かいもん4号のホームページ TRIAL20000 岩内線
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北海道の国鉄ローカル線、岩内線です。
函館本線からの分岐駅・小沢駅では函館方面から直通する線形でしたが、結びつきは反対向きの札幌の方が強かったようです。 かつては札幌から直通急行「らいでん」も運転されていましたが、ローカル線廃止の初期、1985年6月末で廃止されてしまいました。

<小沢 〜 岩内>
<INDEX>
1979年3月乗車  
2008年11月再訪

1979年3月乗車

岩内駅スタンプ。

 岩内線を訪れたのは1979年3月後半。 本来はこの時の訪問リストに入っていなかったのですが、ちょうどこの時新型特急電車781系(量産先行編成)が「いしかり」で営業運転開始。 ぜひ眺めて乗ってみたくなり、予定を延長の都合で急遽押し込んで訪れた岩内線でした。
 列車の時刻の関係で、帰りは並行する国鉄バス利用。このため、行き止まりの盲腸線には珍しく、片道だけの乗車でした。  しかし、スタンプと入場券ばかり並べると、サブタイトルが単調なこと・・・。

岩内駅入場券。

 入場券を求めたところ、時々お目にかかる乗車券と兼用印刷のものでした。
 この頃は「乗車派」で写真を撮るのにはあまり熱心ではなく、岩内線訪問の「お土産」はスタンプと入場券だけです。

2008年11月再訪

岩内線廃線跡・小沢駅付近。

 こちらは倶知安から峠を一山越えただけの程近い、函館本線小沢駅です。
 もちろん函館本線は現在も活躍中の路線で(この区間は名前の通りの「本線」とは程遠い状況ですが)、後ろの小沢駅も現役の駅です。 (GALLERYの北海道のコーナーも併せてご覧ください)。
 左手の2本の線路は現役ですが、ちょうど今立っているあたりが、旧国鉄岩内線のレールの跡地です。

岩内線廃線跡・小沢駅付近。

 道路よりも一段高いところにある函館本線小沢駅。 小樽・札幌方面に向かうと、ゆっくりと右手にカーブして行きます。
 一方岩内線の方は、正面そのまま真直ぐの線形で下って行き、田圃の高さまで下りた後に、ゆっくりと左にカーブして行き、岩内を目指していました。

岩内線廃線跡・小沢駅付近。

 上の写真のもう少し先まで進んだあたりです
上方の落石防護柵が、現役の函館本線のもの。 一段低い手前の雛壇部分(といっても草むらの中ですが)が、勾配を駆け下りてくる岩内線の廃線跡です。
 ここから先終点の岩内駅跡まで、岩内線の線路跡は当時の姿がほぼ完全に残されており、容易に辿ることができます。

岩内線廃線跡・国富〜幌似間。

 国富集落付近です。
 地形と線形の関係で、小沢駅方面からの線路は集落をかすめるようにカーブし、駅はその一番外れ付近にありました。
 写真は駅から更に岩内方面に進んだところで、ここはオーバークロスする国道の高架橋がそのまま残っています。

岩内線廃線跡・国富〜幌似間。

 上の写真の高架橋から岩内方面を眺めたところです。
 真直ぐに伸びた敷地、廃止後20年以上経過していますが、実に判りやすい廃線跡です。

岩内線廃線跡・幌似駅。

 国富を過ぎると国道からはやや外れて並行、と言った感じになりますが、次の幌似駅跡です。
 こちらは駅舎が残されているばかりかきちんと整備されており、「幌似鉄道記念公園」と唱って開放されていました。

岩内線廃線跡・幌似駅。

 幌似鉄道記念公園の歴史です。
 「公園施設の移設」云々という記載がありますが、実際は公園建物が一部移設されただけで、駅の敷地はそのままです。

岩内線廃線跡・幌似駅。

 この写真ではあまり引きを取っていませんが、今でも広いバックヤードが残っている幌似駅跡です。
 元々は交換駅のはずでしたが、ホームは1面が残っているだけでした。
 しかレールの上には、スハフ42形客車とワフが保存されていました。

岩内線廃線跡・前田駅。

 国道からも岩内・共和道路からも少し外れたところにある、前田駅跡です。
 地形の関係で、国道よりやや北側を迂回する形で岩内に向かっていました。
 ここもホームが残っていました。

岩内線廃線跡・前田駅。

 以前は前田駅で南北に分断されていた形の道路ですが、廃線後にホームを切り崩す形で貫通してしまいました。
 今では道路が旧ホーム跡を分断した形になっていますが、両側のホームとも残っています。

岩内線廃線跡・岩内駅付近。

 正面奥手、小沢駅方面から岩内駅構内に進入するあたりです。
 この辺りはさすがに人口がやや多いせいか、跡地も「有効活用」されています。
 何となく、「港町の終点駅」といった風情が漂います。

岩内線廃線跡・岩内駅。

 終点岩内駅跡です。
 広い敷地は駐車場とバスセンターになっていました。 ここだけはホームの跡形も残っていません。 以前訪問時に、岩内駅前から帰路、小沢まで国鉄バスに乗った時の面影はありません。
 それにしてもニセコ・京極方面から来ると、岩内の町は昔の印象以上に大きく感じられます。 岩内線と函館本線がもっと便利なら、鉄道の生きる余地もあったのでは?と思われて仕方ありません。

幌似駅保存車両。

 写真は幌似駅に後戻りです。 折角車両が保存されていたので、ここでは少しの間車を停めて歩き回りました。
 ご覧のとおり、残されたホームの反対側は広い敷地です。 構造物は何も残っていませんが、当時の雰囲気の一部はうかがい知ることができます。
 ワフとスハフ、状態はかなり良いようです。

幌似駅保存車両。

 ワフの車内です。
 ワフとかヨとかいった車掌車はもちろん旅客用ではありませんから、普段中に入ったことは殆どありません。
 しかし、古い客車の一端とどこか似通った雰囲気があり、「懐かしい」という感覚が溢れてきます。
 外部だけでなく、車内も比較的最近塗装されたようで状態が非常によく、管理される方の努力が偲ばれます。

幌似駅保存車両。

 こちらは上のワフと違い、乗り慣れた、といった感じの客車、スハフの車内です。
 昔の夜行急行列車、といえばこの車両でしたね。 北海道旅行の際には、ほとんど毎晩この車両の車中で過ごしたものでした。
 古くても「急行型」だけあって、細かい部分の造りは重厚です。
 あの独特の「匂い」がそのままだったのは、実に嬉しいことでした。

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