ヨーロッパ方面に遠征開始、ということで、年賀状の題材としても初めて海外の新車を採用しました。 走行風景は、何となくこんな感じかな、というイメージです。 ■年賀状1996年 <フランス国鉄SNCF TGV−DUPLEX> ![]() 初めて海外の車両を題材に取り上げました。 これまではひたすら日本国内の新車からの選定だったのですが、前年の正月、夏と連続でヨーロッパ方面を訪れたせいか、無性に海外の車両を選んで見たくなりました。 ちょうどデュプレが登場したのもタイムリーだったかもしれません。 編成を全部入れたい、スピード感も出したい、ヨーロッパ的な風景にしたい、でも手は抜きたい、とちょっと欲張った結果のデザインです。 実物では、これほど急なカーブを曲がることはないでしょうか。アップダウンが激しい線形の南東線のイメージですが、少々模型的ではあります。 風景は、ヨーロッパの農業国、フランスのイメージで一面の麦畑のつもりですが、少々手を抜いて版木への彫刻は最小限にとどめ、金色の絵の具を版木に塗りつける筆使いで調整したので、列車後方の麦畑の模様は1枚1枚全部異なってしまいました。 ![]() ![]() リヨン駅の出札カウンターが大混雑で間に合いそうにないため、予約チケットなしの飛び込みで乗車です。 車内はかなり込んでいましたが、幸いいくつかの空席がありました。 この時の車内検札では、ユーレールパスを見せるとそのままでOKで、追加料金は取られませんでした。 ![]() ![]() ![]() 列車は10時18分発ジュネーブ行き。 スイスまで乗り入れる国際列車のため、国際特急ユーロシティの一員としてEC973という列車番号を持っています。 この日は新旧塗装のTGVによる重連運転です。 登場から10年を経過したTGV-PSEは、すでにかなりの編成が更新改造され、オレンジ色から銀色に塗り替えられていました。 ![]() ![]() パリ・リヨン駅は伝統ある古く大きな駅ではありますが、今では端から端まですっかりTGVの牙城となってしまいました。 中でもリヨン方面行きの列車は乗客が多く、今ではかなりの本数が2階建てのデュプレで運転されています。
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