かいもん4号のホームページ TRIAL20000 五能線
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五能線です。 男鹿半島の付け根・東能代と津軽半島の付け根・川辺の間を、日本海沿いにぐるりと巡る全長150キロ弱のローカル線です。 両端の区間はそこそこの乗降客もありますが、途中日本海沿いを延々と走る区間は乗客も少なく、列車本数もわずかとなります。 世界遺産の白神山地や日本海の雄大な眺めを資産に、近年は観光路線として力を入れ、観光快速列車「リゾートしらかみ」3往復が走ります。
尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2014年9月28日
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2014年3月再訪

<東能代〜川部>
2014年3月再訪

秋田駅「リゾートしらかみ」。

 秋田駅です。
 今回のタイトルである「五能線」のエリア外の駅ではありますが、本日はここから「リゾートしらかみ5号」で終着青森まで、五能線全線を含む区間に乗車しようという企画です。
 秋田から青森までの「リゾートしらかみ5号」。 秋田を発車すると暫く奥羽本線を北上。 東能代からは進行方向が逆になり五能線に入ります。
 車両は専用のリゾート車両です。

「ぶな」編成。

 本日の編成は「ぶな」。(表示上の都合により「ひらがな」で失礼します。
 3編成ある「リゾートしらかみ」用車両ですが、現在運用されているうちでは最も先輩格の編成です。
「リゾートしらかみ」の編成は数日ごとに運用が入替となりますので、最新のハイブリッド「青池」編成に会うかなとちょっとだけ期待していましたが、これはかないませんでした。

発車待ち。

 現在の「ぶな」編成は4両編成。
 先頭車両は展望タイプ(と言うほどには眺めは良くない)の改造車ですが、中間の連結部はオリジナルのキハ40先頭車そのままです。
 北国では寒い3月のこと。 どれほどの乗車があるかと思っていましたが、そこはさすがに3連休です。 満員とはいかないまでもかなりの乗客で、一旦荷物を車内に置いたあとにホームに降りて写真を撮ったり眺めたりする観光客も多数です。
 ここでは敢えて人の姿は外した写真としましたが。

「リゾートしらかみ」車内。

 「ぶな」編成の車内。
 この先頭車両には転換式のリクライニングシートがずらりと並んでいます。
 通路から少しかさ上げされた床面に取り付けられていますので、ハイデッカーと言うわけではありませんが眺めは良さそうです。
 イメージはJR東海のキハ85に似ていますが、もう少し開放的で軽快な感じがします。

東能代(ここから五能線)。

 列車は奥羽本線を北に向かい、東能代に到着です。 と書けば順調ですが、実は途中信号故障?の影響で、およそ10分ばかり停車したため、その分延着です。
 さほど長くない4両編成の列車ですが、運の悪いことに乗車している先頭車が通行量の多い踏切を塞ぐ形で停車。 車の列がどんどん長くなるのは気の毒なことではありました。
 この東能代で多少の乗客があり、車内はほぼ満席となりました。 ここからは五能線に入り列車の進行方向が変わりますので、座席の向きも転換です。
 満員の乗客で車内湿度が高く、眺めの良い大きな窓が曇りがちです。

能代駅。

 五能線内最初の停車駅は、能代地方の中心地? 能代駅です。(そのまんまの表現ですが。)
 奥羽本線のルートからは外れましたが、この能代までは区間列車がそこそこ。 しかしここから先の五能線区間は、列車本数は僅少。
 全車指定席の「リゾートしらかみ」6往復を除くと、日中は3時間に1本程度の閑散区間です。

岩館駅停車。

 白神山地と日本海に挟まれた集落、岩舘駅に停車です。
 若干の観光客が下車してゆきました。
 3本の「リゾートしらかみ」のうちでは最終列車ですし、この時刻ですから、今夜はこの近くに宿泊でしょうか。
 それに混じって、地元風の下車客もちらほら。 やはり列車本数僅少のため、指定席料金を投資してでも乗車する地元客はいるようです。

日本海。

 岩館の少し先。 日本海がすぐ眼の下に迫ります。
 奇岩が並び観光には楽しい風景が連続します。
「リゾートしらかみ」は車窓風景重視の観光列車。 ということで、このあたりでは徐行運転です。
 本日の日本海は、雪がちの天候で雲がたれこめているため、陰鬱な感じです。

日本海。

 折角の車窓風景ですから写真アップしますが、コメントは省略です。 (アナウンスは少なめのほうが好いかと・・・。)
 このあたりでは一番のポイント、でしょうか。

ウェスパ椿山。

 ウェスパ椿山駅に到着しました。
 快速列車が停車する駅ではありますが、この駅は全く記憶にありません。 そのはずで、2001年に新しく開業した駅です。
 隣には観光施設のウェスパ椿山が併設されています。 それ以外にも下車客を受けるべく、不老不死温泉に向かう送迎バスが待機し、意外と多かった下車客の半数程度が乗車してゆきました。

深浦港。

 海岸沿い、波打ち際よりやや高めのところを走っていた列車。 入り江をぐるりと迂回するように深浦の町に入ります。
 それまで転々と集落を繋ぎながら、延々と寂しげな場所を走ってきた目からすると、漁船や家並みが新鮮に映る深浦の町でした。

深浦駅。

 深浦駅は昔と変わらない感じでした。
 ホームから駅舎への構造もそのままです。 が、駅舎の外装は綺麗になった感じがします。
 以前乗車した時は客車と貨物の混合列車。 貨車入れ替えのために長く停車したような記憶があります。

波打ち際。

 深浦を出ると再び日本海に迫ります。
 どちらかというと海面から数メートル以上離れた路盤が多い五能線ですが、このあたりでは「波打ち際」と言ってもいいような海面近くを走ります。
 少し浜があるので穏やかな感じですが、本格的に海が荒れると影響を受けてしまいます。

日本海深浦付近。

 このあたりも日本海&奇岩のビューポイント。
 そして列車の撮影地でもあります。
 やはり列車はゆっくりゆっくり徐行運転です。

日本海。

 上の写真では砂浜が出てきたところもありましたが、やはりこの路線は海岸の岩肌を削る日本海、といったイメージが強い。 そんな路線です。
 線路を引いた先人に敬服です。
 が、残念なことに中間の区間は普通列車が3時間に1本程度(除く、リゾートしらかみ)の、超過疎路線です。

五能線的風景。

 沢山の奇岩も五能線のシンボルですが、私の印象では、こんな感じの風景が延々続くのが一番五能線らしい風景かと思います。
 以前は北海道の羽幌線も同じような立地と風景でしたが、こちらはずっと以前に廃止されてしまいました。

日本海そろそろ見納め。

 延々続く日本海。 ここにアップでは最後の風景です。
 本日は「荒れている」とは言ってもこの程度ですが、本当の荒天で荒波が来たら線路まで飛び散って来そうです。

鰺ヶ沢到着。

 鰺ヶ沢に到着です。
 以前乗車した時はもう少し大きな駅と集落(市街)だったような印象があるのですが、意外とこじんまりとした雰囲気の駅でした。
 貨物列車がなくなって、少なくとも敷地面積はかなり縮小した駅が多いように思われます。
 雪の夕刻のせい、ということもあるでしょうか。

内陸へ。

 能代から先、延々日本海沿いを走って来た五能線ですが、鰺ヶ沢を出ると日本海に別れを告げ、車窓は田園風景に変わります。
 北から東に向きを変え、津軽半島の付け根を内陸に向かいます。
 が、山越え路線ではなく、広々とした田園風景です。

木造駅。

 内陸の駅・木造に到着です。
 次第に平地が開けてきて、都会ではありませんがやや人口の多い地域向かっているかという感じがします。

津軽平野。

 木造から五所川原の間は、広々とした田園風景が広がります。 といっても3月のことですから、ひたすら広い雪原、というイメージではありますが。
 雪がすべてを覆い隠した何もない平原、と言う感じではありますが、五所川原に近づくにつれて次第に建物や構造物が増えてきました。

五所川原。

 左側から線路が近付いてきたかと思うと、腕木式信号機です。 もちろん明かりは点っています。
 津軽中里まで伸びる津軽鉄道の路線と合流したら、五所川原に到着です。
 延々五能線の車窓を眺めた目には、かなりの大都会に映ります。

旧型気動車。

 津軽鉄道五所川原駅の外れに、昔の気動車が留められていました。
 すでに使用はされていませんが、かつては主役だったキハ20タイプの気動車です。
 今では屋根に雪が高く積ったままの留置でした。

津軽鉄道気動車。

 ホームに停まっているのは、現役の軽快な気動車です。
 今ではこのオレンジ色の気動車が津軽鉄道の主役。 但し以前と比べると、列車本数は削減されたようです。
2014年9月28日追加

跨線橋。

 JR五所川原駅と津軽鉄道駅の間には、古い跨線橋が。
 広い敷地と長い跨線橋ですが、広めの間のスペースは除雪されていません。 造りから間に線路がある(あった)のは明らかですが、貨物列車が運転されなくなった今では不要の敷地でようか。
 津軽鉄道とに挟まれた用地のため、住宅などに転用もできないようです。

五所川原駅ホーム駅。

 「リゾートしらかみ」、五所川原で暫く停車します。
 ホームには列車待ちの乗客が多数。 しかしながら、発車案内を見ると、次の発車は上りも下りも18時52分発。 まだまだかなり、というか小一時間も時間があります。
 昔は駅で列車に乗るのに30分以上待つことは当たり前でしたが、今ではそんな風景はローカル列車では見られません。

津軽鉄道駅。

 「リゾートしらかみ」の後部運転台から眺めた、津軽鉄道津軽五所川原駅です。 こちらは駅名の頭に「津軽」がつき、一応別の駅といういことになっています。
 もっともJRとは跨線橋で直結していますので、乗換にさほどの不便はありません。
 乗り換えの乗客を待って発車待ち、と言う感じで停車中の津軽鉄道の気動車でした。

五所川原駅。

 さて、2枚上の写真文章で、「次の列車まで1時間」と書いたのですが、となりのホームに気動車が入ってきました。 下車客があるのは勿論ですが、入れ替わりの乗客が結構います。 いくら何でも早すぎないか?と思って時刻表を見ると、ホーム表示の18時52分の前に、「リゾートしらかみ」と交換の17時51分発の列車がありました。 そう言えば、ホームこちらの線も、まだ停車中の「リゾートしらかみ」ではなく、次の1時間後の弘前行きを表示しています。 いくら何でも切り替えが早すぎないか? 改札口の表示と連動して、もう切り替えたのでしょうか。

川部駅。

 五能線の終点、川部駅です。
 五所川原から川部の間は水田とリンゴ畑が入り混じる平地なのですが、すでに車窓を楽しめる時間でもありまでんでした。 五能線の各列車、川部側は奥羽本線の弘前までそのまま直通運転します。
 この「リゾートしらかみ5号」も同様ですが、弘前から更に青森まで向かうため、川部〜弘前間は往復。 この川部駅は2度通ることになります。(但し2度目は通過扱い)
 この写真、加工を間違えて裏表なのでは? イエイエ、よ〜く見てください。

青森駅ホーム。

 五能線は川部でおしまいですが、「リゾートしらかみ5号」は一旦弘前に立ち寄った後、再び奥羽本線を青森まで走ります。
 夜の青森駅は、休日と言うこともあるのか比較的閑散としていました。

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