ピークを過ぎたとはいえ当時はまだ高度成長時代の末期で、開業熱は相当なものだったように記憶しています。 尚、追加は下の方になります。最新の追加は 2011年9月25日 ■記念入場券(外袋) 鉄道関係のコレクションを最初に意識したのは、この記念入場券だったようです。 前日の新聞地方版に記事が載っており、記念入場券がどういうものかも知らず、ただ値段が手頃(1組100円)だったのにつられて当日地元の駅に出かけました。 ■記念入場券 数ある記念入場券の中でも、この新幹線岡山開業記念のものはなかなかバランスのとれた作品だと思います。(初めて買った、ということでのプラス評価点もあるでしょうが。) いささか絵葉書的選定の風景ですが、当り外れのない風景写真と新幹線、タイトル帯が無難にレイアウトされています。 ただ、当時はなぜ瀬戸内海(鷲羽山)が外されて蒜山高原が採用されたのか少々疑問に思いました。 県南に偏りすぎるのを案じての選定だったのでしょうか。 こうやって4枚並べて見ると、1枚だけワンポイントに欠けているのがちょっと惜しい気がします。 ■記念切手 当時は切手の収集に熱中していました。かなりのブームでもありました。 記念入場券と同じく3月15日に発売された山陽新幹線開業記念切手です。 発売時間の差1時間が貴重な移動時間でした。 しかし東海道新幹線開業記念の切手のデザインや、国立公園シリーズの美しい風景画のイメージが頭にあったため、 どこか簡略化されたような風景のイラストはちょっと期待外れでした。 1972年は鉄道100年の記念の年でもあり、文字でも表示されています。 尚、鉄道100年の記念切手はこれとは別に、10月14日の鉄道記念日(当時)に発行されています。 ■記念入場券(交通博覧会) 山陽新幹線開業を記念して、国鉄岡山駅前と県営グランドの2会場で、岡山交通博覧会が開催されました。 このため、わずか10日の間隔で再び記念入場券が発売となりました。 当時は「博覧会」と言えばまだ大阪万博のイメージが余りにも強く残っていたため、小さな地方博ではスケールに余りに大きな落差がありました。 しかし、今にして思えば、見て触れて乗って楽しめる身近な博覧会ではありました。 ■開業1周年記念入場券(外袋) 10月26日追加 開業から1周年、再び記念入場券が発売されました。 1年前の開業記念入場券とよく似たオーソドックスなデザインです。 大阪万博後の需要喚起キャンペーンとして始まったディスカバージャパンのロゴが、外袋にも印刷されています。 ■開業1周年記念入場券 10月26日追加 今回は新幹線の写真が正面になった関係で、横中心のデザインが縦中心へとちょっぴりイメージチェンジです。 しかし、岡山の代表的な観光地をあしらった写真のイメージは前回のものと同じで、4枚中3枚までは、アングルは異なるものの同じ被写体です。 蒜山高原の替りに瀬戸内海が登場しました。 ただ予想していた鷲羽山や王子ヶ岳ではなく、笠岡諸島の離島、真鍋島です。 多島美の瀬戸内海ですが、鷲羽山付近のすぐ目の前の島々はいずれも県境の向こう側・香川県となり、逆に笠岡諸島では、四国の手前までが岡山県エリアとなります。 尚、今回は一周年記念ということでやや発売枚数が控えられたせいか、地元玉島駅では発売されず、最寄の発売駅である倉敷駅での購入となりました。 2011年9月25日追加 ■山陽新幹線レール 2011年9月25日追加 つい先日、勤務先の若い同僚からこんなものを頂きました。 「実家を整理していたら出てきた」とのことです。 山陽新幹線のレールの記念品です。 「新幹線のレールあるんだけど、要りませんか?」「頂戴!」という軽いノリで頂いたのですが。 頂いてみると貴重な品でした。 レール面には「山陽新幹線レール」と刻印されています。 ■山陽新幹線レール 2011年9月25日追加 頂いた時は、単なる新幹線のレールと思っていたのですが。 ケースの表面(裏面)、改めて眺めると「山陽新幹線開業記念 岡山交通博記念 1972年」と書かれています。 何と、年代物です。 かいもん4号が「電車好きの子供」から「人生の趣味」へと進化?堕落?していった頃のものです。 あの頃を思い出して、ついつい懐かしい思いに浸ってしまいました。 今となっては配布の経緯はわかりませんが、まさにこのページにぴったりの記念品です。 それにしても、山陽新幹線岡山開業。 来年で丸40年! 早いものです。
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