朱鞠内。 朱鞠内駅の正面あたりです。 今回は観光ルートの関係で、深名線と並走するのはこの朱鞠内駅付近の10キロばかりの区間だけです。 以前の朱鞠内駅は、大した集落のない国道と、その反対側の駅後方・左右両側は湿原のイメージだったのですが、今回訪問してみると、意外と広く真直ぐな国道に、たくさんの家の数でした。 古い駅舎のあった付近は広い敷地になっており、奥のほうにバスの営業所がありました。 駅名表は国鉄でなくJR北海道スタイル。 毎年赤字路線の上位に顔を出した第一次特定地方交通線の深名線ですが、冬季の代替道路未整備のため、廃止されたのは遅く、JR化後8年を経た1995年でした。 朱鞠内・深川方面。 朱鞠内駅ホーム跡付近(?)から深川方面を眺めたところです。 両側の湿原(というより草むら?)は埋められ、すぐ隣を並走する国道より広く立派に見える道路がこの前後だけ通っています。 うらぶれた感じの旧朱鞠内駅のイメージはかけらもありませんでした。 朱鞠内・名寄方面。 確か島式の両面ホームがあったあたり、朱鞠内駅ホーム跡付近から、反対側・名寄方面を眺めたところです。 この先数100メートル、朱鞠内の東岸を美深へ向かう国道にぶつかるまでつながっています。 いずれ、こちらが国道になるのでしょうか。 朱鞠内駅跡。 駅敷地跡の奥のほうに建てられたバス待合所。 その前から駅前国道方面を眺めたところです。 何となく、このあたりが線路跡で、ここから向こうが荷物車の駐車場、なんていう気がしないでもありません。 この写真の奥のほうが国道275号線。 写真ではいかにも「何もない」という感じで私の昔の記憶と一致する(地元の方スミマセン)のですが、実際には左右に結構な民家建物があったのです。 観光案内。 朱鞠内湖展望台にある観光案内板は、時代を感じさせる鳥瞰図風です。 手直しされておらず、今でも地図には深名線のルートが。 湖をぐるりと巡り名寄に向かうルートは、やや回り道が大げさすぎる気がしないでもありません。 観光案内。 同じく、朱鞠内湖畔のキャンプ場付近にある観光案内板です。 上の案内板の場所からは車で数分と、少し離れた場所にあります。 こちらはデザインが新しくごく普通の地図風。 とは言え、やはり深名線のルートが表示されたままなのは変わりありません。 いずれも湖畔で、深名線の線路とは結構離れた場所にあります。 湖畔付近・朱鞠内方面。 道道から直角に、三差路で朱鞠内湖畔へ別れる道。 ここで道路は深名線を横断していました。 踏切跡付近から朱鞠内方面を眺めたところです。 深名線は、朱鞠内を出るとこの場所まで勾配を駆け上がってゆきます。 線路跡は、土の部分ではなくやや右寄りの草むら部分です。 湖畔駅付近。 踏切跡の反対側、名寄方面です。 というより、朱鞠内の次、湖畔駅跡です。 線路のすぐ左側(西側)に、仮設のような1面だけのホームが設けられていました。 少し歩くと雨竜第一ダムが姿を現わしますが、駅名通りの湖畔に出るには、上り坂もありおよそ30分程度が必要です。 湖畔駅付近・踏切跡。 現在、深名線の代替ルートはJR北海道バスが運行されています。 と言っても深名線とは違い、国道は朱鞠内湖の反対側・東側を回っており、バスもこちらを回ります。 国道直通ルートならこの湖畔駅は通らないのですが、そこはさすがに観光地。 朱鞠内駅の近くで一度国道を外れ、朱鞠内〜湖畔駅跡〜朱鞠内湖の本当の湖畔までを片道3キロ少々、重複の恰好で往復します。 旧湖畔駅にはバス停はないのでしょうか。 バスだと本当の湖畔まで行ける以上、あっても仕方ないとは思いますが。
|
バナーにご利用ください |