5年前にここで紹介したのですが、実はこのHP立ち上げ撮影用の試作車体で、「下のほうの写真の分」しかありません。 つまり本線を走ることなどできません。 少々心持ちが悪いので、改めて編成製作に着手することにしました。 実車では、1981年2月に新規投入の105系に置き換えられ、福塩線での活躍はおおよそ6年ほどでした。 尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2011年2月20日 ■70系車体製作中 2003年6月追加 関西地区より転出してきた福塩線の70系は、全金の300番台と旧型0番台の混結編成でした。 4両固定編成で福山〜府中間を往復しており、1981年2月に105系に置き換えられるまで活躍しました。 105系に比べるとちょっとだけ複雑な先頭形状ですが、全金の300番台をプロトタイプに選んだあたり、「もしかしたら少しでも簡単に出来るかな」という不純な選定理由は前回の105系と変わりありません。 ■福塩線70系(1/80)前頭部 実車は全金製の70系300番台ですが、当工場では外部よりの購入品以外は、原則車体材料はプラスチック製となっています。 湘南タイプ程度の前頭部形状であれば、板材より切り出し、少々強引に折り曲げて製作します。 角度のついた前頭部形状は寸法割やケガキが少々面倒ですが、最近はパソコンやCADのおかげで、(ケガキまでは)難なく終わってしまいます。 本当はこれからが仕事開始なのですが、こんなシートが出来あがると、半分くらい出来たような錯覚に陥ってしまいます。 それにしても、いくら複製があっという間に出来るとは言え、70系・80系合わせて300番台のクハを16両も作るとは自分でも思えませんが。 ■福塩線70系(1/1) お馴染み、福山城(天守閣ではありませんが)と福山駅です。 福山駅は2重高架構造で、在来線ホームの上に新幹線ホームが覆い被さっているため、写真が非常に撮りにくい駅です。 一番北側の福塩線ホームは辛うじて新幹線ホームは外れていますが、高架の影で日中日陰となるため、やはり撮影者泣かせであることに変わりはありません。 ■福塩線70系(1/1) 福塩線の電化区間の終点は府中駅です。 この駅のすぐ南側、写真右手に府中電車区があり、ここを訪問するには一旦駅を北に出て、今立っている踏切を渡って回って行きます。 ■福塩線70系(1/80) 2008年3月2日追加 5年前の2003年、本ホームページ立上げ時の構想では、ページのメインは模型と写真のつもりでした。 そのためにはまず自作の105系をアップ。 だが「その次」に披露できるものがない。 ということで、同じ福塩線つながりで急遽先頭だけ製作の70系。 長らく先頭部の写真1枚だけで、更新もしなければ「他線区乗り入れ」にも出てこなかったのは、そういう訳です。 しかし自分で見返してみるに、何とも居心地の悪いページです。 ということで、冬場の活動の停滞解消のため(?)、本格的に70系300番台の製作に着手することにしました。 ■70系車体製作中 折り曲げまで終わったプラ板製の車体4両分です。 これから曲げ固定するわけですが、ドアの取り付け、補強板の接着と、ハコ形になるまでにはまだ幾つかの工程が必要です。 ■福塩線70系(1/80) 2008年3月9日追加 車体にドアを接着し補強材を取り付け、固定用の天井板を製作して、何とかハコ組みの準備が整いました。 毎週ほんの僅かづつでも前進して披露することが出来れば、いつか完成するに違いないとは思うのですが・・・・・。 後ろの梅の木の変化と一緒に見守ってやってください。 ■車体曲げ作業中 2008年3月16日追加 車体曲げ接着まで進みました。 経年変化を考慮して数年前より工法を変更、接着剤はそれまでのプラ用から瞬間接着剤多用に切り替えたのですが、これはこれで取り扱いが難しく、歪の補正がなかなかやっかいです。 裏側に補強を入れながら補正するのに、2週間位はかかりそうです。 ■車体曲げ作業中 いちおう、ほぼ直角らしく曲げ固着まで終わりましたが、この写真では判別できない歪が多々あります。 指先で強引に接着を部分的に剥がし、また接着剤を流し込んで、と結構面倒な作業が続きます。 ■先頭部材料取り 2008年3月23日追加 車体歪矯正の地道な作業が続いていますが、それだけでは見た目何の進展もありません。 乾燥待ちの合間に着手した、先頭部の加工です。 クハ76の先頭部はお馴染み湘南スタイルで、傾き・折れ曲がりがあるため、写真のような板取となります。 CADで量産ケガキの先頭部。 折り曲げ時の成功率がやや低いためですが、もし全部成功したらどうしましょう。 寸法が異なるため、300番台以外には使いようがないのですが。 ■先頭部材料取り 2008年3月30日追加 先頭部を折り曲げました。 少し慎重に作業を進めた甲斐があって、とりあえず今回必要な2個は失敗することなく無事曲がってくれました。 これから車体に取り付けますが、まだ全体を固定していないため、更に慎重な作業が必要となります。 ■進展目に見えず 2008年5月6日追加 着工して一月程は順調だったのですが、3月中旬より多忙で中断してしまい、姿かたちは全く変わっていません。 このままでは長期中段の末、あらが目立つようになりそのまま解体、なんてことになりかねません。 それではイカン、ということでここらでそろそろ景気づけです。 何とか車体の矯正作業も終了し、これから妻板と先頭部の取付にかかれそうです。 ところでクハの先頭部、製作中の失敗の「保険」にと思っていたのですが、慎重に作業した結果、7個全部が途中破損することなくうまく曲がってくれました。 「嬉しい誤算」なのですが、これをどうしましょう。 全金の300番台の寸法で製作のため、旧型には転用はできません。 そう言えば、作りかけの80系もあったな、と思う今日この頃ですが、あまり欲張ると「共倒れ」になる? ■チョッピリ前進 2008年10月5日追加 夏場の活動停滞期とともにしばらく放置していた70系。 着工は梅の花が咲き誇り、桜にはまだ早いといった時期だったのですが、すでに稲刈りの時期になってしまいました。 ぼちぼち思い出しながら、ということで少し手を入れてみました。 先頭車頭の部分と、中間の妻板を製作接着しました。 ここまで来ると、多少形になった感じで、自分でも少し前進したかな、という気分になります。 但し、先頭オデコの部分、1.2mmのプラ板部材はまだ仮付けです。 これから車体に合わせて整形した後一度取り外し、再接着の後に仕上げとなります。 「進展」とは全く関係ないですが、塗装をしていない「白い車体」は、写真が非常に難しいです。 露出や光源、シャッタースピードをいくら変えても、白の部分がノッペリした状態で、奥行き立体感が全く出てくれません。 早く色のついた状態で写真を撮りたい、とは思っているのですが。 ■またまたチョッピリ前進 2008年12月14日追加 前回と比べて進捗しているような、いないような、といった感じの70系です。 しかしおでこを取り付け仕上げを行い、ステップなどの小物を取り付けて、一番手間の掛かる部分は何とか通過できそうな所までやって来ました。 あと、ライト類と小物を少々取り付ければ、何とか来年の早い時期には下地塗装に入れそうです。 ■先頭部仕上げ 当初考えていた以上に手間の掛かった、おでこの部分の部材曲げ。 本ページ「雑形気動車」キユニ16の場合はかなり角ばっているため、イメージがつかみ易く大きな外れはなさそう。 一方70系は、かなり下の方から大きなRで屋根に向かっています。 このイメージ作りがうまく行かず、木型を修正してプラ板を曲げ、仮付けして整形仕上げしてみるとダメで、またやり直し、の繰り返し。 当然ながら、今にも完成しそうだった上の10月5日付けの写真のおでこは、とっくの昔に取り外されてゴミ箱行き。 今ついているのは何代目の部品? 進捗遅れの言い訳ばかりですが、そろそろ加速しないと、年が変わるとすぐに窓の下の梅が咲いて、着工から丸1年になってしまいそう。 ■3度目の春 2010年2月14日追加 2009年は雑形気動車に気を取られ、進捗がバッタリ止まってしまった70系です。 前回更新はもう一昨年のことです。 それ以来進捗はありませんが、勢い付けにアップすることにします。 来週か再来週には少しは進んでいるか? 背景の梅の花は、着工以来3回目の開花です。 それにしても、下のほうにある2008年春の写真。 この梅が咲いていたのは3月上旬から中旬です。 やはり今年は暖冬? それとも温暖化の影響? 2011年2月20日追加 ■仏の顔も4度目の春??? はい、1年間進捗がありませんでした。 上の去年の写真とどこが違うの?と言われれば、梅の木が一年分歳をとったくらいです。 それでも年に1回ぐらいは写真をアップして「景気づけ」しなければ、忘れてしまいそうです。 何しろ現在は「2011年の新春特別企画」の方で手一杯ですから。 そう言えば、この70系。 想い起こすに、現在の着工は「2008年の新春特別企画」だったような気がします。 こうしてまた、「不良在庫」が増えていく? そんなことのないように、毎週とは行かなくとも月に一回ぐらいは何とかしましょうか。
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