>>>写真をクリックしてください。>>大きな写真へ AVE。 2005年9月4日追加 スペインの高速列車、AVEです。 新しいセビリア・サンタ・フスタ駅ホームは、高い天井のやや無機質なデザインです。 TGVと同じスタイルの車両ですが、スペイン国鉄RENFEの標準色をそのまま踏襲しており、白い車体が印象的です。 AVE。 2005年9月4日追加 どこの国でも、家族連れが列車を覗き込んだりバックにして写真を撮ったりするのは同じようです。 国内の国鉄で唯一標準軌で建設されたセビリア高速新線ですが、どういう運用なのか、軌間可変の強みを生かして在来の「タルゴ」客車が乗り入れてきたりしていました。 セビリアのカテドラル。 2005年9月4日追加 セビリアの旧市街、観光地の中心はカテドラルです。 随分と内装が派手な作りで、西ヨーロッパに多く見られるゴシック調の教会とはやや趣を異にします。 セビリアのカテドラル。 2005年9月4日追加 「ヒラルダの塔」は高さおおよそ100m近く。 大きなカテドラルと一緒にアングルに入れるのは結構難しく、下のほうはカットです。 この地方になぜ、と思うような巨大なカテドラルでした。 バルセロナ・フランサ駅。 2005年9月4日追加 大きなドームのフランサ駅です。 列車は古い大きな駅舎に突っ込む形で行き止まりのホームに入ってきます。 バルセロナ・フランサ駅。 2005年9月4日追加 かつては長距離列車も多かったフランサ駅ですが、今では完全にサンツ駅に中心の座を譲り、スペイン国内列車のターミナルになっています。 現在の主役は、電車か客車か判らないようなデザインの電車でした。 サグラダ・ファミリア。 2005年9月4日追加 バルセロナと言えば観光の中心地はサグラダ・ファミリア。 国鉄RENFEの中心サンツ駅からは、直通の地下鉄利用で非常に便利です。 それにしてもいつになったら完成するのでしょうか。 サグラダ・ファミリア。 2005年9月4日追加 高い先頭の中のエレベータと階段を利用すると、95mの高さまで上ることが出来、バルセロナ市外を一望できます。 中間のブリッジや窓には「ガラス」等ないので、風が直接当たって迫力ものです。 夜行列車。 2005年8月28日追加 ポルトガルのリスボン・アポローニア駅で発車を待つ、スペイン・マドリード行きの国際夜行列車「ルシタニア」です。 夜遅くの発車ですが、随分早い時刻からホームに入線していました。 残念ながら、準備中で乗車はできません。 夜行列車・食堂車。 2005年8月28日追加 「ルシタニア」には食堂車があります。 短い車体一杯に座席が配置されており、厨房はそれほど広くありません。 しかしディナーで出てきた料理は結構なものでした。 包括運賃(ユーレールパス割引)のため、1等寝台グランクラスではここでの夕食と朝食が、1等寝台通常クラスでは朝食が含まれています。 夜行列車・バー。 2005年8月28日追加 こちらは食堂車と隣り合って連結されているビュッフェ(バー?)です。 飲み物のほか、軽いピックアップ程度は出てくるようです。 結構遅くまで賑わっていました。 客車列車。 2005年8月21日追加 リスボン・アポローニア駅で発車を待つ、ポルト行きのインターシティです。 ステンレスの車体の編成は、かつての国際特急TEEを彷彿させます。 客車列車。 2005年8月21日追加 ポルトガル国鉄CPマークの車両ですが、スタイルからするとフランス製でしょうか。 「Etoir du Nord」など、最後までTEEとして運行されていた列車もこんなスタイルでした。 アルファ。 2005年8月21日追加 こちらは最新の国内特急、アルファです。 イタリアETRと同じ車両は、振り子式の電車特急です。 機関車(古め)。 2005年8月21日追加 少々旧型となった、フランス製の機関車です。 独特のΣ型の先頭部スタイルに加え、警戒色の塗装でいかつい感じがします。 機関車(古め)。 2005年8月21日追加 プッシュプルかと思っていましたが、後部の機関車だけ残してポルト行きの客車が出て行ってしまいました。 アルファのスマートな車体と対照的な無骨な(昔はこれでもスマートだったのでしょうが。)機関車です。 近郊電車。 2005年8月21日追加 長距離特急インターシティに混じって、アポローニア駅の端のホームから発着する近郊電車です。 あまり飾り気のない面白みの少ない感じの電車です。 機関車(最新?)。 2005年8月21日追加 大味でのっぺりとした感じのドイツ・シーメンス社製の電気機関車です。 対照的なスタイルのフランス製機関車との重連ですが、実際こんな組み合わせで運用されているのでしょうか。 日の丸。 最近の渡欧は、最繁忙期のチケットの確保最優先のため、多少割高を承知でJALの早割りを利用しています。 長い間慣れ親しんだ日本航空の機体塗装ですが、新塗装化が進み、垂直尾翼の鶴丸マークがどんどん消滅しています。 アクセントの翼端、ウィングレットのJALマークも変るのでしょうか。 マドリード到着。 マドリードの北の玄関駅・チャマルティン駅です。 フランス国境の駅・イルンからのインターシティが到着したところです。 長距離列車の多くがタルゴ型客車で運転されているスペイン国鉄RENFEですが、まだまだこうした旧型の客車列車も残っています。 機関車。 随分といかつい感じの角張ったデザインの機関車です。 これまであまりお目に掛からなかったところを見ると、スペイン独自の設計でしょうか。 後ろに従えたスマートなタルゴ客車と対照的でした。 タルゴ(1)。 スペイン国鉄独特のタルゴ客車です。 重心が極端に低く、ヨーロッパ式の高さの低いホームでありながら、入り口とはほとんど段差がありません。 牽引している電機機関車と大きな差があります。 タルゴ(2)。 同じチャマルティン駅ですが、こちらはタイプの違うタルゴと機関車です。 電機機関車はほんの少し丸みを帯びていて、ややフランスっぽい感じがします。 近郊電車。 マドリード近郊を結ぶ郊外電車です。 他都市でも見られ、標準化されたデザインのようです。 このチャマルティンと南のアトーチャ駅を中心に多数の路線があり、頻繁に運転されており、利便性は上々です。 レティロ公園。 マドリード市内観光のスポットは、南のターミナル・アトーチャ駅近くに集中しています。 駅の北隣、プラド美術館と隣り合わせにあるレティロ公園です。 木陰あり、水辺ありの広い公園ですが、一番賑わっていたのはこの池の周囲でした。 ドン・キホーテ。 都心部の近代的なビルに囲まれた場所に位置するスペイン広場です。 セルバンテスのモニュメントの手前、中央下の2体の像は、ドン・キホーテとサンチョ・パンサです。 アトーチャ駅。 まだ新しい建物のアトーチャ駅は、南のセビリアへの高速路線AVEの始発駅です。 広い正面ですが、何となく人の通路が隅のほうへ追いやられて、動線としてはあまり広々としたいい設計ではないような気がします。 先日の列車爆破テロ事件で、一躍有名になってしまいました。 AVE。 スペイン国鉄の高速路線はマドリード・アトーチャからセビリアまでのAVEです。 つい最近、マドリード方面へも一部路線が延長されました。 車両の方は、フランスTGVと共用設計となっており、よく似たデザインですが、白地にブルーの車体色はRENFEの共通カラーです。 カイス・ド・ソドレ。 国鉄カイス・ド・ソドレ駅に止めてある雑多な編成の列車。 しかしパンタグラフを上げているところを見ると、ちゃんと使用されているようです。 タイプはさまざまで下回りはかなり古そうなのもありますが、車体は更新されているようで、ステンレスか合金製に見えます。 カスカイス駅。 こちらはカイス・ド・ソドレから西へ40分ほど走って終点のカスカイス駅。 20分毎に走る電車は新しく、正面はFRP製のステンレス車両です。 クロスシートに冷房付きと、観光地向けの快適な電車でした。 西の端ロカ岬。 ここは地の果て…なんて歌がありましたが、ヨーロッパの西の果て、ロカ岬の灯台です。 カスカイスから近く、別荘も多く建っていて、それほど最果てといった雰囲気ではありません。 すぐ右手の観光案内所では、名前入りの訪問証明書を発行しています。 風景写真入りは10ユーロとちょっと高めですが、二つ折りB4サイズと巨大なものでした。 ビカのケーブルカー(1)。 ポルトガルはリスボン市内の公共交通機関、ケーブルカーです。 3本ある(らしい)内の1本、ビカ線は「ビカのケーブルカー」として有名です。 乗り場はリスボンの国鉄の西のターミナル、カイス・ド・ソドレ駅の山手、市電25番系統の電停の横にあります。 が、ひっそりとして見落としそうな乗り場です。 ビカのケーブルカー(2)。 車内には運転士が乗務しています。 何か操作を行っているようですが、よくわかりませんでした。 通常の観光ケーブルと同じで、路線の中央部で上下2両が交換できるような設備になっています。 が、普通のケーブルカーと比べると、随分と長い交換設備です。 ビカのケーブルカー(3)。 石畳の坂を登りきった終点です。 あまり急なケーブルカーでもないようでしたが、さすがに終点まで登るとかなり高く、家並みの間からはるか下にテージョ川の河口が見渡せます。 車体の屋根の上、高い櫓の上に並んでいる2つのパンタグラフが特徴です。 ビカのケーブルカー(4)。 坂道をまっすぐ登りきったケーブルカー。 驚いたことに、その上の道路に別の系統の市電が走っていました。 狭い坂道を行くので有名なリスボン市電・28番系統です。 海岸通りの系統は別にして、リスボンの市電は、25番、28番とも、狭い坂道をアップダウンとカーブを繰り返しながら、随分と高いところまで上って行きます。 ビカのケーブルカー(5)。 中央の交換設備から一番上の終点に停車中の車両を眺めたところです。 望遠レンズのせいもありますが、実際にはそれほどの距離ではなく、脚に不自由がなければ歩いて上下してもそうたいした距離ではありません。 分岐合流しているように見える線路ですが、実際には写真のようにはっきり分かれています。 ビカのケーブルカー(6)。 中央部で交換するケーブルカー。 どちらの車体にも屋根にはパンタグラフが乗っています。 運転士が車内で「運転」し、ケーブルを頼りに自分で走行しているのでしょうか。 この軌道自体は自動車は入れませんが、途中何箇所かには、「交差点」があります。 もちろん踏切などはありません。 ビカのケーブルカー(7)。 ケーブルカーの走る石畳の軌道の両側には、狭いながら階段上の歩道スペースもあります。 が、あまり急な坂でもないので軌道の部分を歩いてもさほど苦痛ではありません。 ご覧のように、地元の人、観光客とも、随分と歩く人は多いようです。 尚、途中に停留所はなく、乗降場は両端のみです。 リスボン市電(1)。 国鉄カイス・ド・ソドレ駅前の市電乗り場です。 18番系統は殆ど平地を行く系統ですが、小型の旧型の市電も活躍しています。 ヨーロッパ各国同様、市電とバスのリンケージも完璧です。 しかしバスの下の路面には、今は使われていない市電の線路の残骸が。 やはり平穏安泰とは行かないようです。 リスボン市電(2)。 古い木造の市電の車内です。 シートは半分以上がクロスシートですが、日本と違い電車の前後ろが決まっているので一方向きの座りやすい座席です。 窓からの眺めも良く、乗りがいがあります。 リスボン市電(3)。 坂の多いリスボン市電。その勾配は半端ではありません。 最急勾配はどのくらいあるのでしょうか。まるでケーブルカーと錯覚しそうです。 ブレーキも通常のもののほかに、レール面を直接押さえる吸着ブレーキを備えています。 リスボン市電(4)。 リスボン市電の最新の車両は、前後の車長が長い3連接タイプです。 (観光ガイドブックにはなぜか2両編成と書いてあるものが多いです) 全面ラッピングの広告車両ですが、割とおとなしく自然な感じがするのはリスボンカラーの黄色がベースのせいでしょうか。 リスボン市電(5)。 こちらは古いタイプの車両です。が、外観は派手な広告塗装にされています。 しかし、もとの塗り分け線を守って、一部黄色の部分を残しているため、さほど嫌らしい感じでもありません。 リスボン市電(6)。 これは何かの記念車両でしょうか。 古いタイプの車両ですが、すこしばかりデコレーションが施されており、塗装もほかの一般的なものとは異なります。 リスボン市電(7)。 こちらは相当大胆な塗り分け、というよりラッピングでしょうか。 半分以上の窓がつぶされています。(中からはある程度見えるのでしょうが。) どうせ一方方向にしか進まないのですから、後ろが見えなくてもいいと言えばそれまでですが。 リスボン市電(8)。 こちらのほうがややおとなしい?といった感じの新型車両です。 少なくとも窓からの視界は上のオレンジのやつよりは良いでしょう。 どうやらこの黄色が新型車両のベースカラーのようです。 リスボン市電(9)。 もっともオーソドックスなスタイルかつ塗装の旧型の電車です。 こまめに塗装や清掃もされているようで、全体に汚れや落書きもなく、きれいな外観の車両が多いようです。 御覧の通り、Zパンタで運転されています。 リスボン市電(10)。 終点のロータリーで休む旧型の電車。 一方向きにしか走れない車両ですから終点にはロータリーが付き物で、公園や広場の場合が多いですが、ここは街中のため駐車場になっていました。 全部で何両あるのか分かりませんが、あちこちで目立つコカコーラ塗装の広告車体です。 リスボン市電(11)。 ピューゲルを上げて快走する旧型電車、しかし車体は先端を行く電話会社の広告です。 結構飛ばしますが、車軸間の短い単車は見るからに不安定で、あまり飛ばすと倒れてしまいそうな気がします。大丈夫でしょうか。 リスボン市電(12)。 ポルトガル市内の狭く曲がりくねった坂道を抜けて走る電車です。 28番系統は途中に繁華街や観光地もあり、賑やかですが、観光ガイドブックの地図から想像したのと全然違う、狭い通りの連続でした。 リスボン市電(13)。 坂道を行き交う電車ですが、こんな感じの急な通りのアップダウンを繰り返します。 かなり高いところまで上って行き、後ろに見える海(テージョ川河口)がかなり下に見える感じです。 電車はもちろん右側通行です。 リスボン市電(14)。 これもきれいなオリジナルの姿(おそらく)の電車です。 ピューゲルで集電運転していますが、良く見ると屋根の上には折りたたんだZパンタもついています。 この28番系統では、全部の電車がピューゲルで運転していました。 何か運行上の理由があるのでしょうか。 リスボン市電(15)。 サン・ジョルジェ城をバックに走る電車です。 一見平地のように見えますが、急な坂道の頂上付近に差し掛かったところで、写真ではすぐ後ろに見える城まで行くには、もう一つアップダウンが必要です。
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