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四つの水源

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四つの水源

四つの水源

聖書の中では湖や川が大きな役割を果たします。聖書に登場する主な水源は四つ、「地中海」「ガリラヤ湖」「ヨルダン川」「死海」です。この四つの水源の位置と特徴、さらに聖書の中での呼称を頭に入れておきましょう。




地中海

これは説明するには及びませんね。イスラエルは地中海の一番奥にありますから、西側の海岸は地中海に面しています。

地中海は英語で「Mediterranean Sea」と言いますが、聖書の中では「Great Sea」とも呼ばれます。

また聖書の中では「地中海」として言及するよりも、海岸線に沿って栄えたいくつかの港町が登場し、そこから出航するというような取り扱い方です。出航する先が地中海であることはわざわざ書きません。



ガリラヤ湖

ガリラヤ湖はイスラエル北部にある湖で、聖書書の中では次の四つの名前で呼ばれます。

Sea of Chinnereth :英語では「チナレス」と発音しますが日本語の聖書では「キネレテの海」「キネレテ湖」などと表記されます。ヘブライ語で「ハープの形」の意味だそうで、湖の形から来ています。英語の聖書では「Sea of Galile」に書き換えているものもあります。聖書中の掲載箇所は、Numbers 34:11(民数記34章11節)、Joshua 12:3(ヨシュア記12章3節)、Joshua 12:4(ヨシュア記12章3節)など。

Lake of Gennesaret :英語では「ゲネサレ」と発音し、日本語の聖書では「ゲネサレ湖」と表記されます。湖の北西にある肥沃な土地の名前に由来した呼称です。英語の聖書では「Sea of Galile」に書き換えているものもあります。聖書中の掲載箇所は、Luke 5:1(ルカの福音書5章1節)など。

Sea of Tiberias :英語では「タイベリアス」と発音しますが、日本語の聖書では「テベリヤの湖」と表記されます。これは湖の西岸にある町の名前です。英語の聖書では「Sea of Galile」に書き換えているものもあります。聖書中の掲載箇所は、John 6:1(ヨハネの福音書6章1節)、John 21:1(ヨハネの福音書21章1節)など。

Sea of Galilee :英語では「ギャリリー」と発音し、日本語の聖書では「ガリラヤ湖」と表記されます。聖書中の掲載箇所は、Matthew 4:18(マタイの福音書4章18節、Mark 1:16(マルコの福音書1章16節)など。


ガリラヤ湖はエルサレムの北、約100kmに位置し、北から流れ込むヨルダン川を水源とする淡水の湖です。湖とは言いますが地面の亀裂がそのまま川となっているヨルダン川の北方で、その亀裂が一番深くなった部分に水がたまっている状態です。

湖面は地中海の水面より230mも低く、水深は25〜50mです。湖の大きさは南北に約21km、一番幅の広いところで東西に13kmあります。

南岸を除いて湖の周辺は切り立つ崖です。東岸は崖の上がそのまま標高900mの肥沃なゴラン高原になっています。この地形により、冷たい風が急な崖を吹き下ろすと突発的に湖面に激しい嵐が起こります。ガリラヤ湖の場面では嵐が突然が起こる様子が描かれますが、それはこの理由によります。

このような地形にも関わらずイエスの時代には湖の周囲に人口15,000人以上の都市が9つあり、漁業が盛んでした。



ヨルダン川

パレスチナの地を北から南に流れる最も長くまた重要な位置を占める川です。

この川は大陸を南北に走る巨大な亀裂の一部からできていて、亀裂の南部はアフリカにまで達しています。

ヨルダン川は人の東西の往来を妨げて自然の境界線として機能してきましたが、浅瀬も多数存在します。これらの浅瀬部分を征服し支配することが歴史上では軍事の重大な戦略目標となってきました。

ヨルダン川は北のガリラヤ湖と南の死海を結びます。二つの湖の間の直線距離は113kmですが、川はジグザグと折れ曲がり全長は三倍近くの323kmあります。

川幅は27〜30mで深さは1〜3m。狭くて浅く濁った水の流れる泥川です。大型の船が航行できるような景観の美しい川ではありません。荷物の運搬には船底が平らな船を使い、ところどころ船を岸から引いて使いますが、ときには地形が作る急流を越える必要があります。



死海

イスラエル南部の大きな湖で、湖面が地球上で一番低いことでよく知られています。流れ込んだ水はどこにも流れ出さずひたすら蒸発するだけなので、水に溶け込んでいたミネラル分だけが湖水に残り、大変塩分の濃い湖となりました。生物の生存が不可能なことが湖の名前の由来になっています。

あまりに塩分が濃いので人が寝そべって水上に浮かぶ様子がよく紹介されますが、水が口に入ると大変なことになります。水の打ち寄せる沿岸には塩の固まりが見られます。

聖書の中では、三つの名前で呼ばれています。

Salt Sea :英語で「ソルト・シー」、聖書の中の日本語表記もそのまま「塩の海」です。英語の聖書では「Dead Sea」に書き換えているものもあります。掲載箇所は、Genesis 14:3(創世記14章3節)、Joshua 3:16(ヨシュア記3章16節)など。

Sea of Arabah :日本語の聖書では「アラバの海」と表記されます。英語の聖書では「Salt Sea」「Dead Sea」に書き換えているものもあります。掲載箇所は、Deuteronomy 3:17(申命記3章17節)。

East Sea :日本語の聖書表記は「東の海」。英語の聖書では「Dead Sea」に書き換えているものもあります。掲載箇所は、Ezekiel 47:18(エゼキエル書47章18節)、Joel 2:20(ヨエル書2章20節)。


2世紀以降のクリスチャンの間では一般的に「Dead Sea(死海)」と呼ばれるそうです。

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