かいもん4号のホームページ TRIAL20000 美幸線
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かつて、日本一のローカル線として名を轟かせた?美幸線です。
宗谷本線の美深と仁宇布を結んでいましたが、更にその先、オホーツクは北見枝幸までの開業を目指していました。
しかし仁宇布から先、土木工事は進んでいたものの開業には至らず、「美幸」の「幸」の方は幻。 美深〜仁宇布間も、赤字ローカル線として廃止されてしまいました。

尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2009年10月11日

美深駅。

 美深駅です。
 30年前は古い駅舎だったはずですが、鉄筋の立派な駅舎に様変わりです。
 というより、「交通センター」の看板が大きく掲げられ、美深町の施設が入っており、駅はついでといった印象すらします。
 それでもちゃんと駅員が居る駅らしい駅です。

跨線橋。

 古いいでたちの跨線橋は、宗谷本線美深駅です。 かなり傷んだ時代ものですが、まだまだ現役です。
 朱鞠内湖の観光からオホーツク方面に向かう途中通りかかったため、寄り道しました。
 かつては美幸線の列車が向こう側のホームから発着していました。 というほどの本数でもありませんでしたが。

ループ線。

 さて、旧国鉄美幸線はかつて日本一の赤字線として有名だった路線。
 途中、本当に沿線に何もないところを延々走ります。 並行した道路沿いにも家並みは見られません。 そんなところに突如、こんな感じのループ線が現れます。
 何これ?と思わずうなってしまう急カーブは、かつての美幸線跡を利用した、NPO法人トロッコ王国の軌道折返し地点です。
 旧美幸線は、中央奥が美深方面の廃線跡です。

美幸線廃線跡。

 ループの奥、美深方面に廃線跡は延びています。 さすがにこれだけ何もないところでは、廃線跡の活用方法もそうそうないようです。
 鬱蒼とした廃線跡ですが、ちょうどこの折り返し地点だけは開かれています。 並行する国道にも休憩所があり、川の対岸には高広の滝が。
 ということで、休憩と観光のために車を停めたら運悪く、滝と反対側にこんなものを偶然発見してしまった次第です。
 観光シーズンにはもう少し賑わってもよさそうですが、いかんせん沿線の人口が余りに少なすぎます。

廃線跡(再利用中)。

 反対向き、仁宇布側です。
 トロッコ王国は終点仁宇布にあり、鬱蒼とした木立の間ではありますが、細いレールは今でもつながっています。
 それにしても、ゴーカートのようなミニトロッコでやって来るには、余りに草が茂りすぎでは?

仁宇布駅。

 美幸線の終点、仁宇布駅のホームです。
 30年前の印象では、比較的新しい感じのホームと駅舎で、日本一のローカル線にしては余りに立派すぎる印象を受けました。
 しかし今回訪問してみると、その痛みの激しさにビックリ。 随分と印象が違いました。
 後ろの建物は、当時はありませんでした。
2009年10月11日追加


駅名標。

 ホームも駅名標も当時のままですが、駅名標の文字は傷んで、結構読みにくくなってしまっています。
 それほどひどく錆びている訳ではないのですが。
 右隣の駅の文字は、とうとう入らず仕舞いでした。

仁宇布駅。

 仁宇布駅線路跡から、構内・美深駅方面を眺めたところです。
 島式のホームは、列車から降りると美深側の線路を左に渡って駅舎に入る構造でした。
 ここに来る途中の風景と比べると、仁宇布は広い平地で大きな町に見えます。

北見枝幸に到達せず。

 美幸線自体はここ仁宇布が終点でしたが、オホーツク沿いの北見枝幸を目指し、新線建設工事が進んでいました。
 昔の航空写真を見ると、ここから先の区間で、線形の良い路盤が出来上がりつつあるのがよくわかります。
 駅の出口側も、道路の跨線橋はとうに完成していました。
 実際に下を営業列車が走ったことはなかったわけですが。

仁宇布駅。

 列車でやって来たときには1面だけのホーム、という印象でしたが、ここから見るとそれはほんの一部で、広い構内です。
 炭鉱の路線でもなし、さしたる貨物輸送があったわけでもなし。 将来の北見枝幸延長を目指してのことでしょうが、結局生かされませんでした。
 構内には、当地に縁もゆかりもない寝台電車サハ581が1両、これもひどく傷んで留置されています。 簡易宿泊施設用に、という構想でもあったのでしょうか。
 こちらも活用されることはなかったようです。

仁宇布駅美深方。

 仁宇布駅の外れ、美深方面の出口あたりです。
 こちらはトロッコ王国の軌道として活用されているため、見た目には現役時代と同じで、今列車が走っても何ら違和感無い、実に自然な雰囲気を醸し出しています。

トロッコ王国。

 さて、トロッコ王国というからには当然、トロッコがあります。
 いわゆるトロッコ列車とは違い、保線用の、車輪が極めて小さく台枠と座席だけの車両、ゴーカートのような造りです。
 小さなエンジンが付いているためスピード調整だけで良さそうですが、路面に近いため迫力はありそうです。
 前の車両、20号車と記載がありましたが、そんなに沢山?

石碑。

 仁宇布駅の入り口に、こんな石碑と車輪が置かれていました。
 現在構内にあるシンボルとしては一番絵になるようです。

石碑(裏)。

 石碑の裏面に刻まれた碑文です。
 どこのモニュメントも大体同じような構成になっていますね。
 「本体」の造りは場所により様々ですが。

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