ。 まだまだじっくり見ることも出来ますが、そろそろお腹いっぱいです。 この位で帰途に着くことにします。 何しろ東京駅起点で考えても、かなり反対側遠くまでやってきてしまいました。 ゲートを出て、朝バスに乗車下車したロータリーを抜け、横川駅の駅前に向かいます。 ロータリーと駅舎入口が少しだけ離れた、横川駅でした。 横川駅舎。 以前訪問の時も写真を載せたとは思いますが、横川駅です。 関東の駅100選と言うことですが、以前は(相当昔ではありますが)こんなにきれいな感じじゃなかった記憶はあります。 行き止まり。 今はここで途切れている線路と、駅の終端部。 以前「もうちょっと線路が長くていいんじゃないか」的コメントを添えた記憶があります。 が、よくよく考えてみれば、停車できずにいきなりコンクリート塊の車止めにぶつかるんじゃなく、バラストで少しでも緩衝、と言うことのようです。 211系。 帰路高崎駅までの列車は、朝と同じく211系。 まだまだ陳腐感はありませんが、こちらもすでにおおよそ30年以上の車両で、東海道本線からはとうに引退して、第2第3の活躍です。 残念ながら編成全てロングシート車両のやつでした。 駅名標。 横川駅。 「よこがわ」ではなく「よこかわ」です。 と言うのは、西日本在住者的コメントでしょうか。 関東平野の端、というロケーションながら碓氷峠に近く、さほど山を登ったと言う感じではないのに、標高は400メートル近くです。 高崎方面。 発車まで多少時間があるので、ホーム散策中です。 座席確保のため、シート上に荷物を置いてはいるのですが、そもそも座席が埋まるほど多くの乗客がいる訳じゃありません。 と言うか、この横川駅発車時点ではガラガラ状態のようです。 もちろん途中で混んではくるでしょうが。 駅風景。 今一度、横川駅に停車中の列車編成の眺めです。 妙義山系の独特の山容や駅前の釜めし屋などは昔と変わっていませんが、鉄道の方はすっかり寂しくなってしまいました。 発車前。 間もなく発車時刻なので、列車に戻ります。 駅のホームや上屋根は昔とあまり変わっていないのですが、乗客は寂しい限りです。 ま、駅の周辺に家並みはありますが、ここから先は山にかかると言う感じで、昔の様子を知らなければ、「ここが終点」と言われても違和感はないのかもしれません。 グリーン車。 さて、高崎に着いた後は、東京駅まで普通列車で。 100キロ以上の距離があり新幹線を利用すれば早いのは百も承知です。 が、久しぶりにゆっくり在来線のグリーン車に乗りたくなりました。 幸い本日は3連休の初日、つまり休日ですから、Suicaを利用すれば通常料金より割安で利用でき、お得感があります。 そう思っているのですが、高崎発車時はグリーン車の利用者は僅少でした。 2021年5月15日追加 12系。 高崎駅を発車して間もなく。 昔ながらの青に白線の12系客車が目に飛び込んできました。 2階建てグリーン車の2階席に乗車していますので、やや遠めながら良く見えます。 蒸機牽引のイベント用でしょうか。 そう言えば、蒸機時代末期は、イベント列車に各地でよく12系が牽引されたものでした。 昔と変わっていない、と言いたいところですが、後年のわずかな変化。 客扉の白線が消された姿ではありました。 旧型客車。 もうひとつは、茶色いオハ43系の客車編成。 現役の車両らしく、ちゃんとサボも入っており、おまけに「指定席」です。 43系は青い車両は見慣れていましたが、茶色いやつは滅多にしか見なかったように記憶しています。 こちらこそ蒸機にふさわしい車両ではあります。 キハ110。 そして、西日本では見られないJR東日本のキハ110形。 オリジナル塗装のやつが何両も並んでいるのですが、残念ながら高崎線本線からはちょっとばかり遠い位置に停められていました。 間もなく東京。 上野駅の地下区間から高架に駆け上がり、間もなく東京です。 列車は高崎線から上野東京ライン、そしてそのまま東海道本線に入りますが、さすがに本日はここまで。 この後は、やっと新幹線に乗り換え、本格的に帰路に着くことにします。 ちょうど隣を北陸新幹線の列車が、こちらは終点東京に向けて減速しながらも、ゆっくり追い抜いて行きました。 富士山。 さて、最後は新幹線です。 本日は秋晴れの良いお天気。 日暮れ近い車窓からは、富士山がすっきりと抜けた姿を見せています。 いい写真が撮れそうな天候なのですが、ご覧の通り邪魔物が一杯写り込み、富士山だけの写真はなかなか撮れません。 まあこれも日本的風景、ということで。 晴天。 帰路の車窓から富士山が一番近くに見えたのはこのあたりでしょうか。 鉄塔がたくさん写り込んでいるのですが、上の写真の電線と合わせて、それもご愛敬ということにしておきましょう。 本当ならこの先、丹那トンネルを抜けて三島から富士にかけての場所で、一番近い所で改めて富士山を眺めカメラに収めたかったのですが。 あれほどスカッと晴れていたにもかかわらず、函南側に抜けると、なぜか富士山は雲の中。 残念ながら山裾の稜線が望めるだけでした。 このページのトップへ
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