随分前から噂されていた車両が年末近くになってようやく登場。 ということで、今年は迷うことなく「これ」を選定です。 ■年賀状2013年 <近畿日本鉄道50000系しまかぜ> 新年あけましておめでとうございます。 2013年年賀状をお届けします。 今年はこれ。 久々の、そして待ちに待った近鉄特急です。 ということで、今回は題材選定に迷うことはありませんでした。 本来ならもう少し早く登場するのでは?と色々噂されていた特急車両。 私も昨年あたりの題材にできるんじゃないかと思っていましたが、今年も終盤での登場となりました。 それにしれも、これまでの「近鉄特急」のイメージと相当に違います。 アーバンライナー登場の時もそう思いましたが、今回は鋭い、というかいささかいかついイメージで、またまた方向転換です。 車体のカラーリングも同様で、「ほんとに近鉄特急?」というところもあります。 まあ、この際多少の違和感には目を瞑ることにして、まずは素直に取り上げることにしましょう。 イメージの荒っぽいラフ画です。 伊勢志摩特急、ということで、二見浦との組み合わせは随分前から考えていたモチーフです。 実際の二見浦夫婦岩は、いざ目の前にすると「たったこれだけ?」と思うような小さなものです。 (観光写真によるイメージ先行のためか?) 水平線の風景ですから空・海とも青にするか、それとも両方赤系にするか。 しかしここ二見浦は「朝日を眺めるところ」であり、対する車両が青系の塗装。 ということで、朝日の風景っぽくしました。 ところで、2012年年末時点ですでに実車が試運転を始めて2ヶ月になろうかというのに、今回は鉄道雑誌にいやに露出度が低いのはちょっと意外です。 通常は車両工場ロールアップの段階でプレス公開という例が多いのですが、今回は正式公開は2013年になってからです。 もちろんこのご時世ですから、ネットで検索すれば参考写真に困ることはありません。 とは言え、イメージしているレイアウト・視覚と全く一致した都合よい写真は見つかりませんでした。 従って、複雑な面構成の先頭部の形状は、いろいろなアングルの写真を参考にして作り上げるしかありませんでした。 どうも実物に比べて正面が押しつぶれた感じになっているようです。 また、夫婦岩との位置関係もいまひとつ面白くない。 ま、ラフ画ですからこんなものですが、最終的にはもう少し微調整が必要です。 ラフ画の先頭スタイルがずんぐりし過ぎだったので、車両部分のみ書き直しです。 何枚かの写真をもとに少し角度視点を変えた感じにしました。 かなり複雑な先頭部面構成なので、頭の中で立体を回転させるのに意外と苦労しましたが、まあ大きくは違わないでしょう。 ラフ画を元に、はがきサイズと同じ大きさの原画作成です。 まあ、こんなものでしょう(ちょっぴり自己満足)。 今回は車両先頭部アップ中心です。 また、海を全面に入れるとなると、基本的に車両は側面になります。 しかし正面の貫通部の面も入れたい。 という結果です。 夫婦岩があまりに有名でシンボル化しやすい形状のお陰で、車両をかなり大きくすることができました。 少しだけ思案したのは、上のラフ画に対して変化をつけるために、「車両」を少し傾けるか、「水平線」を傾けるか、それとも両方とも傾いたデザインにするか。 結果、今回は車両だけを傾けた感じにしました。 水平線も一緒に傾ける案にも少し未練はありましたが。 さて、実物との「ご対面」は? 営業運転開始が春先からですから、それからゆっくり出かけることにしましょう。 (しかし、今年の春休みやゴールデンウィークはさすがに混雑するでしょうか。)
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