2016年の賀状モデルに選んだとおり、第1編成の登場は2015年。 ですが、新機構のためか2年間にも渡る試験運転を重ね、量産車での本格的な運用開始は2018年3月からとなりました。 ■年賀状2016年 <JR東日本 353系> 2016年です。 この年は題材にはあまり迷いませんでした。 基本的に「新型特急大好き」ですから、ハマってくれさえすればさほど思案することはありません。 (もっとも必ずしも好みのものばかりというわけではないので、こう言う割には登場率は低いかも、ですが。) そして、中央本線と言えば、山岳風景です。 正面近くから振り子で傾いた感じにするか、スマートなサイドビューにするか。 ですが、基本「正面黒」なので、版画での色付けし易さも考えて今回はサイドビューとしました。 となると、山を入れた遠景、ということになります。 中央本線には有名な撮影地の鉄橋もあるのですが、あまり実物にこだわり過ぎても、相当手を掛けないと消化不良感が残ってしまう。 ということで、鉄橋のデザインは適当です。 トラスの構造はごくありきたりですが、スケール感は比較的身近な下津井瀬戸大橋のものを少しだけ参考にしました。 実車は長い試運転期間を経て、ようやく2018年3月改正から(実際には少し早めから)定期運用開始。 ということで、まだお目にかかったことも乗車したこともありません(2018年2月現在)。 こちらは今後の楽しみにとっておきます。 当初案です。 車両をやや大きめとし、「渓谷」感をもう少し出す。 そんなつもりだったのですが、どうも鉄橋がトラス橋にしては「強度不足」のような感じがしてならない。 ということで、描き直し。 第2案。 車両を小さくしました。 鉄橋の強度をアップ?しました。 が、逆に何だか「ゆったり感」が無くなってしまった。 どうも気に入りません。 と言うより、小さくゴチャゴチャし過ぎて、肝心の「版画を作成する」と言う作業に手を焼きそうです。 またまた描き直し。 で、最終案です。 バランスとしては、こんなものでしょうか。 鉄橋のトラスは、できるだけ手を抜いてそれらしく描くことにします。 鉄橋を思い切り高い位置に持ってきたので、「山」は当初案の渓谷風ではなく、遠景の「高原風」に少し雰囲気を変えてみます。 縦が強めのデザインですが、当初案よりやや「広がり」も表現できたかなとは思っております。
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