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元日・JR西日本乗り放題きっぷの旅 〜特急列車でビール三昧〜
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2010年元日です。 今年は初心に戻り、列車に乗る旅でスタートです。
それはともかく、何だ?このふざけたサブタイトルは?
スミマセン。 そうは言っても看板に偽りはないのです。 元日にお屠蘇飲んで何が悪い、と居直るつもりはありません。 ただ一度やってみたいとかねがね思っていただけなのです。 ハイ。

尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2010年2月7日

新倉敷、出発は夜明け前。

 2010年1月1日元旦。 新年のことですから、朝6時過ぎはまだまだ夜明け前の真っ暗闇の中です。
 今年はおよそ(推定)10年振り(くらい)に、列車に乗る元日です。
 真っ暗闇と書きましたが、実は未明の部分月食明けの満月が輝いており、意外と明るい夜明け前です。
 本日はこれからまずは新幹線で出発し、夜の帰着までひたすら列車に乗って楽しもうという新春特別企画です。


乗り放題きっぷ。

 JR西日本ではお馴染みの、元日乗り放題きっぷ。
 実はこれまでも毎年使ってみたいとは思っていました。
 しかしながら、一日だけの切符にしてはちょいと割高、ということで、これまで敬遠してきました。
 さて、今年の切符ですが、昨年までと少し変化がありました。
 まずマイナス面から。 これまでは「年末年始乗り放題きっぷ」と称して2日間用もあったのですが、今年は元旦の1日間用だけです。 年末の「高速道路割引」が実施されないため、受身のJR西日本が大晦日は稼ぎ時とばかりに強気に出たのでしょうか。
 逆にプラス面。 ほんの1000円とは言え、グリーン車用も普通車用もこれまでより安くなりました。 また、利用区間に智頭急行線が追加になりました。 これは結構嬉しいです。
 ということで、今年こそ、とばかりに速攻で発売当日の12月17日に購入してしまいました。


こだま720号 100系
4号車122-5063。


 最初の列車は、新倉敷発6時22分。 こだま720号は上りの新幹線始発列車です。
 今回は上の切符にあるように、グリーン車用を購入しました。 普通車用との差額は3000円ですから、グリーン車に2本乗車すれば元はとれる。 それならこの機会を逃す手はない、という算用です。
 とは言いながら、始発のこだま720号は100系の4両編成。 グリーンはおろか指定席もありません。 少し残念ではありますがこの車両のシート、元をただせば100系グリーン車のシートの転用です。
 100系を「こだま」専用編成にするにあたり、西日本では座席を従来の5列から4列に改造しました。 元となった座席は、元グリーン車用のもの(但しフットレストは撤去しリクライニング角度も制限してある)と0系「ウェストひかり」用のものです。
 グリーン用の方がゆったりしており、座席間の肘掛が固定になっていますからすぐわかります。
 以前はこの列車、新大阪行きだったのですが、現在は岡山止めです。 西日本でも「こだま」は少しづつ不便になっており、この3月改正でも一部「見直し」(という名の列車削減)されるようです。


100系こだま。

 ほんの一区間の乗車、岡山で「こだま」を下車します。
 あと余命1年余りとなった100系。 この西日本色、日に映えると結構派手な目立つ色になるのです。
 2011年春の九州新幹線直結と同時に引退とのことですが、残り1年、しっかり見届けたいと思います。
 ともあれ本日はこの列車は本命ではありません。 ということで、タイトルにある「ビール」は今のところ出てきません。 何しろ乗車時間はわずか11分間。 オジサンは分別をわきまえた立派な大人ですから。(それなら最初からこんな企画するな?)

2010年1月10日追加

N700系グリーン車。
9号車776-27


 岡山からは「のぞみ108号」に乗換え、気分的にはいよいよ本番です。
 元日早朝の新幹線、「こだま」はガラガラでしたが、岡山駅ホームにはそこそこのお客。 意外だったのは、グリーン車の乗客が予想より多いこと。 山陽区間の新幹線グリーンは、大体ガラガラというイメージだったのですが。 「新春きっぷ」(面倒なので、以下はこう略します。)のお陰でしょうか。
 それにしても新幹線グリーンには久しく乗車したことがありません。 前回は高校卒業前、0系ひかりだったように記憶しています。
 決して小遣いが潤沢だったわけではなく、当時から極端な一点豪華主義でした。


のぞみ108号きっぷ。

 この「のぞみ108号」のグリーン車指定席、発券日付にあるように、実は今朝出発前に購入しました。
 基本的には今回の乗車列車、あらかじめ計画を立てて事前購入していたのですが、そうも言っていられない事態が発生してしまったためです。
 状況によっては「中止」を余儀なくされていたかも。
 詳しくはもうちょっと後で書きます。


のぞみ28号でプレミアムモルツ。

 いよいよお待ちかね?一本目のビール登場です。
 自宅出発後ちょうど1時間。 列車にして2本目乗車での控え目の登場ですから、何が何でも飲酒ありきではありません。
 発車早々、車内販売のカートもグリーン車から巡回を始めたのですが、今回は新年早朝のこと。 多少の食材を含め、乗車前に購入準備しておきました。
 新幹線のグリーン車ということで、プレミアムでスタートです。
 横の使い捨ておしぼりは乗車後に配られたもの。 さすがに東海道・山陽では飲み物などのサービスはありません。


新大阪到着。

 45分ほどの乗車でビール1本(500mL)は気分的に慌ただしいかと思いまいたが、杞憂でした。 というより、相生通過時点ですでにカラ状態。
 そう言えば、10年ばかり前に大阪勤務時代、週末帰路にこの区間で缶ビール2本軽く飲んでいたのを思い出しました。
 乗客はやはり西日本内が多いようで、かなりの数が新大阪で下車してしまいました。 もっとも、新大阪からはそれ以上のお客が入れ替わり乗車したわけですが。
 座り心地の良いやや硬めに調整され快適な、N700系グリーン車のシートでした。


新大阪駅コンコース。

 新大阪駅コンコースです。
 新幹線はここまでがJR西日本の範囲ですから、どうしても乗り換えないわけには行きません。
 大きな門松の装飾、いかにもお正月です。 傍に初詣の着物美人(100歩譲って「着物」だけでも)が居ればより絵になるのですが、周囲を眺めてもすぐにはどうにもなりそうにありませんでした。


大阪まで移動。
?号車サハ221-8


 さて、新大阪から一駅、大阪まで逆戻りです。
 ちょうどやって来た221系快速に飛び乗りましたが、この時刻(朝7時半過ぎ)にして座席が空いていました。 深夜年越しの初詣客も終わり、日中の混雑まで一段落、といったところでしょうか。
 隣の線路を、ほぼ同時に発車した智頭急行のHOT7000系「スーパーはくと1号」が追い抜いて行きます。 気動車とは言いながら流石に良い加速です。
 時刻を確認していれば、こちらに一駅間乗車も可能なチケットだったわけですが、今は良しとしましょう。
 一駅間わずか5分の乗車ですからもちろん、この区間も「ビール」抜きです。


特急「ひだ25号」入線。

 大阪駅です。
 新装なった、大阪駅11番線。 長らく工事のために閉鎖されていましたが、年末に完成。 東海道・湖西北陸線系統の特急列車が、再び11番線に戻って来ました。
 照明も明るい自然色のものに改められ、大阪駅ホームの中では異彩を放っています。
 但し壁や柱が多く、上に橋上コンコースが設けられているため、解放感は感じられません。


ワイドビューひだ。

 特急「ひだ」は、JR東海から乗り入れてくる列車です。 かつての急行「たかやま」が特急に格上げされ、引き続き高山本線に直通しています。
 大阪までやって来たのは、この列車に始発駅から乗るためです。
 このスジの列車に乗るのは、廃止直前の「たかやま」以来。 当時は終点飛騨古川まで乗車しましたが、本日は残念ながら「西日本」の範囲を飛び出すわけにはゆきません。
 乗車率はどうかと思っていましたが、意外なほど多くのお客がホームで待っています。
 正月休みの安近短の近距離旅行にはお手頃感覚?


「ひだ」名古屋側。

 後ろ側の非貫通正面に対し、前側は貫通扉つきの車両。 さらに「オプション」の貫通幌が予め取り付けられています。
 この「ひだ25号」、岐阜駅で名古屋からの編成「ひだ5号」と連結されるための準備です。 名古屋発の5号が基本編成のため、大阪編成には残念ながら「グリーン車」がありません。
 普通車ばかり3両の列車は、中央が自由席、前後2両が指定席という、11番線から出るにはきわめて短い編成です。


ワイドビューひだ車内。
キハ85 9


 「ひだ25号」指定席は結構混雑していました。
 お正月ですから、見たところ家族連れや旅行客ばかりです。 高速休日割引の影響をまともに受けているJR在来線特急ですが、ある程度混んでいるのを見ると嬉しくなります。
 「ワイドビュー」の冠詞のとおり、座席の床が通路より一段高くなっており、大きな窓からの視界は上々ですが、乗車時混雑の原因?


「ひだ」指定券。

 「ひだ25号」指定券です。
 この切符も先程の「のぞみ108号」同様、今朝出発前に慌ただしく買い求めました。 おまけに行き先はほんのすぐ先の「京都」です。
 先ほどの「のぞみ」と言い、どうもゆったり元旦の旅行、という感じではありあません。
 しかし当日購入、かつ結構な乗車率ながら、窓側の席が確保できたのは幸いでした。 たとえ短区間とは言いながら。


ひだ25号でアサヒスーパードライ。

 さて、乗車時間は「のぞみ」より更に短い30分間。 とは言いながら、指定席を押さえている列車ですから当然?「ビールつき」です。
 30分でも十分ですが、あまり慌ただしいのも何ですから、発車前から早々に頂くことにします。
 ということで、2本目はアサヒスーパードライです。

2010年1月17日追加

京都駅到着。

 12月にも眺めた、比較的見慣れた車窓風景を眺めながら、30分で京都駅に到着です。
 ここからも乗客は多く、自由席は満席。 大阪発車時は空いていた3号車指定席も、結構な乗車率になりました。 年明けの温泉、意外と穴場なのでしょうか。
 こちらは空になったアルミ缶とともに京都で下車。 ビール2本目完了は、平日ならこれから仕事、という時刻なのですが。
 晴天と雪雲のちょうど境界線の京都駅でした。


「雷鳥」到着。

 京都で、次の列車に乗換え待ちです。
 ちょうど北陸から「雷鳥4号」が到着です。
 実は元々、京都駅にはこの「雷鳥4号」で到着の予定でした。 ということは、ここまでは当初計画とは全く違うわけで、「のぞみ108号」と「ひだ25号」の指定席を今朝一番に急遽予約したのもそういうわけです。
 31日から元日にかけて、日本海側では強風と大雪で、列車に遅れや運休発生。
 悪天候が相手ではかないません。 出発直前になって予定変更せざるを得ませんでした。


「雷鳥」グリーン券。

 今回は無駄に終わってしまった、「雷鳥4号」のグリーン券です。
 今朝払い戻しすれば出来たわけですが、元々「料金0円」であり、そこまで気を回せませんでした。 せっかく17日に確保はしていたのですが。
 他の人に迷惑かけたら、と思いましたが、幸い?そんなにお客はいませんでした。
 スミマセン。


「雷鳥」グリーン車。

 京都駅に到着した「雷鳥4号」の1号車グリーン車。
 本当なら金沢から京都まで、この写真左側の席にいるはずでした。
 前夜に金沢入りも不可能ではなかったのですが、さすがに追加の旅費が相当かかり、コストに見合う感じがしませんので断念です。 それ以前に、雪で大幅に遅れるか運休となると、以降の予定が台無しになるため、やむなく「雷鳥」乗車は断念です。
 実際には京都駅には約10分遅れの到着でした。
 結果的には、やっぱりちょっと残念。


「きたぐに」グリーン券。

 ところで「幻の」グリーン券をもう一枚。
 当初案、「雷鳥」の前には夜行急行「きたぐに」が控えていたのです。
 「新春きっぷ」の有効日は本日1月1日限り。 ということは、0時以降発車であれば、たとえ前夜の最終列車でも利用可能です。
 そんなうまい列車はなかなかないのですが、下り夜行「きたぐに」新潟行きは、京都発0時2分。 おあつらえ向きです。
 これで北陸入りし、朝一番の「雷鳥」で京都に戻って来る。 絶妙のプランと思っていたのですが。
 強風大雪の影響で、12月31日夜始発の北陸方面夜行列車は、31日午前11時の時点で早々に全列車運休が発表されてしまいました。


「スーパーはくと」入線。

 ここから以降は当初の予定どおりです。 そして、ここ数年温めていた山陰縦貫プラン通りでもあります。
 智頭急行経由で倉吉行きの特急「スーパーはくと3号」、京都駅に定刻やや遅れて入線です。
 この列車も乗客多数の模様です。 観光だけでなく、年末の大混雑を避けて1月1日の帰省移動、意外に多いのでしょうか。


スーパーはくとでキリンラガー
4号車HOT7056。


 乗車して早々ですが、早速1本頂きます。
 銘柄はキリンに変わります。
 指定された座席は山側、ということで、先ほどと同じ車窓風景が反対向きに流れてゆきます。


スーパーはくと先頭車。

 三ノ宮発車後、ちょいと散歩がてら、1号車先頭車まで出てみました。
スーパーはくとHOT7000系の流線形非貫通側運転台は、広いパノラマタイプとなっており、後方の客席からも眺めは上々です。
 前面展望ができる造りの車両でも、側面や斜め前方など実際にはあまり眺めが良くないものが多いのですが、この車は十分合格でした。


スーパーはくと普通車車内。

 今回はグリーン車乗車ですが、この車両、普通車の雰囲気も座席座り心地も上々です。
 詳しくは知りませんでしたが、室内の造りはJR東日本や北海道の電車と共通点があるように思えるデザインです。 あまり重厚でなく、軽快なカジュアルな感じです。
 尚、車内は先年リニューアルされています。


スーパーはくと指定席。

 指定席の客室を後ろ側から。
 シート背もたれ背面に木が使われており、これもなかなか良い雰囲気でした。
 機会があれば、ぜひ普通車にも乗ってみたいと思います。

2010年1月24日追加

スーパーはくとグリーン車。

 スーパーはくとには、現在はグリーン車があります。
 登場時は普通車だけのモノクラス編成でしたが、その後の増備時に、半室グリーン車が製造されました。
 室内と座席は、普通車とは違いかなり重厚な感じです。
 大阪発車後は、グリーン車も満席となりました。


スーパーはくとグリーン券。

 ようやく17日に求めた指定券が使用できました。
 この列車、今回の企画の本命1本目です。
 これまでも構想だけはあったのですが、今年ようやく実現したのは「新春きっぷ」フリー区間に智頭急行線が含まれた影響大です。
 ちなみに智頭急行線内は、全線はじめての乗車です。


スーパーはくとで一番搾り。

 さて、「スーパーはくと」内2本目はキリン一番搾りです。
 この列車には始発京都から終点倉吉まで、3時間半余りの乗車です。 存分にくつろいで、かつビールを楽しむ時間はたっぷりあります。
 ところがこの列車、全区間車内販売がありません。 走行距離も編成長さもそこそこなのですが。
 ちなみに1号車の飲料自動販売機、残念ながらビールはありませんでした。 (当たり前か!)


スーパーはくとでヱビスビール。

 乗車時間にまかせてのスーパーはくと3本目、今度はエビスです。
 だんだん調子が出てまいりました。
車内販売はありませんが、こんなこともあろうかとビールは事前に準備済です。 折角なら、色々な銘柄を飲んでみたかったものですから。
 冬場のことですから、買い置きでもさほど温まらないのは幸いです。
 それにしても窓の外、すれ違う列車は223系。 ということはまだ山陽本線内です。
 いくら何でもちょいとペースが速いぞ。 というより、事前準備のビール、早くもこれが最後の1本です。 智頭急行線内までかけてゆっくり飲むとしましょう。


佐用・いなば交換。

 智頭急行線はこれが初乗車。
 折角だから初乗車の際は「スーパーはくと」で全区間通して、とかねがね思っておりました。
 しかし沿線で写真を撮ったことはありますから、あやふやな記憶で道路と撮影ポイントをトレースしながらの乗車、といった感じです。
 列車はここまで定刻だったのですが、中間点の佐用で、交換の「スーパーいなば」が10分弱の遅れ。 「スーパーはくと」にも遅れが出てきました。
 写真、頭が電柱にかぶりました。 ビールのおかげで、だんだんシャッターのタイミングがとれなくなってきた?


雪景色。

佐用を過ぎ岡山県をかすめるあたりから、外は雪景色に変わってきました。 久々の車窓雪景色です。
 外は大変でしょうが、眺めているだけだと悪くありません。


終点倉吉到着。

 終点倉吉に到着です。 遅れは若干広がり、10数分です。
 雪の倉吉駅ホーム。 それでもさすが特急列車の終着始発駅です。 ちょうど「スーパーはくと」の停車位置に合わせてホームの雪が取り除かれていました。


倉吉駅。

 かつての「まつかぜ」や「出雲」に合わせての長いホーム、倉吉駅です。
 昔ながらのホーム。
 しかし橋上駅化に向けて、ホーム中央部の屋根はすでに取り外されていました。


スーパーまつかぜ入線。

 せっかく倉吉まで来たのですが、鳥取まで引き返すことにします。
 本企画本命2本目、この次は鳥取から新山口までの「スーパーおき5号」。
「スーパーはくと」とは鳥取〜倉吉間で運転区間が重複し、本来ならからは鳥取か倉吉のどちらかで乗り継ぎ。 しかし乗り換え時間は1時間半以上あり、少し長めです。
 鳥取でゆっくり昼食を取るには丁度いいとも言えますが、今回のサブタイトルの趣旨(車内で飲食・・・正確には車内で飲飲に限りなく近い)に反してしまいます。
 ということで、「新春きっぷ」の力を借りて、ちょうど良い時刻の「スーパーまつかぜ8号」で鳥取に戻ります。
 これなら「スーパーはくと」「スーパーおき」ともに全区間乗車となりますし。


スーパーまつかぜでヱビスビール。
キハ187-1003


 はい、お待たせしました。
 倉吉駅の売店で、ビールの補充ができました。
 ということで、30分間の乗車はヱビスと道連れです。
 とりあえず1本だけ購入、その後の分は鳥取で購入することにしましょう。


スーパーまつかぜ車内。

 西部山陰の特急としてすっかり定着したキハ187系。 こちらも初乗車です。
 外観もそうですが、車内は極めてシンプルというか、余分な金をかけていないという雰囲気が細部の造りからわかります。
 それはいいのですが、倉吉駅のホームで「10分遅れで到着」と言っていたのが、実際には20分近く遅れて発車。 遅れは途中更に増加しているようで、余裕のはずの鳥取駅での乗り替えがギリギリになりそうです。
 事前情報では、「スーパーおき5号」は湖山の基地から回送で出場しての始発。 おそらく鳥取駅定刻発車が可能でしょう。 単線CTCの山陰本線では、「まつかぜ」到着と同時に「おき」発車となりかねません。 こんなのは「乗継」になりませんから、待ってくれるとは思えません。 高架駅鳥取の発着ホームが別だったら、移動に尚更時間が掛かります。
 それより何より、ビール買う時間がありません。 このままでは旅の後半企画倒れ?

2010年2月7日追加

鳥取駅片隅。

 「スーパーおき」の発車定刻1分前に鳥取到着です。 綱渡りです。
 と思っていましたが、両側の窓から各線を見まわしても、「スーパーおき」の姿がどこにもない。 そして到着したホームには列車待ちの乗客の列。
 もしかして、とホームで待っていた若い車掌さんに尋ねると、この列車が折り返し「おき」とのこと。 事前情報とは運用が違いますが、乗客入れ替えの時間もあるし、これなら乗り遅れの心配はありません。
ホーム反対にはラッセルが控えています。 本日も活躍したばかりでしょうか。


スーパーおき車内。

 「スーパーおき5号」、車内です。
 本日は一番長い、5時間余りの乗車となります。
 残念なのはグリーン車がないこと。
 しかし2両編成のローカル特急では、あまり文句も言えません。


スーパーおきでプレミアム。

 さて、「のぞみ」に続きサントリープレミアムモルツです。

 (矢沢永吉風に)
 ハマッたね、みたいな。

 さきほどのエビスと言い同じ銘柄2度目の登場ですが、何しろ現地で慌ただしく調達ですから、以降はぜいたくは言えません。
 鳥取駅での折り返し、車内整備の時間があるかと思っていたのですが、「まつかぜ」下車客が終わるとすぐに折り返し「おき」乗客の乗車が開始されました。 何ともローカルな特急です。
 それはいいのですが、このままではビールを買うことができるのか?
 さっきの車掌さんに「弁当買ってくるけど(さすがにビールとは言えない!)発車まだ大丈夫だよね」と言うと、「多分少しは大丈夫でしょう。」というかなり頼りない返事。
 オイオイしっかりしろよ。
 大急ぎで階段を駆け下り、改札を抜けて取り急ぎ売店で購入した次第です。 再び階段を駆け上り乗車すると間もなく発車。
 あまり「大丈夫」でもなかったようです。


スーパーおき指定券。

 普通車ではありますが、指定席はあらかじめ1号車偶数番号A席、つまり日本海側で窓柱の邪魔にならない席を購入時にリクエストしておきました。
 車両の運用は違いましたが、座席の位置は予想通りです。


スーパーおき
ビール様御一行。


 ここから先は、本当に景色を眺めてビールを飲んで。 そして暗闇の中になる後半2時間弱は、おそらく心地よく半分居眠りして、ということになるでしょう。
 ということで、今のうちにまとめて嵐を呼ぶビール対決です。
 (石原裕次郎風に)
 この野郎、かかって来い。
 最初はアサヒだ、サントリーだ、
 ええい面倒だこの辺でノックアウトだ!
 (ノックアウトされちゃいそう?)


宍道湖畔。

 列車は宍道湖畔を快走中、と言いたいのですが、遅れはずるずると増大し、すでに30分近くになっています。 単線区間の悲しさです。
 晴れていれば夕日がきれいな(というには早い時刻ですが)宍道湖ですが、本日は冬の日本海側の気候でした。


宍道駅、だったかな?。

 停車(客扱い)駅ではないのですが、出雲市の手前・宍道に停車、対向の「やくも」の交換を待ちます。 本日は、増結車に昔の特急色の編成が入っていました。
 やくも、何号でしょうか。もう何号でもいいです。
 長い乗車時間、適度な量?のビール。 何となく、外界の刺激に対して反応が鈍くなってきたようです。


冬の日本海。

 五十猛付近での日本海風景です。
 鳥取付近と違って雪は少なくなりましたが、風は強そうで波はかなり高く荒れています。
 時間的には益田到着までは日本海が眺められるはずなのですが、外は急速に暗くなっています。
 明るい車内からいつまで望めるでしょうか。


スーパーおき交換。

 山陰本線から山口線に入り、すっかり暗くなってしまいました。
 窓の外は道路沿いの店や車の頼りない明かり、そして時折通過する駅の明かりが流れて行くだけです。
 山口線内で、反対側「おき」との交換。
 概ね各列車30分程度の遅れで安定し、以降は「遅れが遅れを呼ぶ」状態にはなっていないようです。


新山口到着。

 終着駅新山口に到着です。
 山口線に入り、津和野と山口の間で少し居眠りしてしまいました。 ほろ酔い気分の車内、ホントに居眠りにはうってつけです。
 時計を見ると19時20分過ぎ。 結局30数分の遅れでそのまま到着です。


本日最後の指定券。

 次の予約はこの「のぞみ98号」なのですが、乗車予定駅は新山口ではなく博多です。 (ちなみに新山口は通過です。)
 一番当初の案ではここから「こだま」で2時間、更にゆっくり飲んだくれて?帰着する予定でした。 しかし事前検討の結果、レールスターで博多に向かい、折り返し「のぞみ」で福山から「こだま」に乗り換えても、帰着が30分しか変わらないことが判明。 せっかくだから最後はN700「のぞみ」のグリーン車で、という変更案です。
 しかしながら「スーパーおき」及び下り新幹線の遅れのため、博多での乗車はすでに不可能に。
 ということで、ちょうど遅れて入線した下り「こだま761号」で小倉に向かい、そこから当初予定の「のぞみ98号」に乗車することにします。
 「こだま」乗車は新幹線で3駅間ですが、さすがにビール「抜き」です。 ホントは乗換えでバタバタして新山口で購入の時間がありませんでした。 もし新山口で購入時間があったら、どうだったでしょうか?


あと一息、のぞみでプレミアムモルツ。
のぞみ98号775-16


 最後の予約列車はN700系グリーン車、「のぞみ98号」です。
 (なぎら健壱風に)
 さすが天下の小倉駅〜。
 すでに20時過ぎですが売店はたくさん開いており、ビールだろうが弁当だろうが買い放題です。 さすがに弁当まで入りそうにありませんが、最後の1本を購入です。
 一体都合何本(何リッター)飲んだのか?
 (小椋佳風に)
 もう僕も限界です。
 これでどうしても幕は降ろしていただきます。
 最後に、プレミアムモルツ飲みます。


最後はこだま779号。
126-3208


 最後は福山から「こだま」で一駅、と思っていたのですが。
 「のぞみ」の車内放送、瀬戸大橋線の列車乗り換えを案内しています。 ハイ、乗り過ごして(寝過して)しまいました。 終点名古屋まで行かなくてよかった。
 岡山からは、折り返し「こだま」があるので大過はありません。 下りの遅れ「のぞみ」接続待ちのため、岡山発車がこれまた20分ばかり遅れはしましたが。
 ということで、最後も100系「こだま」は元グリーン車のシート。 もちろん短区間ですから、ビールはありません。
それにしてもビール代、全部で一体いくら?

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