>>>写真をクリックしてください。>>大きな写真へ ↓ ↓ ↓ 最新の追加 ↓ ↓ ↓ ![]() 山の影からディーゼル機関車が姿を現しました。 まもなく終点岩手石橋手前の築堤にさしかかります。 ![]() 1両だけの気動車と違い、沢山の貨車を連ねた長い長い貨物列車です。 迫ってくる感じは迫力ものです。 ![]() 空荷とは言え上り勾配ですから、機関車はエンジンを吹かしながら登ってきます。 屋根が丸いヨーロッパ調のディーゼル機関車でした。 ![]() 築堤からそのまま一度目の下を通り過ぎた列車は、スイッチバックで岩手石橋のヤードに入ってきます。 カーブでの推進運転のため、列車から離れたホーム上で合図を送っていました。 ![]() 長い貨物列車がゆっくりゆっくりバックしながら建屋の中に吸い込まれてゆきます。 推進でもあり死角でもありで、実に慎重な操作でした。 ![]() ここまで来ると機関車からも後方(前方?)が視認きるのでしょうか。 誘導係員がホームから降り、あと一息です。 ![]() 最後に列車の脇に移動した係員が停止位置の誘導を行います。 これから砕石の積み込みです。 ![]() 貨車が所定の位置に停車すると、機関車はすぐに反対側に付け替えられます。 スイッチバック部分には機回し線がありませんから、最終の到着・出発とも、機関車に推進されての運転となります。 ![]() 鉱石積み込み中の長い貨車編成の横を通って、反対側へ機関車の機回しです。 一度に何両分もの積み込みが出来る施設ですが、長い編成は反対側ずっと先まではみ出していました。 ![]() 後ろから機関車で押し出しながら、順に鉱石を積み込んでゆきます。 編成全部一気にという訳にはゆきませんから、結構な時間が掛かります。 ![]() 荷積みを終えた列車は、スイッチバックの折返し部分に向かって走り始めます。 今度はこの部分、こちら向きの機関車が後押しです。 ![]() スイッチバックで向きを変えた列車。 今度こそ機関車を先頭に、勾配を降りてゆきます。 上の写真を撮影したすぐ右手から眺めているのですが、このくらいの高低差です。 ↑ ↑ ↑ 最新の追加 ↑ ↑ ↑ ![]() JR盛線と三陸鉄道、岩手開発鉄道の3線が集う盛駅です。 と言っても盛線は東日本大震災の津波被害で壊滅的な打撃を受け、現在はBRTによるバス輸送。 鉄道が復活する計画は全く白紙です。 ![]() 現在は貨物輸送のみの、一番手前、岩手開発鉄道です。 貨車はたくさん係留されていましたが、残念なことにゴールデンウィークのこの訪問日は列車運行はありませんでした。 ![]() 盛駅構内で休む貨車の車列風景です。 休む、と言っても一番手前の編成は、戦列を離れた留置編成のようでした。 ![]() 岩手開発の主力はホキ。 手前の編成は長らく使われていないのか、内部が赤く錆びてしまっています。 ![]() こちら側は現役らしく、内部は白く汚れています。 石灰石を運ぶため、自重14トンながら満載すると重量級の編成となります。 ![]() 武骨な造りのホキ編成。 残念ながら本日は運転はなく、駅での停車風景のみの観察でした。 ![]() 盛駅から山間の岩手石橋方面に伸びる、日頃市線の線路です。 旅客営業を終えてからすでに20数年になりますが、旅客ホームも残されていました。 ![]() 盛駅の旧旅客ホームです。 きれいに手入れがされているので、列車がやって来たとしても全く違和感ありません。 ![]() 震災で不通になり代行バスBRTによる運行のJR大船渡線。 レールは撤去され、駅構内もバス駐車場に。 どちらが現役の旅客営業路線かわかりません。 ![]() 盛を出ると築堤で軽い上りに掛かる岩手開発の路線。 左隣の線路はJRの引き上げ線ですが、すでに構内のレールは撤去され、残った線路も赤く錆び付いていました。 ![]() ホームを降りたところにあるこの看板、社名が書かれていますが、元は何が書いてあったのかよくわかりません。 国鉄駅と反対の踏切側からホームに上る人のための案内だった? ![]() ホームを山側踏切から眺めたところです。 昔乗車した時は国鉄駅から乗り換えましたのでこの反対側からでしたが、市街及び本社からだとこちらから、ということになります。 ![]() 旅客駅ホームはこんな感じでしたが、旧国鉄駅の真横は貨物の留置線になっていましたので、ホーム同士はややずれた感じになっています。 乗り換えに不便というほどではありませんでしたが。 ![]() 山手踏切側から見ると、JR及び三陸鉄道駅ホームとの位置関係はこんな感じでした。 JR線路はBRTバス用にアスファルト舗装されてしまっていますが、再びレールが敷かれる日は来るのでしょうか? ![]() 岩手開発鉄道の盛駅。 国鉄連絡と反対側入り口はこの道路からだったように記憶しているのですが、今回訪問してみると踏切側が入り口で、道路側にそれらしき跡がありません。 35年ほど前の記憶誤りでしょうか。 ![]() ホームにあるこじんまりとした待合室です。 このあたりに入口があったような気がするのですが、気のせいかな? 何しろ現役時代の乗車ははるか昔のことですから。 ![]() 実際には、国鉄盛駅からこの連絡道を渡ってやってきたように記憶しています。 BRTの運行開始で、敷地の様子は一変してしまいましたが。 ![]() 国鉄接続側からの、岩手開発ホーム、そして踏切の向こう側には昔の賑わいを偲ばせる建物が。 昔はどんな地方でも、鉱山の町は賑わっていたものです。 ![]() 構内の一角に、こんな編成が停まっていました。 昔は国鉄でもあちこちの駅に居たものですが。 ![]() それぞれの車がそれぞれの役割を持っている、そんな編成です。 模型のレイアウトの片隅に欲しいような一品です。 ![]() 終点・岩手石橋駅にやって来ました。 旅客ホームは残されていますが、こちらの線路はずっと以前に撤去されていました。 ![]() スイッチバック式の岩手石橋駅です。 この角度から見ると、高低差がよくわかります。 ![]() 岩手開発手鉄道の撮影ポイントの一つ、岩手石橋手前の法面(半築堤)。 本日は列車がやってこないのが残念に思える手入れです。 ![]() 現在は鉱石輸送の貨物専業、岩手開発鉄道です。 ナローゲージと異なり大きな設備です。 ![]() 長い長い貨車編成ですから、鉱石積み込み場所もこんな感じの大きな建屋です。 本日は貨車の姿はありません。 ![]() ずらりと並んだ保守用?車輪。 右手は旅客駅跡ですが、こちらはすでに使われていません。 ![]() かつては旅客営業も行っていた(といっても列車は僅少でしたが)岩手開発鉄道。 ここ岩手石橋駅でも旅客用ホームは残されていました。 ![]() 旧旅客用ホーム外れにある駅舎。 と言うよりは信号場です。 こちらの建物はまだ現役です。 ![]() かつての旅客ホームから、盛方面を眺めます。 一度ホームの横下を通り過ぎた列車は、スイッチバックでこのホームに入ってきていました。 ![]() 旅客ホーム跡、今はこんな感じです。 奥のスイッチバック引き上げ線は、貨物列車の編成対応で随分奥まで続いています。 ![]() 岩手石橋の駅手前(築堤側)から。 見上げるとこんな感じで、結構な高低差と勾配でした。 ![]() まだ現役時代の旅客ホームです。 岩手開発鉄道とJR、それに三陸鉄道の駅が並んでいて、まだまだ活気のある頃でした。 ![]() 朝の旅客列車、本日はキハ200です。 貨物が主目的の岩手開発鉄道ですが、細々と旅客列車も走っていました。 ![]() 1990年当時の岩手開発鉄道盛駅ホームです。 2015年の写真と比べると、よく維持(保存)されているのがわかります。 よく見ると、当時の駅名表にはちゃんと「隣の駅」の表示が。 ![]() 当時の盛駅構内、こんな感じでした。 岩手開発の敷地が意外と広い、という感じです。 ![]() コンクリートの立派な造りの盛川橋梁。 しかし列車は小型の単行気動車でした。 重量貨物に対応した橋梁は、旅客列車では物足りなさそうです。 ![]() 長安寺駅に到着。 朝の下り列車ながら、乗客がいました。 貨物列車交換対応のため、短いホームの割に長い交換設備です。 ![]() 長安寺を出た列車は、日頃市から岩手石橋に向けて山間に入ります。 単行気動車ですので、かなり足が遅くなってきます。 ![]() この先は乗客がいるの? といった感じの風景。 小さな車体の気動車がお似合いです。 ![]() 5月になったばかり。 新緑には少々早い、岩手の春でした。 ![]() 終点、岩手石橋に到着です。 広い構内ですが、旅客ホームはほんの片隅、といった感じでした。 ![]() 折返し時間はほんの僅かです。 一番重要な作業はこのテールランプ枠の折返し? 白い縁取りがある方が後部です。 ![]() 鉱石積み込み場 山側の終点岩手石橋は、石灰石を積み込むための駅。 巨大な設備の片隅、といった感じの旅客ホームでした。 ![]() 鉱石積み込み場 ここまでやって来た気動車。 ですが一般の乗客がいるような立地ではありません。 到着したばかりですが、すぐに折返しです。 ![]() 短い折返し時間で、気動車が盛に向けて発車します。 列車運行の駅員がいるため、ホームでの見送りもありました。 ![]() ホームを離れた列車は、スイッチバックのため一度盛と反対側の山の方へ向かいます。 単行気動車に比べると広い構内です。 ![]() 先ほど発車したばかりの気動車。 スイッチバックで折返し、今度はすぐ眼の下を駆け抜けます。 折り返したばかりの場所ですから、左側に見える駅舎との高低差はこの程度です。 ![]() 岩手開発鉄道の撮影地。 岩手石橋の築堤S字カーブを行きます。 単行気動車だと、ちょっと物足りない感じの眺めではあります。 ![]() 見た目のバランス的には、このあたりが一番ピッタリくる列車の位置でしょうか。 単行なだけでなく、車長も短いキハ200でした。 ![]() かなり遠目にはなりますが、雰囲気的にはこのあたりが一番好きです。 (撮影時に)ちょっと右側のアングルカットしすぎました。 ![]() ここ岩手開発鉄道の主要な目的は鉱山からの貨物輸送です。 長い編成の貨物列車がやって来ました。 ![]() DDタイプの機関車に牽引された長い貨車編成です。 もっとも岩手石橋の鉱山へ向かう編成ですから「空荷」。 あまり重そうにはありません。 ![]() 中型のディーゼル機にさほど背の高くない貨車ではありますが、なかなかの重量級で迫力物です。 もっとも今は山の鉱山に向かう途中ですから、積み荷は空ではあります。 ![]() 正確には、鉱石を積み込むために山に出かける、というのが正確なところかもしれませんが。 何だか「山へ帰る」という表現の方が似合いそうです。 ![]() 貨物列車が通り過ぎた後、再びキハ200の旅客列車が姿を現しました。 長い重量級の貨物編成と比べると、ほんとにポツンと言う感じです。 ![]() 異色の短い車体はカマボコ形の背も低く、独特のスタイルです。 乗降ステップの出っ張りも極小ですので、かなり腰高な感じでした。 ![]() 旅客列車の僅少な路線で、朝の列車はわずかに2往復。 2本目は終点岩手石橋までは行かず、途中の日頃市で折返しの便でした。 ![]() 後追いで眺めるキハ200。 テールライトの反射板の白い円盤が印象的です。
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