かいもん4号のホームページ TRAVEL 井原鉄道開業5周年
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旧国鉄の予定線を引き継いで完成、平成11年1月11日に開業した、伯備線と福塩線を結ぶ第3セクター・井原鉄道です。 先日の日曜日に開業5周年を迎え、地元では記念行事が行われました。
ごく近くのことでもあり、乗車もかねて出かけてみました。

井原駅。

開業5周年の記念のヘッドマークを取り付けて走る列車です。 この日は井原市内4駅(早雲の里荏原・井原・いずえ・子守唄の里高屋)間は1日無料開放され、各駅前ではいろいろな記念の催しが行われました。 また催しのひとつに4駅スタンプラリーが行われたため、4駅間は大混雑で、日中の列車はどれも5〜10分遅れとなってしまいました。
混雑のピークは井原駅着10:02の下り323Dです。総社から荏原までは少しずつ込んで来てそこそこ程度の乗車でしたが、荏原駅のホームには人があふれていました。 通常は単行での運転ですが、荏原から増結され、2両編成での運転となりましたがそれでも超満員でした。 井原で乗客が入れ替わった列車の発車を見送った後、「この列車(の混雑)を乗りきったんで、あとは大丈夫じゃろ」と言った井原駅の駅員の言葉には実感がこもっていました。


カウントダウン。

井原鉄道が開通したのは平成11年1月11日。(11月11日でなくてちょっと残念です。) 開業の日は特別ダイヤで、午前11時11分11秒に、総社と神辺に向けて上下の1番列車が出発して行きました。 5周年の今日は、中心駅・井原の駅前で、同じく11時11分11秒にカウントダウンと記念のクス玉割り、和太鼓演奏と続きました。(もちろん他にもイベントは満載です。)
残念ながら、5周年のこの日は記念列車の運行は行われず、このクス玉割りがメインでした。 井原駅や荏原駅の狭いホームの上に大勢の乗客があふれていた状態を見ると、やはりホームでのイベントは安全上難しいようです。
しかし次の節目の10年目(11年目のほうが節目でしょうか?)にはぜひ再び11時11分11秒発の記念列車を走らせていただきたいと思います。


荏原駅。

コントロールセンターを備えた荏原駅に到着の列車です。 駅自体は無人駅ですが、東方にセンター・車庫があり、この駅始発の列車もあるため、ホームは3線あり運行上の中心駅となっています。
この駅でも北側の駅前広場でイベントが行われました。 どこの駅でも列車でもそうですが、集まってくるのは高齢者と子供連れがほとんどで、イベントにも地方鉄道の実態がよく現れています。 その中にあって、荏原駅前のイベントでは地元中学校のブラスバンド演奏も行われ、観客を含め珍しく参加者の年齢構成の若いイベントでした。
時刻は15時近く、各地のイベントも殆ど終了して人の動きもやや閑散としてきました。


記念切符。

開業5周年の記念切符です。 当日に限らず、3月末までは有効です。 全線乗り放題で1100円。総社〜神辺の全線片道が1070円ですから、かなり割安の切符といえます。 案内によると「予定枚数が売り切れになった場合は販売終了」とのことでしたが、どのくらいの枚数を計画しているのでしょうか。
もっともこの切符が売切れになったとしても、通常でも1200円で全線有効の1日フリー切符があるため、こちらも十分に利用価値があります。 地方路線では特に、「地元の人が使いやすい切符とダイヤ」が大切ではないかと思うのですが。


記念乗車。

地元の鉄道でありながら、実は井原鉄道に乗車したのはこれが初めてです。 5年前の開業日に訪れることが出来ず仕舞いで、いくら何でもそう簡単になくなりはしないだろうと思って横着していたものですから。 毎日通勤の車から走っている列車を眺めてはいるのですが。
混雑を避けて、早朝の列車で井原〜神辺〜総社〜井原と往復してみました。 高いところを走る区間が多いので車窓の眺めはまずまずです。 井原発下りと総社発下り発車時は、ホントに今日は開業記念なの?と思うような空き具合でしたが、神辺発総社行きの310Dは、福山方面から最上稲荷への初詣の団体もいて満員でした。
そして荏原〜高屋間は、ほんとにみんな乗れるの?という状況でした。


車内郵便局。

当日およびその前の計7日間、延べ11往復の列車内で、臨時の郵便局(井原局出張所扱い)が開設されました。 郵便局ですから集配等の通常業務まで行っていましたが、目玉は記念の絵葉書と切手のセットの販売です。
沿線の列車風景の絵葉書(官製葉書に印刷)が12枚、5年前に発行された記念切手が4枚、さらに記念台紙に記念切手+風景印のセットがカバーに入って、額面通りの1000円でした。 記念切手は職員の方によると「このために本省から取り寄せた」とのことでしたが、5年前の在庫があったのでしょうか。
列車内に郵便局が開設されたのは全国でも初めて(本当でしょうか。)ということですが、そういえば昔、国鉄の列車に郵便車が連結されていた頃は正規の郵政省の職員が乗務しており、頼めば列車内での押印や投函をしてくれました。

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