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2023年1月某日、静岡市内に業務出張です。
業務出張先としては珍しい地で、これまでで2度目つまり過去に1度だけのはず。 それはともかく、いつも新幹線で通過するばかりで途中下車することもないので、折角ならこの機会に久々に静岡県内の私鉄を訪問したいと思います。 今回もまたまた休日がらみの出張ですので、早朝の空き時間と移動日の休日を「有効活用」。 オマケの趣味をちょっとだけ楽しんでいます。

尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2023年7月23日

岳南江尾駅。

 岳南電車の終点岳南江尾駅です。
 ここにやって来るのは43年振りくらいかな? 当時は会社名は「岳南電車」でではなく岳南鉄道でした。
 しかしながら後ろに見える新幹線ではこの区間を年に数回利用しますので、実はこのアングルの中は毎年必ず通過しています。
 本日は朝から快晴です。

700系。

 さて、静岡出張。 例によって、まずは地元新倉敷から「こだま」に乗車です。
 お馴染みの700系です。
 毎度お馴染みの出張出発風景なので、コメントがダブってしまいます。

車内。

 本日はこの後岡山駅で「のぞみ」に乗り換え。 しかも自由席利用なので、利便性を考え最後部の1号車に乗車です。
 休日は旅行支援やらお得なきっぷやらのお蔭で結構混むこともある「こだま」。
 しかし混んでいるのはむしろ指定席の方で、この時刻の自由席はガラガラ状態でした。

通過待ち。

 乗車したものの、この駅では列車の追い越し通過待ちで10分ばかり停車します。
 この列車待ちが曲者で、上下とも乗りたい列車(のぞみやさくら)が乗る列車(こだま)をここで追い越すというパターが多い。
 つまり両側の岡山とか福山での乗り換えが著しく不便になるわけで、小一時間近い乗り換え待ちを嫌うならこの区間。
 新幹線でなく在来線の普通列車を利用したほうが早い場合も多々あります。

岡山で乗り換え。

 岡山に到着です。 一駅だけの乗車で、ここで「のぞみ」に乗り換えです。
 しかしながら「のぞみ」は今回の目的地静岡には停車しません。 このため途中もう1回の乗り換えが必要となります。
 「こだま」と「ひかり」を乗り継げば1回の乗り換えで済むのですが、それでは所要時間や乗り換え時間で恐ろしく効率が悪い。
 何しろここまで乗車してきた「こだま」が岡山に到着するほんの7分前に、静岡に停まる「ひかり」が発車してしまっているのです。

トラブル発生?

 岡山からは「のぞみ」で上記の「ひかり」を追いかけて捕まえることにします。
 選択肢は、「こだま」到着直後の「のぞみ40号」で追いかけ新神戸で乗り換えるか、その5分後の「のぞみ116号」で追いかけ姫路で乗り換えるかです。
 もちろん新大阪か名古屋で乗り換える選択肢もありますが、それでは乗り換え待ち時間が長くなってしまう。
 今回は全区間自由席利用で「のぞみ40号」ではすでに乗車待ちの列が長かったため、後続の「のぞみ116号」を利用することにします。 その方が「ひかり」に長時間ゆったりと乗車することもできますし。
 (このあたりが一般の人の感覚と違うんでしょうね。)
 ところが、目の前の「のぞみ40号」で発車時トラブルが発生しました。
 急ぎ飛び乗った乗客と荷物が車外と車内に「生き別れ」になったようで、「安全確認のための遅れ」とのこと。
 昔のように「扉を開けて閉めればおしまい」と言う訳には行かないようです。
 良いことか、悪いことか。
 結局この列車、岡山を5分遅れで発車です。

到着。

 あおりを食ったのが後続の「のぞみ116号」。 これから乗車する列車です。
 岡山駅では同じホーム利用(隣のホームには「こだま」が停車中で使用できない)なので、接近しているはずなのに入線することができません。
 「のぞみ40号」が発車した直後に、間もなくゆっくりと姿を現しました。 視界には入りませんでしたが、このカーブの手前で停車していたんでしょうね。
 手動運転ならもう少し駅手前まで持ってくることが出来そうなのですが、さすがに新幹線では安全のためにそんなことはしないのでしょうね。

気動車区。

 遅れの「のぞみ116号」。 岡山での乗降を終えて慌ただしく、こちらも5分遅れで発車です。
 岡山を出たところでいつも見下ろす気動車区。
 夕方のラッシュにはまだ早い時刻でもあり、本日は朱色の気動車がたくさん停車中でした。

追い越し。

 次の相生を通過です。
 上りホームには、次の姫路で乗り換える予定の「ひかり」が停車中です。
 山陽新幹線岡山開業の頃は、列車の追い越しなんて無かったのですが、今では「こだま」も「ひかり」も各駅で「のぞみ」にバンバン抜かれてしまいます。
 お蔭で車両の性能も最高速度も当時よりは格段に上がったのに、所要時間は延びてしまいました。

発車見送り。

 岡山で「のぞみ」を1本見送ったため、ここまでしっかり窓側の席に座ることが出来ました。
 しかし予定通り姫路で下車します。
 さすがに岡山から姫路まででは、どう頑張っても5分の遅れを回復することは出来ません。
 そのまま5分遅れでの発車を見送ります。

到着。

 姫路駅のホームで待つことほんの僅か。 先ほど相生駅で追い越した「ひかり」がやって来ました。
 「のぞみ」と「ひかり」の違いがあるとは言え、車両は共用で差がある訳ではありませんから、すぐに追いかけてきたようです。
 先頭の「頬」の部分にブルーの髭が1本余計に入っています。
 やって来たのは一番新しい「N700S」でした。

減速中。

 ただ今ホームに進入減速中。
 ですが、かなりの高速で目の前の線路に進入してきて、そのまま急減速し目の前の停車位置にピタリと停車します。
 以前の新幹線のシステムではこうは行かなかったところです。
 0系の時代は、先頭がホームにかかる頃に再減速し、ATCから手動に切り替えたところで一度若干加速することが多かったですから。
 このあたりも列車密度を上げるのに役に立っているはずです。

「S」ロゴ。

 所定の位置に停車。
 新しいN700Sとは言え、側面は入り口付近のロゴ以外はほぼ見分けはつきません。
 しかしまだまだ車体外装は新車のようにきれいで、ちょっと楽しみです。

車内。

 車内に入ってみると、見事に空いています。
 二つ手前の岡山が始発の列車。 しかも新大阪までは「こだま」と同じ各駅停車で、さきほど「のぞみ」が発車したばかり。
 後続の列車の方が新神戸から先へは早く着けるし、新快速がバンバン走っている区間で西明石までのお客がそうそういるはずがない。
 やはり通して乗車する列車じゃありませんね。
 しかしガラガラの車内とは裏腹に、車内は非常に明るい感じでした。

シート。

 何しろガラガラの車内なので、シートのリクライニングを目いっぱい倒しながら向かいからこんな写真を撮っていても、まるで恥ずかしく感じることはありません。
 座席は鮮やかな青色と言うか空色と言うか。
 あまり目立たない横縞の模様は入っているのですが、何より鮮やかさが目立ちます。
 背もたれの頭サイド部分も少し突起が立っている感じで雰囲気はいいのですが。 座ってみるとこれまでよりやや固い感じがします。
 頭の枕部分もフラットで、どうも他社の新幹線のシートには及ばない気がして仕方ありません。

案内表示。

 座席に座って気付いたのは、室内入り口扉上にある案内表示。
 N700で文字サイズは大きく見やすくなっていましたが、「S」では視認性をそこなわないまま情報量が多くなっています。
 それは良いのですが、表示されている内容は、強風の影響で湖西線が抑止中。
 北陸行きのサンダーバードは米原を迂回するようです。
 この列車もこの先風や雪で遅れなければいいのですが。

良く似た兄弟。

 「ひかり」とは言え山陽区間内は各駅停車で「こだま」と同じ役割。
 と言うことは各駅で通過待ちもある訳で、次の西明石では通過列車待ちでしばらく停車です。
 たまたま向かいのホームにも通過待ちで停車中の列車が。
 同じN700シリーズながら、よくよく見ると塗装以外にも微妙に形状が違います。

のんびり停車時間。

 とは言え結構長い待ち時間です。
 何しろ最繁忙期の臨時列車運転まで考慮したダイヤになっていますので、通過待ちは1本だけでなく2本時には3本も設定されている場合があります。
 この駅では通過列車は1本だけでしたが、通過と発車のタイミングからすると、複数の列車の通過待ちが設定されていたようです。
 ともあれ、通過待ち設定のお蔭で、西明石を発車する時には遅れは解消しダイヤ通りに戻っていました。

雪の跡。

 京都駅です。 ホームの片隅に雪が残っています。
 この数日前、京都付近は珍しい大雪に見舞われ、ポイント切り替えができなくなりました。
 在来線は軒並み乗客を載せたままストップし、ニュースで大きく取り上げられたのは記憶に新しいところです。
 本日も天気予報から少し心配でしたが、今のところその情報は入っていません。

京都駅。

 京都駅に停車中です。
 新大阪以降は「こだま」ではなくひかり」的な運転になるので(それでも浜松や静岡には停車しますが)、少し足が早くなります。
 それなのに、ここ京都駅で数分間の停車です。
 ここを通過する列車はありませんし、次の停車駅は「のぞみ」と同じ名古屋ですから、それほどの停車時間は必要ないと思うのですが。
 通常の停車時間ではまず不可能な、「ホームに降りての撮影」が出来たのはいいですが、結局列車の追い抜きはありませんでした。

再会。

 さてさて京都以降は意外と順調で、心配された米原関ケ原付近の遅れも発生せず、予定通り静岡に到着、無事翌日の業務を遂行することができました。
 しかしながら静岡は私の地元からは意外と時間がかかる地で、業務終了後に新幹線の最終に間に合うか合わないか、と言ったところです。
 (実はタイミングによっては、200キロ先の東京より時間が掛かる。)
 終了時刻が読めないので静岡泊りとさせて頂きます。
 それなら折角ですので、静岡在住の大学時代の友人と久々の交流を深めることにします。
 時間は一気に飛びますが翌日の夕刻は、静岡市内在住の大学時代の学部学科同級生でかつサークル仲間の友人と再会。
 夕食をご一緒させていただきました。
  かき揚げにハンペン。 ハンペンのフライは中が黒い色です。珍しい。

かき揚げ。

 お店の予約を頂き、色々と地元の名物をご紹介いただきました。
 やはり 外せないのはさくらエビ。 最近は貴重品みたいです。
 そこそこのお値段ですのでどんなのが出て来るのかと思っていたら、予想以上にデカいかき揚げです。
 普通のえびのかき揚げのように殻の部分がうるさくなく、パリパリして食べやすく美味しい!

マグロ。

 そして定番ですが、静岡と言えばマグロでしょ。
  と言うことで中トロと赤身の刺身も注文。
 こちらは中トロ。 美味しいですね。
 私の住んでいる 西日本は、どちらかと言うとブリやハマチの刺身が好まれ、正月や冬の魚と言えばブリなのですが。
  東に来るとやはりマグロですね〜。
 どのあたりが境界線なんでしょう?

地元のおでん。

 こちらのおでんは出汁粉をかけて頂くそうで、これも地元の名物だそうです。
  冬はやっぱりおでん!
 写真にはありませんが、お酒は最初のビールから途中で日本酒に変わっています。

清水のもつカレー。

 友人が住む地元清水の名物らしいです。 静岡名物じゃなく清水名物」と強調されていましたが、合併以前はどちらも県内中核都市でしたね。
 で、 もつカレー。
 カレーに「もつ」って どんな感じかと思っていましたが、カレーの味がよく染み込んで、これまた美味しい!
  と言うことで、美味しい料理とお酒と盛り上がった話で、またまた楽しいひと時を過ごさせていただきました。
 休日にかかわらず遅い時刻まで、 ありがとうございました。

ホテルから。

 少し遅い時刻ながら、楽しいひと時を過ごし投宿です。
 考えてみれば、静岡って新幹線で通過することはよくあるのに、下車したり泊まったりした経験はほんの僅かです。
 静岡駅のホーム。
 通過待ちの下り新幹線が停車中でした。

近未来の電車?

 さて、業務も旧友との交友も終わりましたが、翌日は休日の移動日です。
 折角滅多にやって来ない静岡ですから、ちょっとだけ「私鉄巡り」をしてから帰ろうと思います。
 つまりここからがこのコーナーの本題です。 前振りのここまでで26コマも使ってしまった。
 早朝ホテルをチェックアウトし、向かった先は静岡鉄道新静岡駅。 JR静岡駅からも昨夜のホテルからも、徒歩で10分程度の距離です。
 ホームに停車していたのは、何やら近代的と言うか近未来的と言うか、そんな車両でした。

2度目の訪問。

 静岡鉄道は、大学生時代以来2度目の乗車です。
 本日は色々盛り込んでいるためいささか急ぎ足で、片道だけの乗車かつ途中下車の予定もなし。
 と言うことで、通常の片道切符で乗車です。
 早々に改札を抜けてホームに入ると、これから乗車することになる列車が、新清水からの便でやって来ました。
 上の車両と色違いの同じタイプのようです。

車内。

 早速ではありますが、時間的にどうしてもこの列車で行きたいので、ひとまず車内に落ち着くことにします。
 車内はきわめてオーソドックスな、ロングシートの車両でした。
 しかし小奇麗で清潔な感じです。

停車駅。

 新静岡から新清水までの間。
 駅の数は多く、1〜2分程度の短い運転時間で停車して行きます。
 JRと比べると格段に駅が多く、かと言ってやたら時間が掛かると言うほどでもありません。
 地元密着で利用されているのがよくわかります。

車庫のある駅。

 車庫のある長沼駅に到着。 稼働柵こそありませんが、ホームにはものものしい安全柵があります。
 車両の扉位置がほぼ固定されているため、ここまでの柵なら設けやすいのでしょう。 しかしこれが可動柵を設置するとなると、現在の運転時間が維持できるかどうかは不安ではあります。
 もちろん安全はすべてに優先されなければなりません。

オーバークロス。

 JRの静岡駅やや北側から発車した静岡鉄道。 途中草薙の手前でJRをオーバークロスし、南側に移ります。
 このあたりは新幹線も並走しているので何度も眺めた風景ではありますが、前述したように静岡鉄道の車内から眺めるのはまだ2度目です。

貨物駅。

 ちょうど高架でJRを越えるあたり。 貨物駅が見えました。
 新しい電気機関車と並んで、国鉄時代から活躍しているEF65の姿も見られます。
 すでに珍しい姿になってしまいましたが、ここではまだ活躍していました。

2023年7月23日追加

併走。

 高架でJRの路線の南側に出た後草薙を過ぎて少し先、新清水の手前で暫くは線路が並んでいる区間を進みます。
 ちょうど貨物列車と並走、と言うタイミング。 最高速度ではこちらの方が早いようですが、こまめに停まる電車と、ややゆっくりながら同じペースで走る貨物列車。
 追いついたり離されたりしながら、結局途中で先に行かれてしまいました。

広告電車。

 途中ですれ違った電車。
 地方私鉄らしく、かなりダイナミックな広告電車もあります。 (最近は大手私鉄でもやりますけれどね。)
 やはりここは、清水エスパルスです。

JRと別れて。

 終点新清水が近づきました。
 新静岡と同じく、東側の端の駅、新清水もJRの清水駅とは少し離れた位置にあります。
 静岡鉄道の線路。
 大きなカーブを描きながら、少しづつJRの線路から離れてゆきます。

ダブルクロス。

 全線複線の静岡鉄道線。 間もなく新清水駅に到着です。
 しかしながら駅に入る手前の鉄橋のさらに手前にダブルクロッシングが設けられていました。
 鉄橋を渡るとすぐに大きくカーブして、その先は新清水駅のホームですので、ホーム手前にダブルクロッシングを設けるスペースと線路の有効長さが不足するためのようです。
 しかし鉄橋だけ見ると、逆走か単線並列のようですね。

鉄橋を渡って。

 大きな川ではありませんんが、鉄橋を渡ります。
 まだ終点新清水駅のホームは見えませんので、構内と言う感じの眺めではありません。
 この列車は手前でクロッシングを渡り右側通行で鉄橋を渡っているので、先頭で眺めているとちょっと変な感じではあります。

ホームへ。

 鉄橋を渡り終えカーブを曲がると、目の前の視界にに新清水駅のホームが飛び込んできました。
 逆走的な眺めでの到着でしたが、両面のホームになっているのでおそらくは降車と乗車を使い分け。
 つまりラッシュ時以外はこちらの線路を常用しているのでしょう。

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