第440回2023年9月例会 文化座公演 「旅立つ家族」 作 金 義卿 翻訳 李 恵貞 脚色 金 守珍/佐々木愛 演出 金 守珍 作曲 大貫 誉 出演 佐々木愛、藤原章寛、他 |
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【あらすじ】 日本による韓国併合の時代に朝鮮北部に生まれた、李 仲燮(イ・ジョンソプ)は、朝鮮の大地を愛し幼い頃より絵を描いていた。1935年、支配国である日本で絵を学び、そこで山本方子と出会い魅かれ合うが、戦局も逼迫して 一人、実家のある元山(ウオンサン)へと戻った。思いを断ち切れない方子は終戦間近の1945年、危険な玄界灘を 一人渡り仲燮と再開する。二人は結婚、山本方子は李 南徳(イ・ナンドク)として生まれ変わり二人の子供を授かる。やがて第二次世界大戦は終結するも朝鮮半島は混乱が続き、朝鮮戦争が勃発。身の危険を感じた仲燮は、芸術と家族を守るため、一人残る母に絵を託して元山から脱出する。一家は釜山から済州島にたどり着くが、南徳と子供たちは健康状態が悪化、仲燮を残して日本に帰ることになった・・・・。 【解 説】 韓国の国民的画家、李 仲燮(イ・ジョンソプ)その鮮烈な生、時代と国境を越えた愛と、家族の物語 新宿梁山泊を主催する金 守珍氏を初めて文化座に迎え、韓国の演劇界の第一人者・金 義卿氏の代表作に挑んだ衝撃の話題作。芸術への熱い思いを抱きながら、不遇のうちに39歳の若さで没した李 仲燮(1916〜1956)の半生 彼は死後、1970年代から評価が高まっていき、韓国では今や国民的画家として愛されています。 日本占領下の朝鮮半島に生まれ、第二次世界大戦、朝鮮戦争、南北分断という激動の時代に生きた李 仲燮は、日本で絵画を学び、日本女性と結ばれました。 その激烈な生と芸術、生涯夢に描き続けた家族への愛をエネルギッシュに描いています。 これまでの文化座のイメージを覆すダイナミック、且つスペクタルな舞台にご期待ください。 |
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