目的地は仙台市内で日中ずっと拘束されるのですが、休日がらみの出張ですので、例によって早朝の空き時間と移動日の休日を「有効活用」して少しだけ趣味を堪能させていただきました。 こんなのばっかり。 (業務は真面目にきちんと完璧にこなしております。) 尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2023年7月23日 朝の地元駅。 2月某日の地元新倉敷駅。 このTRAVELのコーナーがいつもこの駅か岡山空港から始まるのは、いつものダラダラの時系列駄文の証拠です。 それはさておき。 これから乗車しようとするのは、「ひかり500号」東京行き。 新倉敷から発車する唯一の東京行き列車です。 山陽新幹線博多開業時、早朝深夜の「こだま」と一部の列車を除き、ここに停車する列車は全て「ひかり」で東京行きでした。 そもそも山陽新幹線には早朝深夜便を除き「こだま」は設定されておらず、日中は多数の停車パターンの「ひかり」ばかりでした。 まだ「のぞみ」はなく車両はすべて0系の16両編成。 1時間に1本の「ひかり」は途中新大阪までは各駅停車でしたが、後続の列車に抜かれることもなく、東京に行くのに利用できる列車でした。 ところが「のぞみ」が運転開始し増便されるに伴い、一時東京行きの直通列車はすべてなくなり、どうしても途中乗り換えが必要になっていました。 (在来線では上りに限り寝台特急「あさかぜ」利用、と言う選択肢はありましたが、2005年に廃止。) その後2008年に復活した東京行き「ひかり」は、それまでの新大阪行き「こだま」と新大阪始発の「ひかり」をつないだダイヤだったため、「ひかり」のくせに始発駅三原から名古屋まで各駅停車。 およそ東京に急ぐには使えない列車でした。 これも一旦は廃止されたのですが、その後復活し現在に至る東京行き「ひかり」は、さすがに京都から先は真っ当に走るようになりました。 しかしながらやはり浜松や静岡など「のぞみ」が通過する駅に停車。 このため東京に急ぐには、次の岡山で乗り換えると40分程早着できます。 色々昔話をゴチャゴチャ書きましたが、本日は仙台まで休日の移動日。 と言うことで、久々に地元駅から東京まで通して、この列車に乗ろうと思います。 到着。 ひかり500号、東京行きが到着です。 新倉敷駅のホームこの場所から列車に乗るのは久しぶりです。 車両はN700シリーズの16両編成。 細かいバリエーションは別にして、東京に行くにはこの車両しかないから仕方ない。 ところで、新幹線のホーム進入の様子。 昔と比べると随分変わりました。 0系「ひかり」の頃は、停車前にATCから手動運転に切り替える関係で、一旦速度を30キロほどに落としたのちに手動で若干加速して、停車位置まで引っ張っていました。 上り列車の場合、自由席1号車つまり一番後ろ寄りのホーム位置で見ていると、先頭部が通り過ぎる頃に一度「もうじき停まるんじゃないか」というほどに減速。 その後、編成中ほどの食堂車が通過する前後に一度加速して、最後に所定の位置に停車していました。 今ではかなり高速でホームに進入した後、そのまま減速しながら停車位置まで進み、ピタリと停車してしまいます。 気動車。 上り新幹線で岡山発車時の楽しみは、この気動車区の車両たち。 山側の窓際席なら眼下に見下ろせます。 今日はどんな奴がいるのかなと思いながら眺めるのですが、本日は朝の時間帯のせいか、多数が出払っていてこんなガラガラ状態でした。 お天気。 実は、お天気があまり良くありません。 週末休日の出張なのですが、今日明日は地元も出張先も曇りから雨の模様です。 2月の半ば。 岡山県南は雪がある地方ではありませんんが、こんな感じで朝からどんよりとしたお天気でした。 今日は富士山、見えないかな? 西明石。 東京行きの「ひかり」。 ではありますが、途中新大阪までは各駅に停まる「こだま」ダイヤです。 つまり、途中停車駅では結構通過待ちの停車があります。 ここ西明石でも、暫くの間停車です。 「のぞみ」。 何しろ結構頻繁に走る「のぞみ」や「さくら」。 暫くの停車待ちの間には、追い越し列車だけでなく反対側の列車も通過して行きます。 とは言え昔と比べると車両の性能は格段に上がっているのですから、「こだま」も「ひかり」ものうちょっとシャキシャキ走ってくれると嬉しんですけれどね。 在来線。 10分ばかりの停車時間ですから、ホームに出てちょっとばかりブラブラしてみます。 新幹線ですから、通過列車が通ってしまわないことにはドアが閉まる心配はありません。 ホーム眼下を走る在来線。 この駅は斜めにクロスして在来線と新幹線が交差しています。 姫路行きの下り普通列車が発車して行きました。 通過。 暫くの停車の後、通過列車の追い越しです。 新大阪まで途中停車駅は新神戸だけなので、ここまでの停車時間を考えると、わざわざここで追い越しをしなくても逃げ切れる気はします。 しかし新大阪のホームの空き具合や、その後の追い越し駅と時間差を考えると、あえて「ひかり」を急がせるほどでもないのでしょうか。 さて通過後はすぐに発車ですので、流石にそろそろ車内に戻らなきゃなりません。 新神戸。 新神戸駅に到着です。 この駅には現在ではすべての列車が停車しますが、逆に追い抜きはありませんので、「こだま」だろうが「ひかり」だろうが停車時間は僅かで、ホームに降りるわけにはゆきません。 大都市神戸の駅ではありますが、市街地と六甲山麓の間ギリギリの場所なのでスペースがなく、他の多くの東海道山陽新幹線駅とは異なり、通過線が設けられていません。 そして山側の風景は、「ホントに新幹線駅?」とか「ホントに神戸?」といった感じの眺めです。 ホームには降りられませんが、本日はたまたま乗車位置が良く、停車時にこんな写真を収めることができました。 鳥飼基地。 新大阪を出て暫く。 右手に鳥飼基地が広がります。 何しろピークの時間帯には3分おきに走る新幹線の車両を収めなければなりませんから、広いスペースです。 現在はN700ばかりですね。 阪急電車。 阪急の京都線。 上牧から大山崎までの2駅の間の直線区間。 新幹線と阪急の線路がぴたりと寄り添います。 どちらも列車密度は濃い路線なので、かならず相手を眺めることは出来るのですが、何しろ速度が違いますので、ゆっくりと観察する、と言う訳にはゆきません。 他の私鉄がどんどんイメージチェンジする中で、阪急電車のカラー。 長年一貫して変わることがありません。 はるか。 京都に到着手前で、在来線の関空特急「はるか」(上り)と併走。 この付近ではこちらもかなり速度を落としていますので、ゆっくりと追い抜く、と言う感じです。 しかしお互いの電柱が邪魔をして、なかなかいいタイミングでシャッター押せません。 伊吹山。 このコーナー4枚目にも書いたように、本日はスッキリとしないお天気。 米原を過ぎると姿を現す伊吹山は、新幹線の車窓の中では好きな風景のひとつです。 天候によっては山頂付近は霞んでいることもあるのですが、以外にもスッキリした姿を眺めることができました。 しかしこの時期としては、意外と雪が少ない感じです。 東京着。 さてさて、途中は飛ばして東京駅に到着です。 残念ながら雲に隠れて途中富士山は見えず。 と言いたいですが、間違いなく見えないであろうと想定して、途中から寝てました。 写真にはありませんが、休日の移動日ですので、朝からほんのちょっぴり「軽く飲酒モード」の車内でした。 やれやれ。 品川駅ナカ。 本当に久々に、地元駅から直通列車で東京駅までやって来たのですが、ここでちょっとだけ後戻り。 品川駅に引き返します。 最近は品川での乗り換えの機会が多くなった新幹線ですが、在来線駅では大抵急ぎ足でホームに直行するため、構内をゆっくり歩いたことはありません。 ちょうどお昼時。 探したのはこちらの「駅そば」の店舗です。 かき揚げ天そば。 品川駅の駅ナカ。 新幹線駅が出来、上野東京ラインが開通し、駅の風景も大きく変わりました。 それは良いのですが、改札内にある駅ナカ店舗。 飲食店はどれも洒落た店ばかりで、昔ながらの「駅そば」店が見当たりません。 そしてレストラン風の飲食店は、休日の昼時とあってどこも結構な待ち客が並んでいます。 やっと見つけた立ち食いの駅そば店は一番奥の場所でした。 私の好みもそうですが、一番売れていたのはこの「かき揚げ天そば」でした。 在来線特急。 さて、品川まで後戻りした目的は、コレです。 在来線で常磐線経由の特急「ひたち」、仙台行き。 本日はこれに始発駅から乗車です。 先に書いたように、本日は休日の移動日ですので、さほど急ぐ必要はありません。 新幹線なら東京から仙台まで最速1時間半少々なのですが、本日はこれからこの列車で、新幹線の3倍の4時間半掛かりで仙台に向かうことにします。 車両は、初乗車のE657系です。 車内。 「ひたち」の車内はJR東日本の最近の一般特急車両に共通のデザインです。 座席の色は車両により異なりますが、座ってみると窓周りのデザインは共通で、JR四国の新しい気動車特急とも共通点があります。 ところで現在「ひたち」は全車指定席。 近年JRの特急から自由席が少なくなり全車指定席の列車が増えたのは、いささか利便性に逆行しているような気がして仕方ありません。 スマホの時代ですのでどこからでも予約してすぐに飛び乗るのが当たり前になってはいるのでしょうが、一部の利用客が切り捨てられている気がしてなりません。 E657系。 さて、E657系は初乗車です。 車内は落ち着いたモノトーンのデザインですが、車内妻板部分は暗めの木目調で高級な感じがします。 そして座席の指定は2階建てグリーン車の着席ランプのように、予約ランプが付けられており、予約が入っている席なのかどうなのかが判ります。 検札の省力化とともに、指定席を持たないお客は空いている好きな席に座ってね、と言うことで、全車指定席化と同時に飛び乗り容認ということでもあるようです。 結局は自由席と指定席の差額分だけ実質値上げ? 踊り子。 発車を待っている間に、東海道本線の特急「踊り子」がやって来ました。 こちらは185系が引退し代わりに転籍してきたE257系です。 外観は違いますが、車内はやはり同様のデザインの車両でした。 間もなく発車。 発車時刻が迫ってきましたので、そろそろ乗車することにします。 比較的最近の特急車両は、窓の位置が低めの設計で、乗車していてもイイ感じです。 かつての国鉄型の特急車両は、なぜか窓の位置が少し高めで、座席に座っていると窓枠にひじを乗せるにも飲み物を置くにも中途半端な高さに思えてなりませんでした。 都心。 品川から東京方面へ。 この区間、在来線の昼間の特急にこうして乗車するのは何だか新鮮です。 記憶に残る限りでは、大学生時代に特急「あまぎ」の183系に乗ったのが唯一の経験のように思えます。 もちろん山手線や東海道本線の普通列車で通過することはありますが、やはり特急の座席で眺める風景は、同じ所を走っていてもちょっと違った雰囲気になります。 東京駅。 そして東京駅に到着です。 最初の停車駅が東京と言うのもこれまた変な感覚に陥ります。 何しろここが終点とかではありませんから。 本日この列車の旅は、まだまだ始まったばかりです。 スカイツリー。 上野東京ラインの区間を抜けて常磐線に入ると、やっと東北方面に向けて都心を抜け出すという感覚が湧いてきます。 右手の比較的近くにスカイツリーが眺められるのですが、地平を走る在来線では残念ながら、ビルと家並みが邪魔をしてなかなかスッキリとはカメラに収まってくれません。 水戸偕楽園。 列車は水戸までやって来ました。 まだ寒い2月のことではありますが、すでに梅の季節。 と言うことで、この列車も季節限定で偕楽園臨時駅に臨時停車します。 単線区間上に設けられた片面ホームの駅ですので、進行右側のこちら側に座っていると、駅に停車しているのかそうでないのかサッパリ判りません。 と言うか、この列車から降りたお客、さほど多くはないように見えました。 クルマの列。 しかしながら上の写真のように、駐車場はかなり混雑していますし、周辺の道路も車の列が出来ています。 やはり観光も列車ではなく車の時代のようです。 そのうちこうして臨時駅が設けられることもなくなってしまうのでしょうか。 開花? 肝心の梅の花はと言うと? この場所が梅園の中心と言う訳じゃありませんが、車窓から眺めた限りではまだ少し早めのような気がします。 しかしながら園内には多種多様な梅の木がありはずですし、すでに種類によっては本来の開花の時期でもあります。 残念ながら列車の窓からはそこまでは眺められませんでした。 特殊な車両。 常磐線沿線、と言うか駅構内では、この会社の保線工事用車両を良く見かけました。 最近は鉄道の保線も外注化が進んでおり、国鉄時代とは様相が異なります。 ただ某鉄道会社でも事故が起きたように、会社間の連携とか技術の継承とか考えると、すこし心配な風潮に感じないでもありません。 太平洋。 大甕を過ぎると、太平洋に寄り添ったり離れたりを繰り返しながらのローカル風景となります。 しなしながら、下の写真にもでてきますが、何か荒涼とした風景が広がると言った感じで、海岸の明るい風景とは言えません。 今年は2023年と言うことで、東日本大震災と福島第一の原発事故からすでに丸12年ですが、まだまだ復興とか原状回復とかいった言葉とは程遠い状況なのが、車窓から眺めるだけでも判ってしまいます。 富岡。 富岡に到着です。 しかしながら・・・。 駅周辺の風景は、以前訪れた(と言っても列車で通り過ぎただけですが)眺めとは一変していました。 この荒涼とした風景は何でしょうか。 あれが12年前の出来事。とは到底思えない景色です。 大震災での記憶を忘れない、と言うよりも、12年経過した後の現実があちこちにある、ということを見直さなきゃなりません。 大野駅。 大野駅の風景。 続けて、双葉、浪江とメディアで聞き馴染んでしまった駅名が続きます。 橋上駅に生まれ変わった駅舎だけが新しく、「何かあってもここだけは大丈夫」という造りに思えました。 浪江駅。 名前だけはすっかりお馴染みになってしまった、浪江町。 JRの駅は以前の駅舎そのままですが、窓にはカーテンが下ろされており、殆ど人気を感じません。 造りからしても中心的な駅だったのでしょうが。 交換。 常磐線も終わりに近づいたろころで、上りの「ひたち」とすれ違いです。 水戸を出ると部分的に単線と複線を繰り返してきましたが、このあたりは複線化されていません。 かつての夜行寝台特急は常磐線経由の方が多かったのですが、時間的に支障はなかったのでしょうか。 仙台駅。 夕刻の仙台駅に到着です。 仙台には、と言うか東北方面には何度もやって来ているのですが、常磐線経由で北上したのはこれが2度目です。 最近では東日本大震災の影響で長らく途中区間が運休していましたし、何より新幹線のお陰でそちらを利用することが多かったものですから。 前回の時は455系の急行「ときわ」でした。 657系。 乗車して来た657系。 長町方面に引き上げるのか、ホームに降りた時にはすでに後部がヘッドライトに切り替えられていました。 何か、曲線的なデザインの割に、モノカラーのせいかいやにあっさりしたインパクトがない感じの先頭部です。 側面。 しかしながら、窓の下の太めのラインは好きです。 最近は昔の特急車両のように、窓周りに色をあしらった特急車両は少なくなりましたが、この感じはイイと思います。 コンコース。 仙台駅のコンコース。 この場所は2階で、新幹線コンコースは更に上の階の3階になります。 左右2か所の広い階段を登る独特の造りの構内は、新幹線が開業した時からの姿です。 この写真。 今頃(7月)のアップになってしまいましたが、訪れたのは2月。 「がんばれ受験生」の横断幕が目立つ時期でした。 夕食。 さて、仕事は明日なのですが、一足先に仙台の同僚と合流して「夕食」です。 さすがに夕食時とあって、仙台駅構内の牛タンの店は恐ろしく長い列。 案内して頂いた商店街の中の店は、運よくお客が入れ替わるタイミングで、少しの待ち時間で席に着くことが出来ました。 流石は本場の牛タンです。 厚い身と歯ごたえと美味しい味に大満足です。 2023年7月23日追加 新幹線。 さて、翌日は仕事の本番です。 会場は新幹線が見下ろせるこんな場所。 ちょうど、「はやぶさ」「こまち」の併結編成がやって来ました。 新幹線にしては恐ろしく急なカーブですが、この写真すぐ右手が仙台駅のホームで、かつ全列車停車なので、基本徐行運転で問題は無いのでしょう。 それよりホームからいきなり急カーブに入るので、すぐにポイントがなく広い線路間隔のまま高架が続きます。 地下鉄。 さて、新幹線と仕事の話は置いといて。 本日の業務は開始がやや遅めかつ休日土曜日なので、朝一番はやや時間に余裕がある。 と言うことでやって来たのは仙台地下鉄です。 本日は全線をササッと往復しようと思います。 このページのトップへ
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