尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2010年9月13日 ![]() 愛国駅正面。 帯広から襟裳岬への観光の途中です。 本日のルートは、旧広尾線とほぼ並走します。 まだ廃止されるずっと前、その駅名から大ブームになりましたが、途中愛国駅と幸福駅があります。 廃止された後も観光地になっていますので、この2つには観光として立ち寄ろうと思います。 まずはじめは愛国駅。 さすがに観光地化されているだけあって、国道の案内標識も万全でした。 ![]() 駅前通り。 少し国道側に下がり、駅前の風景を眺めてみました。 決して気の利いた小奇麗な店ではありませんが、土産物屋もあります。 朝のことで、時間的に、まだ営業していないところもありましたが。 ![]() 売店スタンプ。 駅前の土産物屋の一軒。 店先に、「ご自由にお使いください」と駅スタンプがあります。 相当擦り切れています。 元々駅のものでしょうか。 それとも別に作り直したものでしょうか。 ![]() 駅名標。 ホームの駅名標です。 はっきり判りませんが、後ろの休憩所と言い、新しく造ったものではないかと思います。 後方には「幸福行き」の切符が。 2010年4月18日追加 ![]() 駅名標。 同じホームにある、別の駅名標。 背の低いものはともかく、金属製の方は、恰好からして以前からあったもの? もっとも場所は移設しているかも。 ![]() 機関車。 大型の機関車、9600型が停めてありました。 北海道と言えばこれ、というイメージが強い蒸機です。 ![]() 機関車案内。 ホームにある、機関車の案内です。 細かいコメント付けるよりは、写真をご参照ください。 実は「煙の出る機関車」にはあまり強くない私かいもん4号です。 ![]() 機関車。 ホームから降りて足下から見上げると、随分大きな9600型機関車です。 周囲は公園風になっており、観光地、という感じではありますが。 大勢のお客を呼び込むには、何かもう一ひねりあってもいいかも。 あまりいじり回して欲しくない、という思いはありますが。 2010年4月25日追加 ![]() 愛国駅広尾方面。 ホームから広尾側を眺めたところです。 公園として整備された先の方、明らかに敷地の一部だったと思われるあたりには、新しい住宅が建っていました。 さらにその先に回ると・・・。 鉄道の線路跡が全くわからなくなります。 部分的に、完全に畑地(牧草地)に戻されたところもあるようです。 さすがは大型農業の地・北海道です。 ![]() 愛国駅帯広方面。 反対側、帯広側です。 すぐ向こうを高規格道路が交差しており、鉄道跡はここで完全に分断されています。 ![]() 愛国駅舎内部。 駅舎の中は展示館。 展示品は、あちこちの駅跡と同様なのですが・・・。 なにやら一杯貼り付けられています。 さすがは愛国駅。 ![]() 愛国駅舎内部。 同じ駅舎内です。 駅の雰囲気もさほど変わっていない、のだと思います。 よくわかりませんが、「張り紙」には一定のルールと秩序があるようです。 それとも時々管理する方がいるのでしょうか。 ![]() 愛国駅前風景。 これは昔来た時にはなかった・・・気がします。 左右のどちらも比較的新しいです。 あったとしても、貧乏学生時代に高価なフィルムでこんな記念撮影はしなかったとは思いますが。 2010年5月10日追加 ![]() 大正駅付近高架橋。 車を少し進めて、大正駅の少し手前。 途切れ途切れの廃線跡を車窓からトレースしながら進むと。 この高架橋も無用の長物になってしまいました。 比較的新しい道路のためか、当面改装工事の必要がないのか、はたまた撤去の費用と工数が確保できないのか、未だにそのままです。 雨が当たらないため、下部は「有効活用」されていますが、これは「不法占拠」でしょうか。 ![]() 大正駅正面。 国道からそれて少し奥に入ると、すぐに大正駅。 駅敷地までの正面道路はそのままです。 駅舎は残っていませんが、敷地の雰囲気はそのままです。 この写真ではわかりませんが、左右の敷地も広く残り、公園になっています。 ![]() 大正駅ホーム?。 敷地の一番奥にあるホームです。 古い木で囲まれた昔ながらのホームですが、当時の写真と見比べると、どうやら後から造られたもののようです。 この場所に短い貨物ホームがあったかな?とも思いましたが、通常の中間駅のレイアウトでは、一番奥にはこないでしょうし。 ![]() 大正駅駅前通り。 大正駅敷地内少し奥(駅舎の中あたり?)から駅前通りを眺めたところです。 広い通りは、突き当りで国道に合流します。 きわめてオーソドックスな造りでわかりやすいですが、廃止前には家(商店)が詰んでいたのでは?という跡も見られました。 ![]() 大正駅案内板。 敷地の入り口付近にある大きな案内板です。 敷地の多くは「大正ふれあい広場」ということですが、お盆休みのせいか、イベントが開かれているわけでもなく、利用者も皆無でした。 ![]() 大正駅駅舎。 駅舎は残っていませんが、上の看板の片隅に描かれている、昔の大正駅の写真です。 敷地内の一画には、良く似た形状のトイレがありましたが、駅舎が移設されたわけではなさそうです。 こうして各駅の遺構を眺めてみると、一端取り壊すけれどもよく似た構造物をつくり雰囲気を醸し出す、という努力?がなされているようです。 2010年5月23日追加 ![]() 幸福駅駅舎。 大正駅からさらに一駅進み、幸福駅です。 ごくごく小さな木造の駅舎は、昔のままの姿で残されています。 駅名ブームを巻き起こした、全国でも知名度トップクラスの有名な駅。 加えて、一面一線だけの停留所クラスの簡単なホームに小さな駅舎、さほど広くない駅前。 というレイアウトが、昔の姿をよく留めている理由です。 ![]() 幸福駅跡風景。 幸福駅は、昔の駅の姿をほぼそのまま残しつつ、周辺が観光地として開発されたという点では珍しい例です。 これは上記のように、 @廃止後もそのまま観光地でありうるネームバリューを備えていた。 Aレイアウト上、旧国鉄の敷地利用では観光駐車場やその他の建築物などのスペースが全く足りず、大きくいじりようがなかった。 B駅正面が国道と反対側で、かつ非常に狭かった。 C駅の裏側国道側に、転用可能な平地(農地)があった。 などの好条件(?)によるところが大きいと思われます。 その代り、整備された駅の裏側は広い駐車場あり、花壇公園ありで、昔の畑地とは様変わりです。 ![]() 幸福駅ホーム。 裏側から見た、幸福駅のホームです。 昔の写真と見比べると、帯広方にたくさんあった防雪林?はかなり大規模に伐採されていますが、この写真の範囲ではほぼ以前のままのようです。 ![]() 幸福駅車両群。 幸福駅ホームとその広尾方外れに停められた車両群は、2両のキハ22と1両の保線車両です。 幸福駅は一面一線の簡単な駅でしたから、列車は交換できるはずもなく、だた停車してそのまま発車するだけ。 廃止後こんなふうに複数の車両が展示されることになるとは思いませんでした。 ![]() 気動車車内。 ホーム側に停められたキハ22の車内です。 北海道では車内に入れるキハ22が何両かいます。 あるものは原型保存を目的に、またあるものは改装してハイカーの簡易宿泊所に、と様々です。 ここ幸福駅のものは昔を彷彿させる、保存状態の良いものでした。 ![]() 気動車運転台。 キハ22の運転台です。 運転台のドアは開かれていますが、アクリル(?)の仕切りがあり、残念ながら中には入れません。 名寄本線興部駅跡のキハ22と違い、こちらの室内は本来の機械色・灰緑色でした。 ![]() 気動車正面から。 正面貫通扉窓から、広尾方に停められたもう一両のキハ22を眺めたところです。 線路はこの先、右側にゆるくカーブしています。 ということで、この駅では昔の線路がそのまま残されたものとわかります。 2010年8月22日追加 ![]() 幸福駅ホーム。 ホームに停められたキハ22です。 簡単な造りのホームと駅名標。 左右にある防雪林。 いずれも当時のままの姿です。 (と断言するほどホームの様子を記憶しているわけではないのですが。) ![]() ホーム先端(帯広側)。 保線車両が停められたホームの帯広方先端。 保存区域はここまでで、レールもここで途切れています。 そこから先は盛り土も崩されてしまっていました。 ![]() 幸福駅帯広方面。 上の写真の場所から帯広方を眺めたところです。 ホームや線路は移設されたものでなく、本来のものに違いないのですが、その先はご覧のとおり。 完全に畑地になっており、線路の左右に断続的にあった林も、多くがなくなっていました。 ![]() 忠類駅舎。 幸福から更に車を進めて広尾方面。 しばらく行くと、忠類駅の横を通ります。 小さな駅で、駅前通りというほどの通りもありませんが、信号待ちで停車した国道から容易に見つけることができました。 というだけの雰囲気は備えています。 正面には、「交通公園」の看板も建っています。 ![]() 忠類駅保存車両。 交通公園・鉄道資料館、というほどの規模でもありませんが、原形(廃止時)の保存率は高く、線路の上には3両の貨車も保存されています。 置いているだけ、という感じではありますが、決して隅の方が錆びてボロボロというわけではありません。 廃止よりずっと以前、もう一面ホームがあった当時のレイアウトも推測できそうな、忠類駅の構内敷地でした。 ![]() 忠類駅。 忠類駅の構内、2本の線路があり、3両の貨車はホームではない方に停められています。 廃止直前まで、こちらの線路も使用できる状態にあったのでしょうか。 2010年8月29日追加 ![]() 広尾駅正面。 忠類出発後、国道沿線にまだまだ駅らしき跡はあったのですが、主目的の観光以外であまりグズグズする訳にはゆきません。 本日の観光のメインは襟裳岬、サブは幸福駅(廃線跡の旅ではなく観光です!)だけですが、十勝川温泉から登別までそこそこの走行距離です。 ということで、途中は横目で眺めるだけにして、広尾線の終点は広尾駅です。 ここは駅舎は原形をとどめています。 ![]() 広尾バスターミナル。 昔の広尾線の駅舎。 単に原形をとどめているだけでなく、バスターミナルとして現在でも使用されています。 計ったわけではありませんが、ちょうど路線バスが到着、そして折り返し帯広に向けて出発です。 旧駅舎の事務所に勤務されている係員が到着便を出迎え、そして折り返しの発車を見送ります。 昔のバスターミナルではよく見かけましたが、今ではこんな風景もほとんど過去のものになってしまいました。 何だか何十年も前に引き戻された感じがします。 ![]() 広尾駅時刻表。 広尾駅の駅舎内、ちょうど改札口の真上に、今でも時刻表がそのまま掲示されていました。 終着駅でよく見られた、到着便だけの時刻表です。 平地の区間を走る結構長い路線ですが、昼間の列車は殆どありません。 日高本線、国鉄バス路線とともに襟裳岬を周遊できるコースを形成していたのですが、実用的とは言えませんでした。 ![]() 広尾駅構内。 広尾駅駅舎内です。 鉄道はなくなりましたがバスの営業所・待合室として今でも現役のため、記念館や博物館とは違い、今でも「駅」という雰囲気です。 綺麗なベンチが現役であることを物語っています。 ![]() 広尾駅構内。 以前の出札口は現在でもバスの事務室窓口です。 更にまだ新しいベンチとストーブ。 今回の旅行で初めて「生きた駅」を見た気がします。 荷物窓口や事務所の一部を潰して設けられた展示物で、ようやく鉄道廃線駅だとわかる感じです。 ![]() 広尾駅構内。 構内の一角、昔の事務室・手荷物取扱所を利用しての展示スペースです。 じっくり見学すると結構な品々ですが、さすがにそこまで時間がないのが残念です。 ![]() 広尾駅・ホーム跡。 駅舎の裏側、プラットホームのあったスペースはこんな感じ。 ホームは完全に撤去され、駐車場スペースになっていました。 駅舎部分だけはきっちりと原形を留めています。 ![]() 広尾駅・帯広方面。 駅の帯広側です。 公園、というよりミニゴルフ場になっていました。 左手寄りの一番奥が、帯広方面への線路跡です。 ![]() 鉄道記念公園。 駅舎のすぐ帯広寄りのスペースです。 ミニゴルフ場と公園、というところですが、鉄道公園としては、若干の鉄道施設の遺物が並べられている程度です。 但し静かな雰囲気は上々です。 2010年9月13日追加 ![]() 記念スタンプ。 さて、駅舎の中、改札口の隣にスタンプが並べられていました。 全部で10個。 もちろんここ広尾駅のものだけでなく、色々な駅のものがあります。 用紙は持参しているため、早速押そうとしたのですが・・・・・。 備え付けてあるスタンプ台は、残念ながらインクが枯れてしまっています。 おまけにこのスタンプ、どれも相当に磨耗していて、試しに押しては見たものの、何が何だかサッパリわかりません。 昔はそんな時のために、自前のスタンプ台を持ち歩いていた時期もありましたが、さすがに今はそこまでやっていません。 残念ながらスタンプ押印は断念せざるを得ませんでした。 ![]() スタンプ・愛国駅〜幸福駅。 そうは言っても、これだけ目の前に並べられてこのまま何もしないのはちょっと悔しい。 という訳で、せめて写真に撮ることにしました。 幸いデジカメの時代ですから、後でどんな加工でも出来ます。 押印の代わりに、ここではスタンプそのものの写真をアップさせて頂きます。 もちろん撮ったままではなく、左右に反転処理をしています。 愛国駅〜幸福駅のスタンプ。 これは元々どこの駅にあったものでしょうか。 ![]() スタンプ・幸福駅。 幸福駅のスタンプです。 が、よく見ると「さよなら広尾線」というシロモノです。 廃止直前に製作されたと思われますが、この磨り減り具合。 廃止直前に多数の人が訪れたのでしょうか。 それとも廃止後も引き続き訪問客が途切れないのでしょうか。 ![]() スタンプ・新生〜大樹。 新生駅〜大樹駅のスタンプです。 愛国から幸福までの切符の人気の陰に隠れていましたが、こちらの新生〜大樹の切符も根強い人気がありました。 これまた、どちらの駅にあったものでしょうか。 ![]() スタンプ・広尾駅。 ご当地・広尾駅です。 「さよなら広尾線」のものです。 以下、コメントはほぼ同文ですので手を抜かせていただきます。 ![]() スタンプ・愛国駅。 愛国駅のものです。 以下同文、にて失礼します。 ![]() スタンプ・依田駅。 以下、「以下同文」すら省略です。 ![]() スタンプ・中礼内駅。 〜略〜。 ![]() スタンプ・更別駅。 〜略〜。 ![]() スタンプ・忠類駅。 〜略〜。 ![]() スタンプ・大樹駅。 ということで、10個のうち多くが「さよなら広尾線」のスタンプでした。 これで心おきなく、襟裳岬の観光に向かうことにします。
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