かいもん4号のホームページ MODELS ミニ80系
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「ミニ80系」。 名前の通り、80系電車の車体短縮バージョンです。 ご近所にお住いの「地鉄さん」が製作された、LPレコードプレーヤーを廃物利用の「回るレイアウト」。 非常に良い雰囲気ですが、何しろ16番で直径がおおよそ30センチの路線ですから、走行可能な車両は著しく制限される。 ということで、対応乗入れを目標に製作したのがこの編成です。
何とかこの目標だけは達成されました。

尚、追加は下の方になります。最新の追加は
2016年3月6日


 ミニ80系4両編成です。
 昨年9月に着工以来、実に半年間。 前半は車体製作で比較的順調でしたが、走行系と照明系に至り、失敗試行錯誤の繰り返し。 作っては直し、やっぱりダメで一から作り直し。 が続いていましたが、ようやく何とか走行披露できるところまでやってきました。
 ということで、新しい単独のコーナーに移動です。
 まだまだ塗装もしていない真っ白な状態ですが、完成間であと一息(本当か?)と言う感じではあります。
 「地鉄さん」のレイアウト「ポータブル線」をお借りしてのポーズです。  

2016年3月6日追加

 そもそもの製作の目的、と言うかきっかけは、「地鉄さん」のこのレコードプレーヤー流用「回るレイアウト」です。 ご覧のとおり、今回はすこぶる快調です。


 ここからは当鉄道試験走行線での風景です。
 まず紹介しますと。 80系4連です。 実物は車体長19500mmで、1/80では243.75mmとなりますが、「回るレイアウト」対応に長さ90mmに短縮です。 先頭部乗務員扉まではスケール縮尺どおりで、そこから後ろは窓を減らし、更に各部の寸法を若干詰めています。
 これまで米粒白熱球でのライトしか経験のなかった当社ですが、今回は初めて「電球色のLED」によるヘッドライト点灯でいい案じです。


 ヘッドライトと共に、今回から「室内灯」も装備です。
 とりあえずお試し、と言うことで3mmの白色LEDを各車2個づつ、天井に埋め込んでみました。
 残念ながら回りに明かりがある状態では光量不足で目立ちません。 が、次回以降へのデータとしては十分です。


 「停止しているのにヘッドライトと室内灯が点灯状態」。 (室内灯は全く目立ちませんが、上の写真と併せてご参照ください)。
 このミニ80系で一番盛り込みたかったのはこの部分です。
 そもそものきっかけは、地鉄様レイアウトでの運転会。 常連メンバーの「汽車男様」が導入された「ビデオカメラカー」。 走行しながら運転席目線で前方風景を撮影する実に楽しい企画なのですが、その撮影動画を見ていて思ったのは、「駅のホームに停まっている列車にも室内灯とヘッドライト・テールライトを点灯させたい」ということ。
 しかし通常の走行用レール集電による照明では、これはなかなか叶いません。 かと言って、普通のレイアウトで動作しないような変な外部制御も組み込みたくない。 そこで、照明関係は「車載電池による別電源」としたのがこの編成です。
 但し、ちょっと「仕掛け」をしましたので回路がやや複雑になり、ご覧のとおり、窓から配線が丸見えです。


 テールライトも走行電源OFFで点灯キープ状態です。 (光量はテールとしては十分なのですが、写真ではちょっと目立ちません。)
 ライトには2mmの赤色米粒LEDを入れています。
 このサイズのLED。 鉄道模型にはすこぶる便利なのですが、最近のショップではあまり見かけません。
 現品は今から35年前の大学生時代に、広島は紙屋町の「第一産業(現在のエディオン)広島紙屋町本店、地階の電気電子パーツ売り場」で「いつか使うかも」と思って購入していたものです。
 当時は家電量販店でもバラの電子パーツが手に入り、百貨店でも16番の鉄道模型車両やパーツを売っている、何とも良い時代でした。
 こちらも購入35年を経過して、やっと「不良在庫」を抜け出すことが出来、有効活用されました。
 だから「不良在庫」は持っておかなくちゃいけない?


 さて、本編成の照明電源は車載の電池。 ということで、線路から外しても室内灯(ちょっと分かりづらいですが)とヘッド・テールライトは点灯したままです。
 ここで想定外のエラーが発生しました。 本来なら「テールライトON、ヘッドライトOFF」状態でレールから下ろしたため、その状態をキープしなければならないはず。 ですが、なぜか写真ではヘッドライトも点灯してしまっています。
 実は地鉄さんのレイアウトで試運転時、同じようにヘッドライトとテールライトが同時点灯したり、停止して電源OFFにした段階でテールライトとヘッドライトが勝手に切り替わる、謎の現象が発生していたのでした。 (設計では走行電源の向きを逆転したタイミングでヘッドライトとテールライトが切り替わる、はず。)
 地鉄さんの電子素子満載のパワーパックの種類により発生状況が異なっていたため、残留電圧などの影響かと思っていたのですが、車載電子素子の動作のタイミングとか、どこかに回路設計バグがあるのかもしれません。
 ちなみに当鉄道では、昭和の時代のレオスタット式のパワーパックしか持ち合わせていません(写真参照)ので、レール上で運転操作する限りは正しく動作します。


 直径30センチ弱の回るレイアウト対応車、ということで、4両編成ですが両端の先頭車同士、頭を揃えることができます。
 とにかく地鉄様の回るレイアウトを快調に走行できたのは大収穫でした。


 いつの間にかヘッドライトが消灯し、テールライトのみ点灯。の眺めです。
 原因、わかりません。
 ま、あとはあせらずボチボチ修正していきましょう。


 今回は4両編成で製作。 最小通過曲線の制限のため、車体間は連接構造としました。
 一番左側の前側台車に、エンドウのトラクションモーターを組み込んでいます。
 電池は2両目に搭載。 本当は先頭動力車に集約したかったのですが、車体長と他の機器搭載で断念です。
 最後尾の右側クハは、左側先頭車と同じくいずれ「ライト切り替えユニット」を搭載予定ですが、今のところ「準備車」状態です。 従って室内灯しか点灯しません。


 すべての照明と一部の制御の電源は、車載の電池です。 容量が少々心配ですが、今回の編成ではライトの消費電力はさほど大きくないため、LR44を4個直列の6V回路としました。
 サイズ的には床下搭載も可能ですが、今回は床上室内搭載としました。


 クハに搭載の「ライト切り替えユニット」です。 LED点灯に線路の走行電源を利用すれば、ブリッジダイオードとCRDか抵抗程度で済むのですが、電池方式としたために何だかごちゃごちゃした構成になってしまいました。
 と言っても、それほど複雑な仕掛けを入れている訳ではありません。
 要は、
  ・レールからの走行電源を信号にして、電池からの給電でヘッドライトとテールライトが点灯する。
  ・一度点灯したら、その後走行電源がOFFになっても点灯を維持する(ホームで停車中も点灯)。
  ・走行電源を逆転ONに切り替えた瞬間に、これを信号にしてヘッドライトとテールライトが切り替わる。
 この2番目の目的だけのために、かように複雑になった次第です。

 回路に2種類の電源が入り混じり、単純なトランジスタだけでは制御できませんので、スイッチにはフォトカプラーを使用です。 電子回路と言うよりは、有接点リレーシーケンスの考えで回路を構成しました。
 走行電源でフォトカプラーが動作し、電池の電源で自己保持をかけ点灯状態を維持する。逆転時はb接点フォトカプラーで自己保持を解除する、というだけの、リレーシーケンスとしては極めて基本的な回路です。

 早い話、一度点灯したら、車庫に入っても「消灯」できません!!! これは「次回の課題」です。


 反対側のクハは「電装準備車」です。 いずれこのスペースに「ライト切り替えユニット」をもう一組搭載する予定です。 予定ではこちらにも搭載して2月26日「試運転出場」のはずだったのですが、先行搭載した動力車側がうまく動作せず(2月21日「不良在庫」コーナー参照)こちらの工事は後回しになった次第です。
 しかし準備工事だけは終えていますので、中央2本のアルミバーには走行電源、両外側2本には電池電源が接続済です。

 ちなみに、試運転前の最終段階でうまく動作しなかった原因は、一部のフォトカプラーのアノードとカソードの接続ミスでした。 オソマツ!!


 連接構造の台車部分。 通常は台車中央のセンターピン部分で首を振らせるのですが、何せ半径150mm弱のカーブはきつい。
 ということで、センターピンから左右に10mmづつオフセットして、2か所で首を振る構造としました。
 台車は片側(左側)の車両(床板)にピン(ネジ)で支持して取り付け。 もう一端の車両(床板)とは、通電カプラー(電池電源用)で連結します。
 尚、紹介のために本写真、右側の床板は裏返しにして並べています。

 この台車部分。 走行用電源の集電と、電池電源の引き通しで、4本の電線が入り乱れています。 電線が固すぎて可とう性が低下すると、台車首振り時に変な力が掛かって脱線の原因になるところ。
 悩みどころだったのですが、「備南鉄道」様から実にタイムリーに、非常に柔らかい電線を分けて頂き、一気に解決できました。
 見かけはごちゃごちゃしていますが、全くストレスなく首振りします。


 同じく連結部分です。 上の写真と同様に、右側床板はあえて上下逆に並べています。
 通電カプラーは電池のプラスマイナス電極を上下に配置です。 狙いを定めて押し込めば連結し、少し力を入れて引っ張ると解放するだけの単純な構造です。

■祝!卒業!!   2016年2月28日

 本「不良在庫」のコーナーから初の「卒業生」が誕生です!!
 このコーナーと「2016年新春特別企画」でおバカな紹介を続けていた「ミニ80系」ですが、目出度く試験走行テストに合格し、本コーナーを卒業することになりました。
 この続きは「MODELS」の「ミニ80系」のコーナーをご参照ください。

2016年2月21日追加
■今週の不良在庫   2016年2月21日

 ハンダ付け、終えました。
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 動きません。
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 なぜ???

■今週の不良在庫   2016年2月14日

 走行系統に何とか目途がつきそうなので、電気工作をちょっとだけかじってみます。
 当工場は一応長年稼働している(但ししばしば長期休業状態に入る。)のですが、落成した車両は限りなく皆無に近い僅少です。 しかもそのわずかのやつらさえ完成度は90%未満。 つまり電気工作の段階に至ったことは殆ど無いと言えます。
 未だに動力装置はインサイドギヤかトラクションモーター。 照明に至っては、白熱ガラス管の電球に米粒球のヘッド・テールライトのノウハウしか持ち合わせていません。
 しかし折角のお遊びの編成ですから、「電化」の勉強を兼ねて少し遊んでみることにしました。
 LEDにブリッジダイオードに抵抗で済ませれば全然楽ではあるのですが、折角ですから少し「変わったこと」をしたいと思い、色々組み合わせてみました。
 とりあえずレイアウト検討すべくパーツを並べた結果、こんなことに。
 何か化学工場のパイプラインみたいです。 本当にこんなので大丈夫なのか? それ以前に、これで本当に動作するの?
 ハンダ付けはまだ先の予定ですが、ちょっと(かなり)心配。

■今週の不良在庫   2016年2月7日

 まずは先週の当HP 「MODELS」 「他線区乗り入れ」 2016年1月の ご参照を。
 突貫工事で辛うじて自走に成功したミニ80系ですが、急場しのぎというか辻褄合わせというか、実際の走行状態はボロボロ。 設計の不備は隠せず、残り2両の中間車に同様の改造をしたところで、ロクなことになりそうな気がしません。
 ということで、床板以下の下回りを作り替えました。 基本構造は同じですが、全面的な寸法見直しで、この部分だけ改造ではなく新作です。
 と言ってもプラ板ですから、真鍮工作のように気が滅入るほどではありません。
 ついでに「室内電化」の準備工事も行っておきますが、こちらは「実装」するのは暫く先になりそうです。

■今週の不良在庫   2016年1月17日

 先週(下の1月10日の項)の反省にもかかわらず・・・・・。
 ここまで来て、相変わらず「超」が付くほど苦戦しております。
 車体が一段落し、床板と台車と連結器と電気配線の工程なのですが、場当たり的な設計(と言うより現物合わせ)がたたり、あちこちで「部品の干渉」が発生。
 修正するために、一度ネジで仮止めした部品を外しては、材料を切って貼って削ってまた取り付けて、の繰り返しです。
 一応作業はしているのですが、かような惨状のため見た目の進展がありません。 本来なら今日あたり車体と床板台車を仮組して、走行確認を行う予定だったのですが。
 荒っぽい平面図と正面図は作ってはいたのですが、実際に組もうとすると取り回しが出来なかったり、干渉して首を振らなかったり、ネジが回せなかったり・・・。 「長方形の辺よりは対角線の方が長い!!」という当たり前の事実に改めて気づきました。
 わたくし「かいもん4号」は元々機械の設計屋なのですが、はるか昔の新人時代の失敗を、趣味の世界で繰り返しています。
 来週までの完成は絶対不可能。 塗装はもちろん、室内照明取り付けももはや無理。 せめて現状の車体と自前の動力で試運転だけでも・・・・・できるかな?
 新年早々、どんどんトーンダウンしております。

■今週の不良在庫   2016年1月10日

 正月休みの間、「2016年新春特別企画」のコーナーに出張していたこの車両。 再びこのコーナーに戻ってきました。
 つまり、またまた「不良在庫」の中入り??
 そうはなって欲しくないのですが、ここに来て苦戦しております。 下回りなんて簡単、と思っていたのですが、設計上の落とし穴が一杯です。
 動力のパワートラックは計算(というより正確には「予想」)ほどに首を振ってくれないし、連接台車の偏心センターピンは突出しが大きく車体と干渉するし、予定していた特殊小ねじは寸法が合わないし・・・。
 こんな車両、何編成も作る訳じゃないから、下回りは作りながらの現物合わせでいいや、と軽く考えていたのですが・・・。
2週間後の運転会、どう考えても塗装工程まで進めません。
 まずは現状で「自力走行」だけでも出来るようにしなければ!

■今週の不良在庫   2015年12月20日

 ちょっとだけ前進しました。
 「おでこ」と「頬」に部材を接着して切削研磨。 これでようやく「湘南」らしいスタイルになりました。
 「おでこ」は1.2tのプラ板を曲げたもの。 「頬」は車体同様0.5tの板曲げです。
 その後整形し、全体の歪み取り。
 この後は、しかし「パテ入れ」「研磨仕上げ」「小物取り付け」と、繰り返し待ち時間の多い工程が続きますので、塗装まではまだまだです。

■今週の不良在庫   2015年11月29日

 いかにも進捗あるかのように本ページ更新したのですが。。。
 実は4週間前から全く進捗ありません。
 苦しい言い訳にと、地鉄さん宅運転会に車体だけ持参したところ・・・。
 地鉄さんの下回りをお借りして、何とレイアウト上を走行!
 感謝感激です!!!
 次回までには、ぜひ何とかせねば。

■今週の不良在庫   2015年11月1日

 先週から若干進展、と言える程でもありませんが、多少それらしくなった不良在庫です。
 ここまで形が明らかになってきたのでお判りかと思いますが、モデルは80系です。 と言っても、旧曲線対応のショーティーで、車長は100mm以下に抑えてのミニ編成です。
 一応プロトタイプは湘南スタイル2枚窓の初期型(更新タイプ)としています。

■今週の不良在庫   2015年10月25日

 およそ1か月半振りの不良在庫の進捗です。 こんな感じです。
 スケールモデルじゃないので、適当に遊んでいます。
 目標は11月28日試運転。 ですが、稼働可能時間からすると少々タイトなスケジュールですので、ま、未塗装状態で運転動作確認ができればいいかな? という感じの構えです。
 間に合うかな?
 と言うか、そんなに順調に進捗したら、不良在庫「失格」です。

■今週の不良在庫   2015年9月13日

 「今週の不良在庫」の更新、5か月振りです。 ということは、この間ほぼ進捗がなかったということ?
 で、久々に思い出しながら以前の続き・・・。 とは行かないところが不良在庫の不良在庫たる所以です。
 何か新しいやつです。 完成するでしょうか。
 ま、「お遊び車両」ということでお気楽にやってはいるのですが。



 
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