派手さは今一つですが、西日本の標準的なスタイルになりつつあるデザインです。 この車両の登場により、大阪環状線からはついに(ようやく)103系が引退。 早晩、201系も置き換えられることでしょう。 ■年賀状2017年 <JR西日本 大阪環状線 323系> 2017年は、大阪環状線用の新車、323系です。 新快速用の223系に始まり、北陸地区の521系、広島地区の227系へと広がったスタンダード車に、はじめてオールロングシート車バージョンが登場です。 ということで、今年はこれ。 大阪環状線と言うと、合わせる風景はどこ? 色々考えたのですが、面倒そうなやつを除いて行った消去法?で、あべのハルカスと通天閣、のつもりです。 しかしながら、デザインがいまいちでした。 ハルカスは色合いの関係で「巨大な墓石」に見られそうだし、通天閣は「団地の給水塔」みたいになってしまいました。 せっかく、電車のデザインはまあまあかな、というところに落ち着いたのに。 最初のラフ画、というか落書きです。 今回は電車の大きさを少し大きくしようと思ったのですが、どうも3つの関係がチグハグです。 ハルカスは後ろへ倒れそうだし、高さを強調するなら他の2つはもっと小さい方が良い。 と言うことで、描き直し。 しかし後から考えると、通天閣はこのくらい大きい方が良かったかも。 実際は、環状線からは少し距離があるんですがね。 で、墨入れです。 ハルカス、傾けました。 電車もこれに合わせて、かつスピード感を出すために透視点を傾けました。 通天閣、小さくしました。 が、これだけがどうも落ち着きません。 結局版を彫るときに、さらに低く小さくしました。 その結果が1枚目ですが、やはりずっと大きい方が良かったか? 実車の323系。 ステンレス車体ですが、ラインの色は環状線のオレンジを踏襲しています。 写真で見ると、この角度ではどうも323系らしくありません。 実際に見ると、肩の部分がもう少し角ばって見えるのですが。 大阪環状線。 商都大阪の中心を走る通勤路線ながら、西側の半分は日中特急や快速が雁行し、意外なほど各駅停車の割合が少なくなります。 駅によっては特急が通過し快速が通過し、やっと各駅停車がやって来る、この繰り返し。 といった有様です。 しかしながら、朝晩のラッシュはさすがに半端じゃありません。 それなのに、4扉車を引退させ、3扉車を新規投入。 シミュレーションは綿密に行っているとのことですが、ラッシュ時はホントに大丈夫でしょうか。
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