かいもん4号のホームページ TRIAL20000 瀬棚線
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瀬棚線です。 北海道南部、噴火湾側の国縫から日本海側の瀬棚を、山越えで結ぶローカル線です。 但し列車は函館本線の長万部まで直通していました。 起点側の国縫は「分岐駅」の性格が大きいためか、さほど賑やかな駅ではなく、終点側の北檜山や岩内が随分賑わっていた記憶があります。
乗車したのは1979年3月のことでした。

尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2015年3月1日
<国縫〜瀬棚>
2014年8月再訪

旧瀬棚駅前。

 旧国鉄瀬棚線、瀬棚駅跡です。
 瀬棚線には1979年3月に一度往復乗車の経験があるだけで、35年振りの瀬棚訪問です。
 もちろん瀬棚線は1987年に廃止されていますから、今回は車での訪問です。
 事前に地図で確認して、瀬棚市街の廃線跡が市街地化している感じでちょっと判りにくいなと思っていましたが、駅跡は予想外に難なく見つけることができました。
 向こう側、青い道路案内標識のところから入って来ると、ちょうど建っている位置が昔の駅舎を出たあたりになります。

瀬棚駅跡。

 逆に、上の写真の道路案内標識のあたりから駅跡を眺めます。
 駅があった部分は主に、「やすらぎ館」(温泉浴場・総合福祉施設)の建物と駐車場になっています。

駅跡の施設。

 駅の正面あたりから終端側に目をやると、また別の建物が。
 近寄って見ると、建物の手前側には「瀬棚保健センター」の表示、そして向こう側には「荻野吟子記念 瀬棚町医療センター」の文字が。
 日本で最初の女医、荻野吟子がかつて瀬棚町で活躍していたのにちなむ建物です。
 近くには顕彰碑などのモニュメントも建てられていました。

駅名標モニュメント。

 瀬棚駅の跡であることを示す?駅名標。
 もちろんこれ自体は後になって造られたモニュメント的なものでしょうが。 しかし積極的に活用されている様子はうかがえます。
 この数時間前に訪れた江差駅跡では、廃止直後のせいか表示看板類が取り外されていましたが、こちらもいずれ記念のモニュメント類が設置されるでしょうか。

終端方面。

 かつての駅正面から終端行き止まり側を眺めたところです。
 確か貨物倉庫があったようなかすかな記憶があるのですが、何せ35年前のことですし、改めて考証した訳でもないので、正しいかどうかはわかりません。
 当時は行き止まりの盲腸ローカル線の終端駅、と思っていましたが、改めて眺めると広い構内です。

駅前のイメージ。

 駅舎付近から駅前を眺めたイメージです。
 駐在所は、かつて駅前にあったようなお決まりの造りのものではなく、洒落た感じの建物でした。
 警察署と同じ名前の駐在所がある、というのも(漢字と平仮名の違いは別にして)妙ですが、ここがかつて町の中心的な存在の駅だったならではのことでしょう。

駅跡。

 医療センター側から、国縫方面を眺めたところです。
 ここから右側が旧国鉄用地ですが、改めて広い広い敷地だったことがわかります。

モニュメント。

 石碑には、始点の国縫駅からここ終点瀬棚駅までの駅名が乗じされていました。
 上下の駅名の間の線は、噴火湾側と日本海側を結んでいた瀬棚線の線形のイメージでしょうか。

駅跡地記念碑。

 瀬棚線跡地記念碑の文面です。
 詳細は省略しますのでお読みください、と言いたいところですが、写真の文字が少々不鮮明です。
 読めるでしょうか。

瀬棚線沿革。

 同じく、記念碑に刻まれた瀬棚線の歴史です。
 こちらも説明省略です。
 コントラストの関係で少々読みにくいですが

駅跡の証拠。

 駅名標、キロポスト、記念碑とやすらぎ館の配置はこんな感じでした。
 施設を利用しない者にとってはとりたてて何がある、というわけではない跡地ですが、ちょっと休憩の散歩には丁度良い広い公園、と言う感じではあります。

北檜山駅跡。

 終点瀬棚からひとつ国縫寄り、隣の北檜山駅跡です。
 こちらは現在函館バスの北檜山ターミナルとして、昔の駅舎がそのまま使用されています。
 建物の形も入口の形状も、北海道の駅跡と言う感じそのままです。

バス施設。

 北檜山駅構内跡。
 広い駐車場や点検設備等を備えた本格的な営業所ターミナルとなっています。
 写真奥側が瀬棚方面となります。

ホームのあった場所。

 建物の裏手に回ってみると、こんな感じです。 これまた鉄道駅だった当時の様子が良く分かります。
 今では平らなアスファルト舗装になってしまいましたが、こんな感じでホームに続いていたのかなと想像するのも楽しくなります。

バスターミナル内。

 駅跡とは言え、現在でもバスターミナルとして使用されていますので、ちゃんと乗客が中に入れるようになっています。
 待合室は基本的な配置は鉄道時代と変わっておらず、出札口、改札の跡、そしてその上に掲げられた出発時刻案内など。
 バスターミナルでなく、いつ向こう側に気動車が到着しても全く違和感がない眺めです。
2015年3月1日追加

待合室。

 北国の小駅になくてはならないのは、暖かいストーブとそれを取り囲むように配置されたベンチ。
 真夏のことですからストーブはもちろん使用されていませんが、それを含めて全てのものがいつでも使える状態です。
 喫煙所が完全に分離されているのが、今風と言えば今風です。
 さすがに寒冷地ですから、喫煙は屋外で、というわけにもいかないようです。

北檜山バスターミナル。

 旧駅舎のバスターミナル建物を含めた全景です。
 終点瀬棚の一つ隣の中間駅ではありますが、そこそこの町中の駅ですから結構な敷地規模ではあります。

駅前通り風景。

 駅舎入口から駅前通りを眺めたところです。
 少し向こうの信号機が道道交差点。
 ということで、ここに立ち寄る計画ではなかったのですが、車から「駅舎跡」らしきものが目に入ったので、つい立ち寄ってしまった次第です。

現バスターミナル。

 バスターミナル=旧駅舎の真正面です。
 風避けの二重の入口が典型的な北国の建物です。
 あちこちでぐずぐずしていたお陰で、時刻はすでに17時を過ぎています。 ここから先も運転経路は廃線跡に沿っているのですが、今回の岩内線の寄り道はこれだけにしておきます。

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