尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2015年7月26日 <五稜郭(函館)〜 木古内 〜 江差> <INDEX> 2014年8月再訪 2015年2月8日追加 2014年3月再訪 2015年7月26日一部追加 2014年8月再訪 木古内駅跨線橋。 2014年8月の木古内駅です。 改札内の跨線橋。 普通列車発着ホーム4番線5番線からは「江差」の文字がなくなり、函館方面だけの表示になりました。 文字のバランスからすると、アクリル板は新調されたようです。 ホーム駅名標。 一方ホームに降りると。 駅名標の隣の駅の表示。 江差方面の「おしまつるおか」の名前は上から消されてしまいました。 しかしこれも、あと1年半後の2016年春にはJRから第3セクターのものに取り換えられます。 第3セクターがいつまでも存続できれば、と思いますが、どうなりますか。 のりば案内。 木古内〜江差間廃止でローカル線列車ばかりに目が行きがちですが、現在の木古内駅の主役は、津軽海峡線直通の特急です。 小さな駅ではありますが、「青森」「東京」の表示にはそれなりのステータスを感じます。 しかし新幹線が開業すると、3本ある旅客ホームは1本あれば十分、ということになります。 バス乗り場。 木古内駅前のバス乗り場。 今年2014年5月12日からは、江差線の列車に変わり、このバスが江差方面への足になっています。 今のところ従来と変わらない6往復が確保されており、道路は旧線路と概ね並行していますから、利便性はさほど変わらないかもしれません。 もっとも朝の通勤通学時間帯。 ローカルとは言えどれだけ混雑するのかしないのか。 一度見てみたい気もします。 元上ノ国駅。 木古内から松前回りの大回りルートで江差に向かう途中。 山越えルートとの合流点近く、道路からほんの一歩奥に入ったところに上ノ国駅がありました。 道路からこれだけ入った所が駅跡ですが、さほど寂れている感じでもありません。 商工会館。 寂れた感じがしないのはもっともです。 建物の大半は「上ノ国町商工会館」であり、上ノ国駅として使用されていたのは、一番右側のほんの一部分だけでした。 北海道内に限りませんが、駅の委託化無人化に合わせて、従来の駅舎そのものが観光センターや町村施設に建て替えられ、駅は立派な建物の一部分、という構図がここでも見られました。 もちろん商工会館の方は「現役」です。 駅舎入口。 一番右端のこの部分が、江差線上ノ国駅だった部分です。 正面の入口に駅名は残っていますが、出入り口は正面・改札側ともに施錠され、残念ながら中に入ることはできませんでした。 線路跡。 商工会館(駅舎)の横を回って線路側に出てみると。 構内から木古内側出口を眺めた風景です。 レールはそのまま残されており分岐もありますが、現役時代からすでに使用されているレールは手前側のみでした。 夏草茂る。 木古内側から駅・ホームを江差側に向かい眺めたところです。 廃線になってからほんの3ヶ月しか経っていませんんが、流石に夏のこと。 かなり草が生い茂ってはいました。 ホーム跡。 さほど長くなかった上ノ国駅のホームです。 最盛期はともかくせいぜい2両編成のローカル線ならこれで十分だったのでしょう。 5か月前の3月に訪れた時は、ホームの向こう側には除雪された雪が高く積まれていました。 ホーム跡。 反対側のホーム。 手前側とややずれた位置にあります。 単線区間ですからスタフを交換する都合? それとも貨物列車の都合でしょうか。 いずれにしても、廃止よりもずっと以前に使われなくなってはいました。 ホームの残骸。 3か月前まで現役だった旅客ホーム。 ですが、すでにこの時点で「駅名」を示す遺構は全く残っていません。 駅名標も鉄枠だけでした。 上ノ国駅構内。 ホーム江差側から木古内側に向かって眺めると。 ここから見ると、反対側のホームとの位置の違いは殆ど感じられません。 短いながらも大きくカーブした上ノ国駅のホームと、それに続く構内配線でした。 ホーム上の残骸。 鉄枠だけが残る駅名標です。 肝心の「中身」はなく、はるか向こう側の風景が丸見え状態でした。 駅周辺の住宅は新しいものが多く、そこそこ活気がある様子がわかりますが、鉄道施設だけが取り残されていたようです。 上ノ国〜江差間。 上ノ国から江差市街まで。 海岸沿いを走る道路と並行に、やや山側を走っていた江差線の線路跡。 こうして見ると、今突然列車が走って来ても、全く違和感を感じない風景です。 江差駅。 やって来たのは江差駅。 平屋の建物は今のところそのままでした。 が、ここも駅名を表示していたものはすでに撤去され、全く人の気配はありません。 建物の造りから、かつて駅だったというのが偲ばれるだけです。 江差駅前。 駅前広場にも人の姿は見られません。 商店もシャッターを下ろしたままです。 が、「観光おみやげ」「特産品」の横断幕は比較的新しく、確か3月に来たっ時にはなかったと思います。 列車で訪問する観光客はいませんが、利用するお客はされかいるのでしょうか。 広い駐車スペースだけは近隣の?駐車場として利用されていましたが、さすがに「タクシー待機場」にタクシーの姿はありませんでした。 ホーム入口?。 駅舎正面に向かって左手。 3月にはなぜか、改札を通らなくてもここからホームに自由に行き来できる状態でしたが、今回は逆にこのような柵が設けられていました。 安全上の問題、にしてはさほど危険があるようには思えません。 単に「中で何かあったら困る」程度ではあるようです。 江差駅ホーム跡 柵はありますが「立入禁止」の表示があるわけではなかったので(あったものの目に入らなかったのか、あえて目をそらせたのか?)柵のない部分からちょっとだけ写真を撮らせていただきました。 こちら側も全ての表示看板類は取り外され、窓や出入り口は人が入れないように封鎖されていました。 ありがとう。 正面の駅舎出入り口。 唯一「ありがとう江差駅」の木製の柱がありますが、こちらは廃止後に設置されたようです。(あるいは廃止直前か?) 出入り口の上に掲げられていた「江差駅」の表示は取り外され、役目のなくなった台座だけが空しく残されていました。 2014年3月再訪 函館ホーム上磯行き。 2014年3月。 北海道は函館駅ホームです。 今年(2014年)5月11限りで廃止となる、JR北海道のローカル線・江差線に乗車しようという企画です。 早朝の函館駅にやって来ましたが、意外なことに江差行きの列車が発車するホームにはだれもおらず、ちょっと拍子抜けです。 隣のホームには、同じ江差線を先行する区間列車、上磯行きが発車時刻を待っていました。 上磯行き側面サボ。 江差線が廃止、と書きましたが、正確ではありませんでした。 正しくは、江差線の「木古内〜江差間が廃止」です。 もともとローカル線だった江差線ですが、1988年の青函トンネル開業と同時に五稜郭〜木古内館は津軽海峡線の一部に組み込まれました。 この区間は本州と北海道を結ぶ特急列車やたくさんの貨物列車が走る区間ですから、もちろん(今回は)廃止はされません。 ということで、ホームに停車中の江差線列車上磯行きは、5月12日以降も存続されます。 しかしながら(この写真撮影から)およそ2年後には、北海道新幹線の新函館開業が迫っています。 これにあわせて木古内までは第3セクター化されることになっていますから、いずれにしても「JR江差線」は完全に消えることになります。 上磯行きと行き止まり。 現在はここで全ての線路が途切れている函館駅です。 以前は200メートルばかり先まで線路(駅構内)が伸びており、函館本線の起点となる0キロポストの位置も現在とは異なっていました。 さらにその先、青函連絡船桟橋まで航送接続線路が伸びていました。 ホームから連絡船乗船口までは、函館山方向にかなり長く歩いたように記憶しています。 上磯行きと特急北斗。 向こう側のホームには、朝1番の札幌行き特急「スーパー北斗1号が停車中です。 列車火災に始まり、脱線事故や度重なるレール検査結果改ざんなどで、どうにも値段を下げっぱなしのJR北海道ですが、早く信頼回復と原状回復を達成して欲しいと思います。 2016年の北海道新幹線開業時には、安心して久々に全道を列車で回りたいものです。 上磯行き発車。 朝一番の上磯行きが発車して行きました。 より遠くまで行く江差行きを先に出せば良さそうなものですが、現在は北斗市となった上磯と函館の間は一定の輸送量があります。 この列車自体の上磯行きでの乗客輸送が主目的ではなく、折り返し函館行きの列車として運用するためのダイヤのようです。 ホーム時刻表。 函館駅1番線のホーム時刻表です。 このホームから発着する列車時刻表、というわけではなく、各方面への発車時刻が掲載されています。 「木古内・江差・新青森方面」の列車も多数ですが、このうち「江差」まで行くものはわずかの本数です。 江差行き入線。 6時53分の発車時刻より相当早く、江差行きの列車が1番線に入って来ました。 この頃になると列車を待つ乗客もそこそこ増えてきましたが、2両編成の定員に対してはまだわずかです。 もっとも、海岸沿いとなる進行左側で前向きの席となると、座席全体の1/8以下となりますから、そこそこの「競争率」ではあります。 江差行き入線。 2両編成の列車は、JR北海道色のキハ40です。 すでに登場から35年程になりますが、キハ22が全て置き換えられた現在、国鉄時代の列車の雰囲気を残した貴重な車両ではあります。 これから終点江差まで、おおよそ2時間20分ばかりの旅です。 サボ。 江差行きの列車のサボですが、江差⇔木古内⇔函館となっていました。 同じ路線を行ったり来たりするだけですからこれでいいのでしょう。 が、木古内駅のホームの両側にこんな列車が停まっていたら、一体どちらに乗車しなければならないのか迷いそうです。 そう言えばかつて地元岡山地区では、省力化のため山陽本線普通列車のサボに「右に行って左に行ってまた右(岡山発で姫路に行って折り返し三原に行ってまた岡山へ」といった複雑怪奇な1枚表示のサボが使用され、「一体どこ行き?」と不評をかこったこともありました 連結部。 キハ40同士の連結部。 運転台が向かい合って連結されている風景は、結構好きです。 もちろん北海道の気動車普通列車は多くが両運転台が基本ですから、2両編成以上の列車では必ずこうなるわけですが。 サボ真横。 小さな窓のキハ40。 厳冬地・北海道の車両の特徴です。 本州の車両に馴染んだ目からは少し変な感じに見えますが、小さめの窓がずらりと並んだ姿は、模型の題材にしたいようなデザインではあります。 前側先頭部。 函館駅の一番端のホームから発車する、江差線の列車です。 駅前広場・駅正面・改札口に一番近いホームではありますが、青函連絡船時代からの経緯なのか、長距離列車は皆、駅舎から遠いホームから発車します。 よくよく見ると、このホームは電化の架線も張られていませんでした。 車内。 上の方で「意外と少ない(出足の遅い)乗客」と書きました。 まだ発車時刻までは20分ばかりありますが、現時点での乗車率はこんな感じ。 ということで、各ボックスに一人か二人というところです。 もっとも、一旦荷物を置いてからホームに降りている乗客も結構いますから、この写真が全てと言うわけではありません。 車内のカラーもシートのモケットの色も、キハ22を踏襲したそのままの姿で、今となってはあまりに懐かしいスタイルです。 二重窓。 北海道の車両。 小さい窓も特徴ですが、もうひとつはこの二重窓。 窓の開く車両の特徴ですが、簡単な構造の割には、そこそこの防寒、というか空気の循環を防ぐ役割を果たします。 ところでひとつ大きな失敗をしました。 途中、外窓の下端が少々曇ったため、拭き取ろうとして内窓を少し持ち上げた途端。 冷えた外窓と暖かく湿気の高い室内の空気が直接触れて、外窓内側が一気に曇ってしまいました。 考えてみれば道理ですが、北国のノウハウを持ち合わせていませんでした。 車両基地。 発車時刻になりました。 さすがに乗客がどんどん増え、発車時点で座席が概ね7割程度埋まりました。 それでも「立ち客が出て超満員では?」と思っていたほどではありません。 早朝7時前発車の列車ですし、一番混雑するのは次の列車、でしょうか。 ホームを離れた列車は、構内反対側の運転所の車両を遠目に眺めながら、一駅間だけは函館本線を走ります。 五稜郭。 五稜郭です。 江差線の列車はすべて函館始発ですが、路線上の始発駅は函館本線から分岐するこの五稜郭となります。 現在は本州からの列車が青函トンネルを抜けて木古内から函館に向かいますから、こちら向きが「上り列車」的雰囲気になっていますが、元々は五稜郭から江差向き、つまりこの列車向きが下りではあります。 五稜郭では、貨物列車が札幌方面に向けて発車を待っていました。 留置車両。 五稜郭を出ると、左手には五稜郭車両所が広がります。 目に入ったのは国鉄時代の車両が2題。 一つは北海道の気動車急行ではお馴染みだったキハ56。 シリーズの中では冷房対応断面の後期型のタイプですが、結局北海道内では冷房化されませんでした。 もう一つは快速「海峡」用の客車です。 北海道向けの51系かと思っていましたが、よくよく見ると内地向けの50系の改造車のようです。 五稜郭を過ぎると函館本線と分かれ、ここから江差線に入ります。 久根別。 江差線。 末端半分の木古内〜江差間に乗車するのは、1979年以来35年振りの2度目で、かつ間違いなくこれが最後です。 が、青函トンネル開通のお陰で、五稜郭から途中木古内までは、何度も通ったことのある路線です。 景色は見えませんでしたが、昨夜も「スーパー白鳥」で青森からやって来たばかりでした。 もっとも、特急の座席から眺めるのと、ローカル列車の、しかも「最果て」的終着駅に向かう列車のクロスシートから眺めるのでは、随分と印象が異なります。 特急なら通過してしまうため駅名標も読めないであろう久根別駅に停車です。 上磯。 函館からほんの20分少々。 上磯に到着です。 町村合併で市制を敷いたため、函館市とは隣り合う市になっていますが、地域的には函館市街が続く一番外れ、という感じではあります。 先程函館駅を先発した上磯止めの列車が、折り返しで待機中でした。 茂辺地。 雪に埋もれた茂辺地駅のホーム駅名標。 もちろん雪かきしたためにうず高く積まれたものですが、昨日眺めた五能線風景とは、津軽海峡を挟んだだけで随分と違う感じがします。 函館山。 江差線の列車。 函館から五稜郭までは北に進みますが、そこから先は函館湾を大きく迂回するように西に南に進路を変えながら進みます。 始発駅・函館の後方にあった函館山が、少しずつ角度と姿を変えながら、随分長い間楽しめます。 再来年新幹線が開通すると、どんな景色に見えるでしょうか。 福島方面。 一方、木古内・福島方面に目をやると、渡島半島西側方面が、こちらも海の向こう側に眺められます。 昨日と変わり、概ね良い天気のようです。 渡島当別。 ちょっと洒落た造りの渡島当別駅です。 地元の公共施設と併設かなと思って見ると、ここは郵便局と共同の建物のようでした。 釜谷。 次の釜谷駅です。 たまたまこちら側にホームのある駅が続くため、こまめに写真を取っているように見えるかもしれません。 が、基本的には座席に座って風景を眺めながら、これはと思ったシーンだけにカメラを向けているだけです。 泉沢。 ということで、更に次の泉沢駅です。 江差まで行くのは2度め(初回は前に書いたように1979年3月)で、この時は江差までと、木古内から分岐していた松前線で松前までの両方を往復しました。 その後、海峡線開通以前にこの区間のローカル線に乗車したことがもう一度。 松前線が廃止される直前の、1988年1月1日のことでした。 この時はスケジュールの関係で、江差線(木古内〜江差間)抜きで、函館から松前までの往復だけでした。 札苅。 札刈です。 今走っている区間は2014年5月以降も存続される区間。 ですが、次に列車でやって来るのはおそらく新幹線開業後でしょうから、JR江差線として乗車するのはどうやら今回が最後になりそうです。 札苅駅ホーム。 札刈駅ホームです。 だいたいこれが、この辺りの標準的な雪の量。 のようです。 木古内到着。 函館から江差までの中間地点・木古内に到着しました。 ここまでは本州連絡の列車が多数走り、5月12日以降も存続される区間でした。 木古内駅。 以前はローカル線の江差線から同じくローカル線の松前線が分岐するだけの駅でしたが、今では長いホームに特急電車が発着する立派な駅です。 木古内駅名標。 木古内駅の駅名標です。 よくよく見ると右側の隣駅表示。 津軽今別(つがるいまべつ)とありますが、いかにも上からシールか何か貼った、と言う感じが見てとれます。 ちょうどこの訪問一週間前までは、隣の駅は北海道内の知内(しりうち)駅でしたが、北海道新幹線工事進展に伴い廃止されました。 現在は「隣の駅」は、青函トンネルを越えた青森県の津軽今別です。 木古内列車交換。 2枚上の写真で、以前の木古内駅はローカル線の分岐駅だったような表現をしました。 それ自体誤りというわけではないと思っているのですが。 実際に列車で訪れた印象では、この駅で函館から江差行きと松前行きの列車が開放され、逆に江差と松前からやって来た列車が併桔され、それらの両列車が同じ時刻にホームに停車している。 ということで、実際には非常に活気がある35年前の木古内駅ホームでした。 江差線普通列車ホーム。 こちらは隣の駅名が「おしまつるおか(渡島鶴岡)とあるように、江差線(普通列車)専用ホームです。 江差線木古内〜江差間が廃止されると、どういう表示になるのでしょうか。 「おしまつるおか」の場所は空白?それとも「つがるいまべつ」? 一度確かめて見たい気もします。 特急停車。 江差行きを追いかけるように、向こうのホームには、本州連絡の新青森行き特急「スーパー白鳥」が到着しました。 さほど多いとは言えませんが、下車乗車ともある程度のお客が見られます。 駅名標の隣には「新幹線開業」の特製表示が。 海峡線。 小休憩の後、列車は「間もなく廃線区間」へと入ってゆきます。 函館を出る時には8割程度だった乗客は徐々に増え、木古内発車時には立ち客が多数出るほどになりました。 窓の外、隣には海峡線の線路が離れて行きます。 元々は江差線から松前線が離れて行く風景でしたが、今では向こうの方が立派な複線電化路線です。 北海道新幹線。 木古内まで南西に向かっていた列車は、木古内を出ると進路を北西市に変えて行きます。 早速新幹線のコンクリート高架橋をアンダークロス。 真新しいコンクリート橋の上には、すでに一部架線も張られていました。 在来線アプローチ。 新幹線の高架橋に向けて上る緩い勾配の坂。 こちらは現在すでに使用されている、在来線から新幹線共用区間へのアプローチです。 複線電化ですから両側にあります。 こちら側は下り線ですから、ここでの説明は、「新幹線から下る緩い勾配の坂」というのが正しかったようです。 徐々に上り勾配。 木古内まではひたすら海岸沿いの区間でしたが、ここから先は渡島半島西部を横断する山越え区間に入ります。 次第に上り勾配になり、フルパワーで回転ながら、速度は次第に低下してゆきます。 上り勾配。 これまでとは一変した山間の風景です。 写真では手前は雪原に見えますが、実際にはなだらかながら、向こう向かってそこそこの上り坂になっています。 サミット間近。 峠にさしかかりました。 列車の速度はかなり落ちています。 北国ながら線路際にあるのは針葉樹ではなく落葉樹。 ということで、「列車の風圧によってドサリと落ちる雪の塊」を想像していたのですが、やや異なる車窓風景でした。 神明。 軽い峠越えの後、神明に到着です。 ホーム横にぽつんと待合室があるだけの駅ですが、雪に埋もれた下ながら、何となく駅前レイアウトが判る感じです。 天野川に沿って。 列車は天野川に沿って、なだらかに下ってゆきます。 人工の堤防のない自然のままの川が目新しく思えます。 車窓風景。 水の流れている川筋は実にくねくねと曲がり続ける天野川中流部。 季節によって流れを変えるのか、小さな三日月湖もいくつか見られます。 広々とはしていませんが、楽しい車窓風景です。 雪解け水。 川と木と山以外に何もない、江差線の山越え区間。 と言うと大げさでしょうか。 しかし3月半ばとあって、若干雪が解けかけた様子も見られます。 もちろん今後も降雪は続くでしょうが。 交換列車。 途中駅、湯ノ岱で函館行きの列車と交換です。 窓越しではありますが、向こうの列車もほぼ満員の様子でした。 天野川。 北海道と言うと緑葉の針葉樹が多い印章ですが、道南のせいか実際には葉が全て落ちた雑木林が多く見られる沿線です。 すでに雪解けは進んでいるのか、水量は上流から結構豊富です。 宮越駅到着。 ゆっくりと踏切を渡り、宮越駅に到着です。 ここまで来ると平地に出てきた、と言う感じ。 細い道路までかなり除雪されています。 宮越。 宮越駅、ホームと駅名標の向こう側は広い雪原でした。 集落はあるのですが、天野川の向こう側に集中しているので、駅からは少し離れている、つまり江差線は少々不便、と言う感じです。 風車の列。 日本海に近づくと目に飛び込んできたのは、この風車です。 ここに限らず、北海道の日本海側ではたくさんの風車があちこちで見られます。 それだけ気象も厳しいことが伺えます。 中須田駅。 次の中須田駅は、古い貨車(車掌車)を改造した駅舎、というか待合室でした。 どちらかというと停留所、という感じではあります。 中須田駅名標。 中須田駅の駅名標です。 後ろのシートは防風用?防雪用? 上ノ国。 終点江差の一つ手前、上ノ国駅です。 ここは市街地の中にある、小じんまりながらちゃんとした駅舎のあるな駅です。 とは言え駅横の駐車場は除雪の置き場になっていました。 海岸沿い区間。 ひたすら山を越えてきた江差線ですが、上ノ国を出ると海岸沿いに出てきます。 国道に並行して少し山側を、江差市街に向かいます。 日本海。 真夏のおだやかな日本海です。 向こうには江差の街並みが見えてきました。 終点江差ももうすぐです。 江差間近。 若干高台にある江差駅に向けて、少しづつ勾配を登り始めます。 海が眼下に眺められる;ポイントですが、それが可能なのはほんの僅かの間だけでした。 江差市街へ。 街並みに入って来ました。 江差市街を見下ろすように町中に入り、同時に海岸からは少し遠ざかります。 最後部から。 終点江差駅に向かい、最後のアプローチです。 列車最後部の乗務員室窓からの眺めです。 密集地ではありませんが、よく見ると運動公園の大きな設備も見られます。 江差駅到着。 到着直前、線路が不自然にカーブして車体は左に移動します。 以前ここにあったはずのポイントは撤去され、行き止まりの1本だけの線路になっていましたが、線形はそのまま変わっていないようです。 江差駅ホーム。 終点江差に到着です。 駅員がいて立派な駅舎のある駅ですので、後部扉から下車できるかと思っていましたが、客扱いは2両編成の最前部ドアだけで、車掌が集札を行っていました。 2両に満員の乗客ですから、下車するのに結構時間が掛かります。 廃止を前に業務を集約したのでしょうか。 それとも「廃止人気」がなければ閑散としていて、これでちょうど良かったのでしょうか。 サボ。 江差方の車両のサボ。 函館方車両のものと同じく、どちらへ向かうのか判らないようなシロモノですが、ここは江差ですから列車の行き先は明らかです。 と言いたいところですが、この列車。 江差行きの始発駅は函館でしたが、折り返し便は木古内行きで、函館までは行きません。 ま、一日数便だけの江差線ですから、誰も間違えずこれで問題ないということでしょう。 江差駅舎看板。 到着客を歓迎する(歓迎していたはずの)看板です。 駅舎のホーム側、改札口付近の頭上に掲げられていました。 北海道の地図をあしらったらしく、よく見るとおそらく「江差」の場所あたりに「丸印」が。 ちょっと目立ちませんね。 えさし。 終点江差駅の駅舎ホーム側です。 「えさし」の文字は別金物を取りつけられていますが、ちょっと地味な感じではあります。 駅舎内への出入り口。 改札口と立派な扉はありますが、ここには駅員はおらず「出入り自由」でした。 乗車待ち。 さて、到着したばかりではありますが、本日はこのままこの列車で折り返し。 つまり廃止直前の江差線・木古内〜江差間に乗車するためだけの訪問で、スケジュールの関係上江差観光は全く含んでおりません。 折り返しまでには1時間以上時間がありますが、何せ廃止直前の乗客満員状態ですから、眺めを楽しめるポジションの席は確保しておかなければならない。 ということで駅舎内も駅前広場も眺めることなく、早速折り返し列車の乗車待ちの列に並びます。 乗車待ち。 何分後にドアが開くのか判りませんが、一度列が出来始めるとたちまちのうちにこんな感じになりました。 大部分は江差線の列車の乗りおさめにわざわざやって来たお客でしょうから、当然と言えば当然です。 発車間際のギリギリにならないと開かない、ということはないでしょうから。 駅観察。 さて、思いのほか早めにドアは開き、とりあえずちょうど良いポジションの座席は確保しました。 ここからが改めて江差駅観察&散策の時間です。 とりあえず、乗車待ちの列のなくなった列車を、函館寄り正面から一枚。 ホーム駅名標。 江差駅の駅名標です。 というそのまんまの説明コメントしか出来そうにありません。 かなり色あせてはいますが、あと2カ月足らずの役目です。 駅正面。 到着から少々時間が経ちました。 ここでようやく駅前に出てみます。 江差駅は1日数本しか列車がやって来ない割には立派すぎる造りの駅舎でした。 もっとも昔は江差線ももっと活気があったことと思いますが。 駅前商店。 市街地中心からはほんのちょっとだけ外れているため、駅前に商店街、というわけにはゆきません。 営業している店舗はこの土産物屋だけでした。 それでも「江差追分」の幟でも立っていれば、それなりに絵になります。 何か買って見たくなるような駅前売店でした。 バス標識。 駅前のバス標識です。 バスで江差から函館へ行くのって、JR江差線ルートの木古内経由ではなく、国道227号線経由が主流なんですね。 (この写真では大きいサイズでも判読できませんが。) 駅前風景。 江差駅前の風景。 バス停標識にポストに、絵になる小道具は揃っています。 駅舎の向こう側にはカラフルな「観光案内板」もありますが、こちらは半分除雪置き場になっています。 雪はほぼ解けていますが、もう少し雪の多い時期だと近づけないかもしれません。 観光案内板。 その観光案内板。 写真のようにカラフルな俯瞰図のイラストが楽しい、ありきたりの物とは一味違う手の込んだものです。 これから見ると、江差駅は一応町中にはあるものの、やはり少し外れと言った感じ。 江差は古い港町ですから、平地はすでに集落が密集しており、後から開業した江差線がここまでしが乗り入れできなかった、という様子がわかります。 現在地。 「現在位置」の部分のややアップです。 この絵を見る限りは海岸からごく近いようにも思えますが、実際には少々離れており、結構な高低差もあります。 歩いて上るとちょっとしんどい、といった感じです。 ところで「函館バス」のターミナル。こちらは江差駅より更に外れという立地条件です。 地形上ターミナルは郊外に構え、市街地からそこまでは路線バスが補完する、ということでしょうか。 駅舎内。 広々としたきれいな駅舎内。 もちろん北海道ですからストーブとそれを取り囲むベンチは定番で、「お馴染み」といった感じのレイアウトです。 出札窓口に駅員の方はおられましたが、お客に対しては改札は行わず出札業務だけを行っているようでした。 駅前風景。 駅前の道路から駅前広場、そして江差駅を眺めたところです。 駅前広場はほとんどが一般の駐車場になっていましたが、一通りのものは揃っています。 少し距離があるため、振返ってみても海は殆ど見えませんでした。 行き止まり。 終点江差駅ホームの先。 線路はここで途切れており、これから先はありません。 今は片面のホームに列車が発着するだけの終着駅でした。 向こう側には線路があった跡が残っていますが、更にその向こうは道路に転用されており、昔の駅の規模は偲ばれません。 オイルタンク。 厳冬地北海道。 暖房用のオイルサーバータンクも特例で通常の2倍のものが認められていますから、大きなものがたくさん見られます。 駅舎横のこの場所。 本来はホームに入場する場所ではないはずですが、すでに柵もなく改札業務も行っていないため、フリーパス状態ではありました。 上ノ国方面。 駅ホーム、上ノ国・函館方面の眺めです。 地形からして、駅舎と反対側に何本もの線路が並んでいたわけではなさそうですが、少なくとも隣の線路が撤去された跡ははっきり判ります。 もうひとつの改札。 駅舎横に、もうひとつの改札口がありました。 レイアウトからして、正確には「改札口」ではなく、下車客専用の「集札出口」のようです。 昔の大きな駅では入り口と出口が別々だったところもありました。 が、江差駅がこのような造りだったとは。 それとも何か専用の臨時改札口? 昔は相当に利用客が多かったのかもしれません。 車内風景。 さて、発車時刻が迫りましたので、散歩はこのくらいにして列車内に戻ります。 上ノ国までの一駅間だけは海を眺めたい気もする車窓風景。 ですが、折角ですから帰路は往路とは反対側に陣取ることにします。 ここまで乗車してきたお客の何割が再び乗車したのかはわかりませんが、地元の方も乗って来て、またまた立ち客続出の満員状態になりました。 江差の海。 反対側の車窓ではありますが、ちょっとだけ立って再び海を眺めます。 江差駅を発車した直後はやや高台ですから、市街地住宅の屋根越しに青い海が眺められます。 早春のことですがお天気も良く、青く明るい海でした。 洲根子岬方面。 暖かい日差しといった感じの天気と、美しい海岸風景。 山越えの区間が長いだけに、上ノ国〜江差の人駅間だけは海の眺めが新鮮に映ります。 海岸線はこれから南西に伸びますが、江差線の方はこの先左手・東に向きを変え、海岸線から離れます。 上ノ国駅。 木古内に向けての復路、先程とは逆の上ノ国駅の眺めです。 反対側にもホームの跡はありますが、すでに使われている様子はありません。 駅設備は古く、周囲の住宅だけが新しい上ノ国駅でした。 桂岡。 桂岡駅です。 反対側の車窓のため往路では写真を撮りませんでしたので、復路ではしっかりと納めておきます。 と言っても座席に座ったままシャッター切るだけですが。 往路の写真の中須田駅同様、貨車(車掌車)を改造した駅舎でした。 桂岡駅名標。 桂岡駅の駅名標。 向こう側にはそこそこの家並みも見られます。 北海道の家々。 どうも新しいものが多い、というか「非常に古そう」なものが少なく思えます。 厳冬の影響で住宅の寿命が短いのでしょうか。 それとも保温性能を高めるために、時代に合った改造をどんどん行っているのでしょうか。 撮影中。 さて、再び「峠越え」区間に入ります。 先程の往路は「川以外は何もない」側でしたが、今度は道道側になります。 やはり、と言うか何と言うか、三脚を構えている人が所々に見られます。 場所柄皆さんクルマを停めてのようですが、車内から見ると「この寒いのに御苦労さま」という感じではあります。 場合によっては私も「あっち側」に回ることもあるわけですが。 ご苦労様。 こちらには並んで3人の方が。 列車の反対側は天野川ですから、それなりに良いアングルなのでしょう。 さすがにこの雪の中では「仲間に入りたい」とは(あまり)思いません。 湯ノ岱。 湯ノ岱駅です。 交換設備もあるここでは駅員さんがおられ、列車の到着を出迎えてくれました。 上下併せても平均1時間に1本しか列車の走らない区間なのですが。 道道。 並行する「道道」。 先程峠越えの区間で撮影のクルマが何台も居たように、道路の除雪はほぼ完璧です。 これでは鉄道利用者は、クルマを利用できない弱者だけに限られるのも無理はありません。 残念ながら鉄道は、多くの沿線住民にとっては、日常生活の中での必需品、と言うわけではないのかもしれません。 渡島鶴岡。 ほぼ平地まで下りてきて、木古内の一つ手前、渡島鶴岡に到着です。 すでに向こう側には、北海道新幹線のコンクリート高架橋もほぼ完成しています。 近づく高架橋。 渡島鶴岡を出ると、間もなく新幹線の高架橋が近づき、その下をくぐります。 すでに架線も通信ケーブルも敷設は終わっており、いつ新幹線の列車が走っても不思議ではない状態まで完成しつつあるようです。 実際今年(2014年)中には、試運転も始まるようです。 もちろんそれまでには、江差線この区間は廃止されていますので、車窓から眺めることはできませんが。 新幹線駅。 間もなく木古内駅に到着です。 新しい新幹線木古内駅舎が近づいてきました。 最近の地方の新幹線中間駅は、ホームが3階ではなく2階(または2.5階?)に設けられることが多く、駅部分ではありますが低いコンクリート橋です。 木古内到着。 この列車の終点、木古内駅に到着しました。 本日の江差線乗車の旅はこれで終わりですが、少しだけ木古内駅構内を歩きまわってみることにします。 対向列車。 上下の列車が並んだ木古内駅の普通列車発着ホームです。 下り列車江差行きは間もなく発車。 こちらも乗客多数でした。 木古内駅ホーム。 江差からの列車が到着して暫く立っても、多くの乗客はまだホームで写真を撮ったり眺めたりの行ったり来たりでした。 まもなく函館行き、青森行きのそれぞれの「白鳥」が到着発車しますので、一段落するとは思いますが。 普通列車ホーム。 木古内駅4番線・5番線の普通列車ホームを中心とした眺めです。 函館側を望んだところですが、右隣の線路が電化されているのと比べ、こちらは非電化のままです。 地上設備からすれば、函館〜木古内間は電車による普通列車運行も可能。 今後の第三セクター化でどうなるでしょうか。 というより、函館地区のJR在来線から「電車」が消えてしまう危機? 下り白鳥。 下り函館行き「スーパー白鳥」が到着です。 3連休中日のこと。 ちょうど良い時間の列車ですから、この「白鳥」から江差線下り列車への乗り換え客も多数でした。 のりばご案内。 木古内駅の改札口内、乗り場案内です。 この中で、1月半後に「江差」の文字が消えてしまいます。 それ以外は当面このままですが、新幹線が開業すれば、いずれ「青森」「東京」の文字もそちらに移されて、行き先は「函館」だけになってしまいます。 もっとも、運営会社自体もJR北海道ではなく第三セクターになるわけですが。 到着後。 江差からの乗客を前部降ろし、上下の「白鳥」も発車後となっては、江差線のホームは人気がなくなってしまいました。 次の列車までは相当の時間になります。 特急ホームと普通列車ホームが分かれているため、相互間の乗り換えに必ず跨線橋を渡らなければならず、必ずしも使い勝手が良いとは言えない木古内駅でした。 新幹線駅舎。 すでに外装はほぼ出来上がっている新幹線の駅舎。 在来線ホームに平行に、山側に寄り添うように造られています。 駅舎外壁の色は今のところ雪のような白のようですが、これから何かあしらわれるでしょうか。 乗り場案内。 パソコンで簡単に作られたらしい、普通列車の乗り場案内。 次の江差行きまでは、まだ3時間近く間があります。 函館方面行きは、江差方面行きと比べると3本多くなっていますが、第三セクターになってもこの本数が維持されるか、楽しみというより心配です。 函館・江差方面。 現在、普通列車は江差行き、函館行きとも4番・5番線からの発車です。 青函トンネル開業以来、江差線の中心は本州と北海道を結ぶ列車になりましたから、ローカルの普通列車は片隅に追いやられた感じです。 新幹線開業後も津軽海峡線は多数の貨物列車が走りますので、基本的な配置は変わらないでしょうが、これまでの1番線から3番線までの長いホームがどうなるのか。 こちらも楽しみというより心配です。 駅名標。 木古内駅の駅名標。 普通列車ホームの隣駅表示は、札刈と渡島鶴岡です。 このうち一方は間もなく消えてしまいます。 語り継ごう。 木古内駅南口階段の踊り場に設けられた看板。 「語り継ごう!JR江差線」とあります。 江差線(この時点では木古内〜江差の部分区間)廃止も、新幹線開業後も、駅のどこかにメモリアルが残されればと思います。 駅舎風景。 木古内駅の正面です。 かつての国鉄時代の駅舎の記憶とは大違い。 外観は随分きれいな駅舎になっていました。 この時は新幹線開業をにらんでの整備かと思われましたが、この写真の5ヶ月後に訪問した時には大改造の工事中。 新幹線開業までには更に大きく改造されるようです。 松前行きバス。 駅前に停車中の路線バスは、函館バスの松前行き快速松前号。 かつての松前線の代替、かとも思いましたが、考えてみるとそれ以前から路線バスはあったはず。 むしろ「商売敵」だった? 鉄まち木古内。 「鉄まち木古内」ということらしいです。 別に製鉄産業が盛んなわけではなく、下の方にあるように「鉄道スポットめぐり」の町歩きとのことです。 一度は何時間かゆっくりしてみたい気もします。 新幹線開業後も同じようなキャンペーンをやっていればいいのですが。 交通案内。 非常に簡単ではありますが、木古内からの各方面公共交通案内です。 基本的には都市間のバスだけで、地域内の路線は出ていないようです。 これによると木古内〜江差の間はJR江差線だけで、バスの運行はないようです。 しかし先程江差駅前で眺めた観光案内にはちゃんと「江差バスあターミナル」がありましたし、ここに出ているのは本当に主要路線だけ? 2015年7月26日追加 写真展。 駅の待合コーナーでは、「さよなら江差線」の写真展が開かれていました。 というか、そこそこの期間の常設のようです。 木古内駅は自由通路の橋上駅で、待合室と言うよりは待合コーナー程度でしたが、古い駅舎の写真もあり、列車待ちの間に眺めるには十分楽しいものでした。 運賃表。 駅出札口の上の運賃表です。 要するに「江差」の名前の入っている物はとりあえず写真に収めておこうということです。 木古内〜江差は意外と距離があり、函館より遠いというのが感覚的にはちょっと意外に思えました。 発車案内。 上下の特急列車を案内する表示板です。 残念ながら普通列車は上下ともこれから2時間以上後となりますから、表示はされていません。 すでに新青森まで新幹線が開業して数年経ちますが、未だに「盛岡」の文字も残されていました。 (北斗星か何かの対応?) 運賃路線図。 ついでに「近距離きっぷ運賃表」です。 改めてコメントすることもありませんが。 隣の新幹線ポスターには「つなげよう日本」とありますが、末端のローカル線は分断され切り捨てられるばかりです。 上り白鳥。 1時間以上木古内駅構内や駅前をぶらぶらして過ごしましたが、そろそろ本当に「江差線の旅」は終わりにしようと思います。 ちょうどやって来た「スーパー白鳥」で、青函トンネルを抜けて本州に戻ることにあします。 このページのトップへ
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