仙石線あおば通駅。 2000年に仙石線仙台駅付近はチョッピリ形態を変えました。 これまで仙石線の仙台駅は、東北本線に突き当たる形の東口の地上駅でしたが、地下駅に乗り入れることになり、あわせて東北本線仙台駅の下を抜けて、西口の「あおば通」駅まで一駅間が延長開業されました。 ということで、わずか一駅間500メートルだけ、仙台駅の「西口」と「東口」の間といってしまえばそれまでなのですが、「新線開業区間」であることに変わりはありません。 ということは一度は乗っておかなければならないわけで、これまでなかなか機会がなかったのですが、ようやく仕事のついでに(少々?相当?強引なスケジュールですが)訪れることができました。 仙石線列車。 「あおば通」駅から東北本線「仙台」駅まで、地下通路をゆっくり歩いてみると5分弱。いわゆる「仙台駅西口」という感覚ではなく、若干離れている、といった感じでした。 といっても、都会で私鉄や地下鉄の乗り換えの場合、「同じ駅名」でももっと歩く距離があることもあり、決して遠い距離ではありません。 少なくとも「あおば通り」と「仙台」間一駅をわざわざ乗車するほどのものではありません。 現在の仙石線の列車は終点石巻行きの「快速」と、石巻行き及び途中までの区間列車「各駅停車」に大別されます。 以前は「特別快速」ほか、ユニークな快速列車も運転されていました。 仙石線205系。 仙石線は東北地方にあって直流電化区間。 車両は現在は、東京から流れてきた205系が、トイレや半自動扉等の改造を受けた上で、運用についています。 「青」が基本カラーのはずなのですが、ごらんのように混成カラーの編成も走っています。 東京の通勤電車では考えられなかった、「クロスシート」(クロス⇔ロング変換可能な2Wayシート)に改造された車両も見られます。 乗ってみれば、何の変哲もない地下路線でした。あたりまえですが。 あおば通駅。 この「あおば通」駅、もともとは地下乗り入れに際してこちらが「仙台駅」になると報道されていました。(現仙石線「仙台」駅は「仙台東口」駅となる計画だった) しかし駅の立地のためか、従来の駅位置と駅名の混乱のためか、結局現状に落ち着きました。 もし終点駅名が「あおば通り」でなく当初案通り「仙台」になっていたら、新区間開業でなく単なる「駅の移動」扱いで、「未乗車区間」扱いにならないのか?何だか混乱しそうです。 石巻駅。 初めて仙石線に乗車したのは1978年3月15日。 大学入学後、春休みで研究会の仲間と「東京方面合宿」の後、東北方面を訪れた時のことでした。 その後何度か区間乗車の機会はありましたが、全線通しで乗車したのはこのとき限りです。 車両は当時はまだ旧型国電の72系が走っていました。 が、当時の私にとっては旧型国電、特にゲタ電はほぼ「守備範囲外」で、線路や風景にばかり見とれて車両の方にはあまり目をくれませんでした。 「写真記録派」でもなかったため、残念ながら写真の一枚も残していません。 この日のスケジュールは、青森から仙台に夜行急行「八甲田」で到着後、利府支線と丸森線往復。 仙台発10:11の石巻線3021Mで石巻へ。 更に女川〜小牛田〜仙台〜山形経由で左沢線訪問後、再び仙台に戻り、夜行急行で北に向かう、という「乗ってばかり」の一日でした。 終点石巻駅は、路線の歴史の関係で仙石線と石巻線の駅が独立しており、駅前広場すぐ横にふたつの駅が並んであるのに、よくわからずあらぬ方向を探して迷った?記憶があります。
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