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FGESFont (ネイティブクラス)


このクラスはフォントを扱うクラスです。

このクラスは複数の物理フォントを1つのフォントであるかのように扱う「集合フォント」機能を持っています。
この機能を利用するにはスプライトフォントを追加するか、
フォントオブジェクト作成時に複数のフォント名を指定します。

スプライトフォントはフォントによる描画よりも優先して解釈されます。
スプライトフォントを割り当てた文字コードのフォントによる文字描画を行う場合、
「スプライトフォント無効」のフォント指定描画を行うか、 %u 特殊文字でフォント指定を行います。

「彩色済み」のスプライトフォントを描画する場合、文字色およびフェイスビットマップは使用されず、
スプライトフォントが持っている色情報を使用して描画されます。

スプライトフォントは異体字セレクタに対応していません。

複数のフォント名を指定してフォントオブジェクトを作成した場合、
フォントIDが指定した順に0から付与されます(1つのフォントのみを指定した場合は0番のみになります)。
また、フォントの大きさは指定した全てのフォントの最大値になります。

フォントIDはデフォルトフォントID指定、 %u 特殊文字でのフォントID指定で参照可能で、
フォントIDを指定して文字出力を行う場合はそのフォントIDのフォントを使用して文字を描画します。
フォントIDを指定しないで文字出力を行う場合、フォントID0番のフォントから順にその文字を持っているか確認し、
最初に文字を持っていたフォントを使用して文字を描画します。
この時、縦書き用フォント(@ではじまるフォント)は横書きモードでは選択せず、縦書きモードでは優先選択します。
いずれのフォントも該当の文字を持っていない場合、フォントID0のフォントでOSのフォントフォールバックを使用します。
このフォント決定処理では異体字の保有は検証されません。
指定した異体字をフォントが持っていなくても、基底文字を持っていれば採用されます。

文字描画を試みたフォントが該当の文字を持っていない場合、
OSのフォントフォールバック機能により、OSが決定したフォントおよびサイズで描画されます。
この条件で描画される文字はユーザーの環境により異なる可能性があります。

異体字の出力ができるかはフォントに依存します。
フォントが異体字を持っていない場合、基底文字が描画されます。


現在、結合文字処理は簡易実装であり、全ての結合文字を処理できません。
結合文字の解釈を有効にした場合でも、以下の制限および注意点があります。
●制限
   ●レンダリングボックス(1文字単位の描画処理領域)を拡張できません
      結合文字が単体の文字が出力され得る範囲を超えた位置に描画される場合、
      範囲外に描画されるべき部分は描画されない可能性があります。
      ただし右方向に限り、結合文字に続けて半角スペースを置くと描画できる場合があります。
   ●結合文字を処理するとカーニングが行われません
      結合文字に対してカーニングは処理されません。
      結合文字の解釈が有効でも結合文字以外のカーニングは行います。
   ●縦書きモードで結合文字が処理されません。
      レイアウトモードが縦書きモードである時、結合文字を有効にしていても処理されません。
●注意点
   ●結合文字は基底文字の直後に連続して配置する必要があります
      結合文字として処理されるのは基底文字から連続して配置された文字だけです。
      それ以外の文字や特殊文字( %u による結合文字以外)が続くと結合文字列は終端したとみなします。
   ●結合文字を %u 特殊文字で指定する場合、異体字およびフォントIDは指定できません
      結合文字はOSの文字描画APIに渡す際にまとめて指定されるため、異体字やフォントIDを指定できません。
      異体字やフォントIDは基底文字のものが使用されます。
      また、結合文字コードの指定は16進数書式である必要があります。
   ●結合文字を使用した文字はフォントキャッシュが適用されません
      結合文字を使用すると文字IDが長くなりフォントキャッシュのキーを作れないため、
      結合文字はフォントキャッシュが適用されず、常に完全描画されます。
      DRの再描画が多いと負荷の増大が確認される可能性があります。


●レイアウトモードの縦書きモードについて
レイアウトモードを %lt/%lv/%lb のいずれかに設定すると、縦書きモードになります。
また、フォントID0が縦書き用フォントである場合、初期レイアウトモードが %lt になります。
縦書きモードでは以下の点で横書きモードと異なる処理が行われます。
   ●フォントIDを指定しない場合、縦書き用フォントがあればそれを優先的に選択します。
      縦書き用フォントから文字を検出できない場合、横書き用フォントを選択します。
      全てのフォントから文字を検出できない場合、OSのフォントフォールバックを使用します。
   ●カーニング、結合文字は無効になります。
   ●行送り方向が左になり、フォント特性を考慮した送り幅が使用されます。
   ●行内でセンタリング処理が行われます。
●注意点
   ●横書き用フォントでも縦書きレイアウトが使用できますが、
      縦書き用のレイアウト情報が使用できないため、
      縦方向の文字送り幅や一部の文字が適切に表示できない等の問題があります。
      縦書き用フォントが利用可能な場合は縦書き用フォントもロードすることを推奨します。


このクラスのインスタンスは GameSystem クラスだけが作成しても良いことになっています。
これはフォントオブジェクトのネイティブポインタを扱う必要があり、
スクリプト上でオブジェクトが解放されると解放後使用が発生する可能性があるためです。

このクラスは実体化不可です。FGES上でインスタンスを作成することはできません。
このクラスのインスタンスは一度作成するとゲームプロセスの終了まで解放されません。
インスタンスを大量に作成しないようにしてください。

●継承

   このクラスは継承をしていません。

●インターフェイスとインターフェイスメソッド

   このクラスはインターフェイスの実装宣言をしていません。

●クラスメソッド

   このクラスはクラスメソッドを持っていません。

●クラスメンバメソッド

名前概要
public操作メソッド SetFaceBitmap文字部分の画像を指定します
public操作メソッド SetExtCharBitmap外字用画像を指定します
public操作メソッド SetStampBitmapスタンプ用画像を指定します
public設定メソッド SetTextColor基本の文字色を設定します
public設定メソッド SetTextGradation基本の文字垂直グラデーションを設定します
public設定メソッド SetGradationMode文字垂直グラデーションの種類を設定します
public設定メソッド SetBackColor基本の影縁色を設定します
public取得メソッドconst GetTextColor基本の文字色を取得します
public取得メソッドconst GetTextBottomColor基本の文字垂直グラデーションの下色を取得します
public取得メソッドconst GetGradationMode文字垂直グラデーションの種類を取得します
public取得メソッドconst GetBackColor基本の影縁色を取得します
public設定メソッド SetDefaultFontID基本のフォントIDを設定します
public取得メソッドconst GetDefaultFontID基本のフォントIDを取得します
public設定メソッド SetYSyncFontID行送りと位置調整の基準フォントIDを設定します
public取得メソッドconst GetYSyncFontID行送りと位置調整の基準フォントIDを取得します
public設定メソッド SetWidthAdjust基本の横幅補正値を設定します
public取得メソッドconst GetWidthAdjust基本の横幅補正値を取得します
public設定メソッド SetHeightAdjust基本の縦幅補正値を設定します
public取得メソッドconst GetHeightAdjust基本の縦幅補正値を取得します
public操作メソッドconst DrawTextこのフォントで文字列を描画します
public取得メソッドconst GetCharHeightこのフォントの文字の高さを取得します
操作メソッドconst CalcDrawAreaこのフォントで文字列を描画した時の領域を求めます
public操作メソッドconst TestTextFontIDこのフォントで文字列を描画する際のフォント割り当てを調べます
public設定メソッド AssignSpriteFontFromUTF16Mapスプライトフォントを割り当てます
public設定メソッド AssignSpriteFontFromStringスプライトフォントを割り当てます
public設定メソッド AssignSpriteFontFromUTF16MapVertical縦書き用スプライトフォントを割り当てます
public設定メソッド AssignSpriteFontFromStringVertical縦書き用スプライトフォントを割り当てます
public設定メソッド RemoveSpriteFontスプライトフォントを削除します

●クラス共有変数

名前概要
readable QUALITY_1描画のアンチエイリアス処理なし
readable QUALITY_2描画のアンチエイリアス処理弱
readable QUALITY_3描画のアンチエイリアス処理中
readable QUALITY_4描画のアンチエイリアス処理強
readable BK_FILL文字部分は塗り潰し
readable BK_BITMAP文字部分は画像の切り抜き
readable EFF_NORMAL文字エフェクトなし
readable EFF_SHADOW1文字に1ピクセルの影をつける
readable EFF_SHADOW2文字に2ピクセルの影をつける
readable EFF_BORDER1文字に1ピクセルの縁取りを行う
readable EFF_BORDER2文字に2ピクセルの縁取りを行う
readable EFF_SHADOWBORDER1文字に1ピクセルの縁取りと影をつける
readable EFF_SHADOWBORDER2文字に2ピクセルの縁取りと影をつける
readable EFF_BOLD太字にする
readable EFF_BOLDSHADOW1太字にして1ピクセルの影をつける
readable EFF_BOLDSHADOW2太字にして2ピクセルの影をつける
readable EFF_BOLDBORDER1太字にして1ピクセルの縁取りを行う
readable EFF_BOLDBORDER2太字にして2ピクセルの縁取りを行う
readable EFF_BOLDSHADOWBORDER1太字にして1ピクセルの縁取りと影をつける
readable EFF_BOLDSHADOWBORDER2太字にして2ピクセルの縁取りと影をつける
readable LO_KERNINGカーニング処理を行う
readable LO_COMBINING結合文字の解釈を行う
readable DRAW_LAYER上書き描画
readable DRAW_ALPHA通常描画
readable DRAW_ALPHABLEND半透明描画
readable DRAW_MIXALPHAキャッシュ用描画
readable DRAW_MIXALPHABLENDキャッシュ用半透明描画
readable GRAD_RGBRGBグラデーション
readable GRAD_HSVHSVグラデーション
readable GRAD_HSLHSLグラデーション
readable GRAD_HSLYHSLYグラデーション
readable SPRITEFONT_DISABLEスプライトフォント無効

●インスタンス変数

   このクラスはインスタンス変数を持っていません。


●C++レベル追加情報

クラスID: FGES_CLASSID_FONT
クラス名: FGESFont



FGESFont::SetFaceBitmap

public Bool SetFaceBitmap( INativeBitmap bitmap,
             INativeInteger x, INativeInteger y, INativeInteger width)


   BK_BITMAP オプションを使用した描画時に文字部分の画像として使用するビットマップを設定します。
   ここで設定した画像はフォントオブジェクト内にコピーされるため、
   設定元の画像を維持する必要はありません。
   
   このメソッドは指定した画像の指定した座標から指定した横幅、一行分の縦幅を
   フェイスビットマップとしてコピーし、指定した座標を原点として扱います。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeBitmap bitmap :設定するビットマップ画像
INativeInteger x :設定する画像のコピー元左上X座標
INativeInteger y :設定する画像のコピー元左上Y座標
INativeInteger width :設定する画像からコピーする横幅

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FGESFont::SetExtCharBitmap

public Bool SetExtCharBitmap( INativeBitmap bitmap,
             INativeInteger x, INativeInteger y,
             INativeInteger width, INativeInteger char_width)


   外字として使用する画像を設定します。
   ここで設定した画像はフォントオブジェクト内にコピーされるため、
   設定元の画像を維持する必要はありません。
   
   このメソッドは指定した画像の指定した座標から指定した横幅、一行分の縦幅を
   外字ビットマップとしてコピーし、指定した座標を原点として扱います。
   
   なお外字を表示する際、使用されるのは透過度の情報のみで色の情報は
   描画する文字列の設定が適用されます。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeBitmap bitmap :設定するビットマップ画像
INativeInteger x :設定する画像のコピー元左上X座標
INativeInteger y :設定する画像のコピー元左上Y座標
INativeInteger width :設定する画像からコピーする横幅
INativeInteger char_width :外字の半角一文字の横幅。全角はこの二倍の値を使用します。

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FGESFont::SetStampBitmap

public Bool SetStampBitmap( INativeBitmap bitmap,
             INativeInteger unit_width, INativeInteger unit_height)


   スタンプとして使用する画像を設定します。
   ここで設定した画像はフォントオブジェクト内にコピーされるため、
   設定元の画像を維持する必要はありません。
   
   このメソッドは指定した画像を丸ごとコピーし、分割してスタンプ画像の集合として扱います。
   スタンプは画像内の色と透過度がそのまま最終描画に反映されます。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeBitmap bitmap :設定するビットマップ画像
INativeInteger unit_width :スタンプ1つの横幅
INativeInteger unit_height :スタンプ1つの縦幅

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FGESFont::SetTextColor

public Bool SetTextColor( INativeColor color)

   基本の文字色を設定します。
   ここで設定した色は DrawText 等で描画する時の初期色として使用されます。
   このメソッドを呼び出すとグラデーション設定は解除されます。
   この設定は文字部分描画モードが「塗り潰し」になっている場合のみ使用されます。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeColor color :設定する文字色

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FGESFont::SetTextGradation

public Bool SetTextGradation( INativeColor top_color, INativeColor bottom_color)

   基本の文字色を垂直グラデーションに設定します。
   ここで設定した色は DrawText 等で描画する時の初期色として使用されます。
   この設定は文字部分描画モードが「塗り潰し」になっている場合のみ使用されます。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeColor top_color :設定する上側の文字色
INativeColor bottom_color :設定する下側の文字色

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FGESFont::SetGradationMode

public Bool SetGradationMode( INativeInteger new_mode)

   文字色に掛ける垂直グラデーションの種類を設定します。
   初期状態ではRGBモードに設定されています。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeInteger new_mode :設定するグラデーションタイプ。以下のいずれか。
識別名内容
FGESFont::GRAD_RGBRGBグラデーション
FGESFont::GRAD_HSVHSVグラデーション
FGESFont::GRAD_HSLHSLグラデーション
FGESFont::GRAD_HSLYHSLYグラデーション

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FGESFont::SetBackColor

public Bool SetBackColor( INativeColor color)

   基本の影縁色を設定します。
   ここで設定した色は DrawText 等で描画する時の初期色として使用されます。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeColor color :設定する影縁色

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FGESFont::GetTextColor

public Integer GetTextColor()const

   基本の文字色を取得します。
   文字色が垂直グラデーションに設定されている場合、上端の色を取得します。

戻り値:設定されている文字色を返します。

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FGESFont::GetTextBottomColor

public Integer GetTextBottomColor()const

   基本の文字垂直グラデーションの下端の色を取得します。

戻り値:設定されている文字色を返します。

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FGESFont::GetGradationMode

public Integer GetGradationMode()const

   文字色に掛ける垂直グラデーションの種類を取得します。

戻り値:現在のグラデーションタイプ。以下のいずれか。
識別名内容
FGESFont::GRAD_RGBRGBグラデーション
FGESFont::GRAD_HSVHSVグラデーション
FGESFont::GRAD_HSLHSLグラデーション
FGESFont::GRAD_HSLYHSLYグラデーション

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FGESFont::GetBackColor

public Integer GetBackColor()const

   基本の影縁色を取得します。

戻り値:設定されている影縁色を返します。

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FGESFont::SetDefaultFontID

public Bool SetDefaultFontID( INativeInteger? fontid=NULL)

   基本のフォントIDを設定します。
   この設定を空参照または-1にすると「フォントIDを指定しない」として扱います。
   この設定を0以上にすると指定したフォントIDのフォントで描画します。
   フォントIDを0以上にしている時、オプションとして「スプライトフォント無効」を指定できます。
   
   この設定は初期状態で-1に設定されています。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeInteger? fontid=NULL :設定するフォントID。
         空参照または-1を指定すると「フォントIDを指定しない」として扱います。
         フォントIDを指定する場合、以下のオプションをOR結合できます。
識別名内容
FGESFont::SPRITEFONT_DISABLEスプライトフォント無効

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FGESFont::GetDefaultFontID

public Integer GetDefaultFontID()const

   基本のフォントIDを取得します。

戻り値:現在の基本のフォントID。「フォントIDを指定しない」設定の場合は-1を返します。
         フォントIDが指定されている場合、下位8ビットにフォントIDが返されます。
         上位ビットには以下のオプションのうち設定されているものがOR結合されます。
識別名内容
FGESFont::SPRITEFONT_DISABLEスプライトフォント無効

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FGESFont::SetYSyncFontID

public Bool SetYSyncFontID( INativeInteger? fontid=NULL)

   行送りと位置調整の基準フォントIDを設定します。
   この設定を空参照または-1にすると「集合フォントに参加する全フォント」として扱います。
   この設定を0以上にすると指定したフォントIDのフォント基準で行送りと位置調整を行います。
   この場合、基準にしたフォントより大きいフォントはめり込む可能性があります。
   
   この設定は初期状態で-1に設定されています。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeInteger? fontid=NULL :設定するフォントID。
         空参照または-1を指定すると「集合フォントに参加する全フォント」として扱います。

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FGESFont::GetYSyncFontID

public Integer GetYSyncFontID()const

   行送りと位置調整の基準フォントIDを取得します。
   この設定を空参照または-1にすると「集合フォントに参加する全フォント」として扱います。
   この設定を0以上にすると指定したフォントIDのフォント基準で行送りと位置調整を行います。
   この場合、基準にしたフォントより大きいフォントはめり込む可能性があります。

戻り値:現在の行送りと位置調整の基準フォントID。「集合フォントに参加する全フォント」設定の場合は-1を返します。

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FGESFont::SetWidthAdjust

public Bool SetWidthAdjust( INativeInteger x)

   基本の横幅補正値を設定します。
   横幅補正値は文字を出力した後、次の文字を出力するX座標に加算される補正値です。
   
   この設定は初期状態で0に設定されています。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeInteger x :設定する横幅補正値。

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FGESFont::GetWidthAdjust

public Integer GetWidthAdjust()const

   基本の横幅補正値を取得します。

戻り値:現在の基本の横幅補正値。

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FGESFont::SetHeightAdjust

public Bool SetHeightAdjust( INativeInteger y)

   基本の縦幅補正値を設定します。
   縦幅補正値は改行時、次の文字を出力するY座標に加算される補正値です。
   
   この設定は初期状態で0に設定されています。

戻り値:設定に成功すると真を返します。

INativeInteger y :設定する縦幅補正値。

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FGESFont::GetHeightAdjust

public Integer GetHeightAdjust()const

   基本の縦幅補正値を取得します。

戻り値:現在の基本の縦幅補正値。

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FGESFont::DrawText

public Bool DrawText( INativeString text,editable Bitmap out_bitmap,
             INativeInteger x, INativeInteger y,
             INativeInteger width, INativeInteger height,
             INativeInteger? drawmode=NULL, INativeInteger? alv=NULL)const


   このオブジェクトのフォント設定で文字列を描画します。
   描画する文字列は特殊文字を解釈します。
   特殊文字の処理によってモードや設定値を変更した場合でも、効果時間は変更した描画内のみとなり、
   次回呼び出し時は事前に設定しているモードや設定値に戻ります。
   
   このメソッドは処理が重いため、多用すると処理落ちの原因になります。
   
   特殊文字の指定方法:特殊文字一覧中の[]表記の利用方法の一覧
表記指定方法
[rrggbb]6桁のカラーコードを16進法で記述します
[000000]値を10進法で記述します
[A/B/C]/で区切った各項目のどれかを記述します。各項目の意味は文字の説明を参照。
[???][]内の文字を独自に解釈します。意味は文字の説明を参照。
[上記以外][]内の各文字ごとに個別に判断します。各文字の意味は文字の説明を参照。

   特殊文字の一覧:[]表記を用いるものは上記表参照
表記効果
%%%文字を表示します
%c[rrggbb/rrggbb,rrggbb]文字色を指定した色に変更します。
色を一つ指定すると単色に設定します。
色を , 区切りで二つ指定すると 上端,下端 で垂直グラデーションします。
%s[rrggbb]影色を指定した色に変更します
%mf文字部分を文字色で塗りつぶすようにします
%ms文字部分をフェイスビットマップで描画するようにします。文字色は無視されます。
%tf文字を固定幅モードで配置します。
%tv文字を可変幅モードで配置します。
%tk文字を可変幅(カーニング有効)モードで配置します。
%tc文字を可変幅(カーニングと結合文字有効)モードで配置します。
%o[/s1/s2/b1/b2/sb1/sb2/
  d/ds1/ds2/db1/db2/dsb1/dsb2]
文字に掛けるエフェクトを変更します。
各項目の意味:(空欄)=NORMAL s1=SHADOW1 s2=SHADOW2
        b1=BORDER1 b2=BORDER2 sb1=SHADOWBORDER1 sb2=SHADOWBORDER2
        d=BOLD ds1=BOLDSHADOW1 ds2=BOLDSHADOW2
        db1=BOLDBORDER1 db2=BOLDBORDER2 dsb1=BOLDSHADOWBORDER1 dsb2=BOLDSHADOWBORDER2
%b[000000]フェイスビットマップの読み取り元X座標を指定値に変更します
%d[csmtowhzliF]指定した設定をこの処理を開始した時の初期値に戻します。
文字と対応する項目:c=文字色 s=影色 m=文字部分描画モード t=文字配置モード
        o=描画エフェクト w=文字横幅 h=行送り高さ z=拡大率 l=レイアウト
        i=斜体レベル F=フォントID
%eh[000000]半角幅の外字を表示します。指定値は描画する左端の外字用ビットマップ内のX座標。
%ef[000000]全角幅の外字を表示します。指定値は描画する左端の外字用ビットマップ内のX座標。
%x[000000]次に描画するX座標を指定値に変更します。
%xr[000000]次に描画するX座標を現在からの相対値で変更します。
%y[000000]次に描画するY座標を指定値に変更します。
%yr[000000]次に描画するY座標を現在からの相対値で変更します。
%wh[000000]半角文字の最低横幅を指定値に変更します。
%wf[000000]全角文字の最低横幅を指定値に変更します。
%we[000000]半角幅の外字の横幅を指定値に変更します。
%wa[000000]全文字種の横幅補正を指定値に変更します。
%h[000000]一行当たりの縦幅(行送りの高さ)を指定値に変更します。
%ha[000000]改行後の縦幅(行送りの高さ)補正を指定値に変更します。
%hf[000000]一行当たりの縦幅(行送りの高さ)と位置補正を指定したフォントID基準に変更します。
%z[000000]文字の拡大率を指定値をパーセントとして変更します。
50%指定時、および 66%か101%以上(クオリティ2または4の場合のみ)指定時は高品質化を行います。
%i[000000]文字の斜体レベルを指定値に変更します。
%ll文字列を左揃えに配置します。
%lc文字列を中央揃えに配置します。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%lr文字列を右揃えに配置します。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%lt文字列を上揃えに配置します(縦書きモード)。
%lv文字列を中央揃えに配置します(縦書きモード)。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%lb文字列を下揃えに配置します(縦書きモード)。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%a[000000/000000,000000]指定した番号のスタンプを配置します。
数値を一つ指定すると横軸のスタンプ番号を示します。
数値を , 区切りで二つ指定すると横軸および縦軸のスタンプ番号を示します。
%u[???]指定した1文字を表示します。
???の部分は「文字」「異体字」「フォントID」をこの順番で指定します。
このうち、「異体字」「フォントID」は省略できます。
「文字」:この部分が1文字ならその文字を示します。特殊文字は%%以外解釈しません。
         この部分が2文字以上なら16進数のUnicodeコードポイントとして解釈します。
「異体字」:「+000」の書式で、異体字のVS番号を10進で指定します。
         VS番号はSVSが1〜16、IVSが17〜256になります。
         指定が省略された場合は通常の文字として扱います。
「フォントID」:「*0」の書式で、フォントIDを10進一桁で指定します。
         フォントID10以降はここから指定できません。
         フォントIDを明示した場合、スプライトフォントは解釈せず必ず指定したフォントIDで出力します。
         指定が省略された場合は現在のフォントID指定に従います。
%F[???]描画フォントを変更します。
???の部分はフォントオブジェクト名で、空欄にした場合はデフォルトフォントにします。
%Fi[000000/000000X]描画に使用するフォントIDを変更します。
-1を指定すると「指定なし」になり、末尾にXを付けるとスプライトフォントが無効になります。
ただし、「-1X」の指定はできません。
%Lx言語ブロックの区切りとして、最優先で解釈されます。
xは1文字の言語識別子で、実際は半角英数を指定します。
設定されている言語識別子の言語ブロックが見つからない場合、
最初にこの制御文字が出現するより前を使用します。

戻り値:描画に成功すると真を返します。

INativeString text :描画する文字列
editable Bitmap out_bitmap :[出力]描画先のビットマップ画像
INativeInteger x :描画先領域の左上X座標
INativeInteger y :描画先領域の左上Y座標
INativeInteger width :描画先領域の横幅
INativeInteger height :描画先領域の縦幅
INativeInteger? drawmode=NULL :描画モード。以下のいずれか。
識別子内容
FGESFont::DRAW_LAYER上書き描画
FGESFont::DRAW_ALPHA通常描画(デフォルト)
FGESFont::DRAW_ALPHABLEND半透明描画
FGESFont::DRAW_MIXALPHAキャッシュ用描画
FGESFont::DRAW_MIXALPHABLENDキャッシュ用半透明描画
INativeInteger? alv=NULL :半透明描画する場合の透過度(0〜255)

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FGESFont::GetCharHeight

public Integer GetCharHeight( INativeInteger? fontid=NULL)const

   このオブジェクトのフォント設定での文字の高さを取得します。
   フォントIDを指定した場合はそのIDに対応するフォントのみの高さを返します。
   フォントIDを指定しない場合は集合フォントに参加する全てのフォント情報を統合した高さを返します。

戻り値:このオブジェクトのフォント設定での文字の高さ。

INativeInteger? fontid=NULL :高さを取得するフォントID。
         空参照または-1を指定すると「フォントIDを指定しない」として扱います。

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FGESFont::CalcDrawArea

public Bool CalcDrawArea( INativeString text,
             editable INativeInteger x,editable INativeInteger y,
             editable INativeInteger width,editable INativeInteger height,
             INativeInteger? guide_width=NULL, INativeInteger? guide_height=NULL)const


   このオブジェクトのフォント設定で文字列を描画した時、出力される領域を計算します。
   描画する文字列は特殊文字を解釈します。
   特殊文字の処理によってモードや設定値を変更した場合でも、効果時間は変更した描画内のみとなり、
   次回呼び出し時は事前に設定しているモードや設定値に戻ります。
   
   特殊文字の指定方法:特殊文字一覧中の[]表記の利用方法の一覧
表記指定方法
[rrggbb]6桁のカラーコードを16進法で記述します
[000000]値を10進法で記述します
[A/B/C]/で区切った各項目のどれかを記述します。各項目の意味は文字の説明を参照。
[???][]内の文字を独自に解釈します。意味は文字の説明を参照。
[上記以外][]内の各文字ごとに個別に判断します。各文字の意味は文字の説明を参照。

   特殊文字の一覧:[]表記を用いるものは上記表参照
表記効果
%%%文字を表示します
%c[rrggbb/rrggbb,rrggbb]文字色を指定した色に変更します。
色を一つ指定すると単色に設定します。
色を , 区切りで二つ指定すると 上端,下端 で垂直グラデーションします。
%s[rrggbb]影色を指定した色に変更します
%mf文字部分を文字色で塗りつぶすようにします
%ms文字部分をフェイスビットマップで描画するようにします。文字色は無視されます。
%tf文字を固定幅モードで配置します。
%tv文字を可変幅モードで配置します。
%tk文字を可変幅(カーニング有効)モードで配置します。
%tc文字を可変幅(カーニングと結合文字有効)モードで配置します。
%o[/s1/s2/b1/b2/sb1/sb2/
  d/ds1/ds2/db1/db2/dsb1/dsb2]
文字に掛けるエフェクトを変更します。
各項目の意味:(空欄)=NORMAL s1=SHADOW1 s2=SHADOW2
        b1=BORDER1 b2=BORDER2 sb1=SHADOWBORDER1 sb2=SHADOWBORDER2
        d=BOLD ds1=BOLDSHADOW1 ds2=BOLDSHADOW2
        db1=BOLDBORDER1 db2=BOLDBORDER2 dsb1=BOLDSHADOWBORDER1 dsb2=BOLDSHADOWBORDER2
%b[000000]フェイスビットマップの読み取り元X座標を指定値に変更します
%d[csmtowhzliF]指定した設定をこの処理を開始した時の初期値に戻します。
文字と対応する項目:c=文字色 s=影色 m=文字部分描画モード t=文字配置モード
        o=描画エフェクト w=文字横幅 h=行送り高さ z=拡大率 l=レイアウト
        i=斜体レベル F=フォントID
%eh[000000]半角幅の外字を表示します。指定値は描画する左端の外字用ビットマップ内のX座標。
%ef[000000]全角幅の外字を表示します。指定値は描画する左端の外字用ビットマップ内のX座標。
%x[000000]次に描画するX座標を指定値に変更します。
%xr[000000]次に描画するX座標を現在からの相対値で変更します。
%y[000000]次に描画するY座標を指定値に変更します。
%yr[000000]次に描画するY座標を現在からの相対値で変更します。
%wh[000000]半角文字の最低横幅を指定値に変更します。
%wf[000000]全角文字の最低横幅を指定値に変更します。
%we[000000]半角幅の外字の横幅を指定値に変更します。
%wa[000000]全文字種の横幅補正を指定値に変更します。
%h[000000]一行当たりの縦幅(行送りの高さ)を指定値に変更します。
%ha[000000]改行後の縦幅(行送りの高さ)補正を指定値に変更します。
%hf[000000]一行当たりの縦幅(行送りの高さ)と位置補正を指定したフォントID基準に変更します。
%z[000000]文字の拡大率を指定値をパーセントとして変更します。
50%指定時、および 66%か101%以上(クオリティ2または4の場合のみ)指定時は高品質化を行います。
%i[000000]文字の斜体レベルを指定値に変更します。
%ll文字列を左揃えに配置します。
%lc文字列を中央揃えに配置します。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%lr文字列を右揃えに配置します。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%lt文字列を上揃えに配置します(縦書きモード)。
%lv文字列を中央揃えに配置します(縦書きモード)。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%lb文字列を下揃えに配置します(縦書きモード)。この指定は行単位で適用され、%xおよび%yと併用できません。
%a[000000/000000,000000]指定した番号のスタンプを配置します。
数値を一つ指定すると横軸のスタンプ番号を示します。
数値を , 区切りで二つ指定すると横軸および縦軸のスタンプ番号を示します。
%u[???]指定した1文字を表示します。
???の部分は「文字」「異体字」「フォントID」をこの順番で指定します。
このうち、「異体字」「フォントID」は省略できます。
「文字」:この部分が1文字ならその文字を示します。特殊文字は%%以外解釈しません。
         この部分が2文字以上なら16進数のUnicodeコードポイントとして解釈します。
「異体字」:「+000」の書式で、異体字のVS番号を10進で指定します。
         VS番号はSVSが1〜16、IVSが17〜256になります。
         指定が省略された場合は通常の文字として扱います。
「フォントID」:「*0」の書式で、フォントIDを10進一桁で指定します。
         フォントID10以降はここから指定できません。
         フォントIDを明示した場合、スプライトフォントは解釈せず必ず指定したフォントIDで出力します。
         指定が省略された場合は現在のフォントID指定に従います。
%F[???]描画フォントを変更します。
???の部分はフォントオブジェクト名で、空欄にした場合はデフォルトフォントにします。
%Fi[000000/000000X]描画に使用するフォントIDを変更します。
-1を指定すると「指定なし」になり、末尾にXを付けるとスプライトフォントが無効になります。
ただし、「-1X」の指定はできません。
%Lx言語ブロックの区切りとして、最優先で解釈されます。
xは1文字の言語識別子で、実際は半角英数を指定します。
設定されている言語識別子の言語ブロックが見つからない場合、
最初にこの制御文字が出現するより前を使用します。

戻り値:描画に成功すると真を返します。

INativeString text :描画する文字列
editable INativeInteger x :[出力]描画領域の左上X座標
editable INativeInteger y :[出力]描画領域の左上Y座標
editable INativeInteger width :[出力]描画領域の横幅
editable INativeInteger height :[出力]描画領域の縦幅
INativeInteger? guide_width=NULL :描画領域の既定の横幅。
      この値はレイアウトの座標計算に使用され、空参照を指定した場合は0として扱います。
INativeInteger? guide_height=NULL :描画領域の既定の横幅
      この値はレイアウトの座標計算に使用され、空参照を指定した場合は0として扱います。

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FGESFont::TestTextFontID

public Bool TestTextFontID( INativeString text,editable PIntArray out)const

   DrawText で文字列を描画した時、出力される文字と使用されるフォントIDを調べます。
   このメソッドはOSフォントフォールバックになる場合も検出できます。
   
   このメソッドは描画処理される文字ごとに、
   そのUnicodeコードポイントと割り当てられるフォントIDを out に出力します。
   出力される値は以下のOR結合です。
名前マスク内容
コードポイント0x001F_FFFF_0000処理されるUnicodeコードポイント(基底文字)。
フォントID0x0000_0000_FFFF使用されるフォントID。以下の特殊値も使用されます。
内容
0x00FE外字等でフォントを使用しない
0x00FF半角文字キャッシュを使用
0x0100〜0x013Fスプライトフォントを使用(下位6bitはスロットID)
0xFFF0指定したフォントに文字が収録されていない(OSフォントフォールバックを使用)
0xFFFF集合フォント内に文字が収録されていない(OSフォントフォールバックを使用)

戻り値:処理に成功すると真を返します。

INativeString text :判定する文字列
editable PIntArray out :[出力]判定結果を出力するオブジェクト。内容は本文参照。

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FGESFont::AssignSpriteFontFromUTF16Map

public Bool AssignSpriteFontFromUTF16Map( INativeInteger slotid,
              INativeBitmap font_bitmap, Binary utf16map,
              INativeInteger base_width, INativeInteger char_height, INativeBool? colored=NULL,
              Binary? char_widthlist=NULL, INativeBool? crammed=NULL, INativeInteger? baseline=NULL)


   指定したスロットに横書き用スプライトフォントを割り当てます。
   他のスロットで既に割り当てられている文字コードに割り当てた場合、該当文字の設定が上書きされます。
   指定したスロットに既に設定されている内容は削除されます。
   (スプライトフォントは横書き用と縦書き用でレイアウトモードによる自動切換えはありません)
   
   スプライトフォントは文字単位で画像を割り当て、フォントによる文字描画より優先して使用します。
   スプライトフォントの文字の横幅は一括して base_width か、 char_widthlist で個別に指定されます。
   
   「彩色済み」を指定した場合は画像のARGB全てが使用されます。
   「彩色済み」を指定しない場合、画像のA要素のみが使用されます。
   
   文字と画像のマッピングはマッピング文字列によって行います。
   画像の参照位置は左上から始まり、1文字毎に右に向かって割り当てられます。
   マッピング文字列に改行文字があった場合、画像の参照位置は1段下に下がり、左端に移動します。
   改行文字に対してスプライトフォントを割り当てることはできません。
   
   画像のX軸参照位置は crammed が真なら個別の文字幅、偽か空参照なら base_width ずつ移動します。
   画像のY軸参照位置は char_height ずつ移動します。
   
   ここで設定した画像はフォントオブジェクト内にコピーされるため、
   設定元の画像を維持する必要はありません。

戻り値:処理に成功すると真を返します。

INativeInteger slotid :設定するスロット(0〜63)。
INativeBitmap font_bitmap :文字画像として使用する画像。
Binary utf16map :割り当てる文字を指定するUTF-16LEマッピング文字列。
INativeInteger base_width :文字の基本の横幅。
         char_widthlist が空参照の場合、出力文字の横幅として使用されます。
INativeInteger char_height :文字の縦幅。
INativeBool? colored=NULL :彩色済みフォントかどうかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
Binary? char_widthlist=NULL :文字毎の横幅。
         割り当てる文字毎(改行除く)に先頭から1バイトずつ読み取り、横幅として使用します。
         空参照を指定した場合は全ての文字幅を base_width で一括指定します。
INativeBool? crammed=NULL :文字画像が横に詰められているかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
INativeInteger? baseline=NULL :文字画像におけるベースラインとなるY座標を指定します。
         ベースラインは文字を配置する際のY座標の計算に使用されます。
         空参照を指定した場合は char_height と同値を指定したものとして扱います。

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FGESFont::AssignSpriteFontFromString

public Bool AssignSpriteFontFromString( INativeInteger slotid,
              INativeBitmap font_bitmap, String charmap,
              INativeInteger base_width, INativeInteger char_height, INativeBool? colored=NULL,
              Binary? char_widthlist=NULL, INativeBool? crammed=NULL, INativeInteger? baseline=NULL)


   指定したスロットに横書き用スプライトフォントを割り当てます。
   他のスロットで既に割り当てられている文字コードに割り当てた場合、該当文字の設定が上書きされます。
   指定したスロットに既に設定されている内容は削除されます。
   (スプライトフォントは横書き用と縦書き用でレイアウトモードによる自動切換えはありません)
   
   スプライトフォントは文字単位で画像を割り当て、フォントによる文字描画より優先して使用します。
   スプライトフォントの文字の横幅は一括して base_width か、 char_widthlist で個別に指定されます。
   
   「彩色済み」を指定した場合は画像のARGB全てが使用されます。
   「彩色済み」を指定しない場合、画像のA要素のみが使用されます。
   
   文字と画像のマッピングはマッピング文字列によって行います。
   画像の参照位置は左上から始まり、1文字毎に右に向かって割り当てられます。
   マッピング文字列に改行文字があった場合、画像の参照位置は1段下に下がり、左端に移動します。
   改行文字に対してスプライトフォントを割り当てることはできません。
   
   画像のX軸参照位置は crammed が真なら個別の文字幅、偽か空参照なら base_width ずつ移動します。
   画像のY軸参照位置は char_height ずつ移動します。
   
   このメソッドで登録した画像はフォントオブジェクト内にコピーされます。
   呼び出し後は画像を解放しても構いません。

戻り値:処理に成功すると真を返します。

INativeInteger slotid :設定するスロット(0〜63)。
INativeBitmap font_bitmap :文字画像として使用する画像。
String charmap :割り当てる文字を指定するマッピング文字列。
INativeInteger base_width :文字の基本の横幅。
         char_widthlist が空参照の場合、出力文字の横幅として使用されます。
INativeInteger char_height :文字の縦幅。
INativeBool? colored=NULL :彩色済みフォントかどうかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
Binary? char_widthlist=NULL :文字毎の横幅。
         割り当てる文字毎(改行除く)に先頭から1バイトずつ読み取り、横幅として使用します。
         空参照を指定した場合は全ての文字幅を base_width で一括指定します。
INativeBool? crammed=NULL :文字画像が横に詰められているかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
INativeInteger? baseline=NULL :文字画像におけるベースラインとなるY座標を指定します。
         ベースラインは文字を配置する際のY座標の計算に使用されます。
         空参照を指定した場合は char_height と同値を指定したものとして扱います。

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FGESFont::AssignSpriteFontFromUTF16MapVertical

public Bool AssignSpriteFontFromUTF16MapVertical( INativeInteger slotid,
              INativeBitmap font_bitmap, Binary utf16map,
              INativeInteger base_height, INativeInteger char_width, INativeBool? colored=NULL,
              Binary? char_heightlist=NULL, INativeBool? crammed=NULL, INativeInteger? baseline=NULL)


   指定したスロットに縦書き用スプライトフォントを割り当てます。
   他のスロットで既に割り当てられている文字コードに割り当てた場合、該当文字の設定が上書きされます。
   指定したスロットに既に設定されている内容は削除されます。
   (スプライトフォントは横書き用と縦書き用でレイアウトモードによる自動切換えはありません)
   
   スプライトフォントは文字単位で画像を割り当て、フォントによる文字描画より優先して使用します。
   スプライトフォントの文字の縦幅は一括して base_height か、 char_heightlist で個別に指定されます。
   
   「彩色済み」を指定した場合は画像のARGB全てが使用されます。
   「彩色済み」を指定しない場合、画像のA要素のみが使用されます。
   
   文字と画像のマッピングはマッピング文字列によって行います。
   画像の参照位置は左上から始まり、1文字毎に下に向かって割り当てられます。
   マッピング文字列に改行文字があった場合、画像の参照位置は1段右に動き、上端に移動します。
   改行文字に対してスプライトフォントを割り当てることはできません。
   
   画像のX軸参照位置は char_width ずつ移動します。
   画像のY軸参照位置は crammed が真なら個別の文字幅、偽か空参照なら base_height ずつ移動します。
   
   ここで設定した画像はフォントオブジェクト内にコピーされるため、
   設定元の画像を維持する必要はありません。

戻り値:処理に成功すると真を返します。

INativeInteger slotid :設定するスロット(0〜63)。
INativeBitmap font_bitmap :文字画像として使用する画像。
Binary utf16map :割り当てる文字を指定するUTF-16LEマッピング文字列。
INativeInteger base_height :文字の基本の縦幅。
         char_heightlist が空参照の場合、出力文字の縦幅として使用されます。
INativeInteger char_width :文字の横幅。
INativeBool? colored=NULL :彩色済みフォントかどうかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
Binary? char_heightlist=NULL :文字毎の縦幅。
         割り当てる文字毎(改行除く)に先頭から1バイトずつ読み取り、縦幅として使用します。
         空参照を指定した場合は全ての文字幅を base_height で一括指定します。
INativeBool? crammed=NULL :文字画像が縦に詰められているかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
INativeInteger? baseline=NULL :文字画像におけるベースラインとなるY座標を指定します。
         ベースラインは文字を配置する際のY座標の計算に使用されます。
         空参照を指定した場合は0を指定したものとして扱います。

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FGESFont::AssignSpriteFontFromStringVertical

public Bool AssignSpriteFontFromStringVertical( INativeInteger slotid,
              INativeBitmap font_bitmap, String charmap,
              INativeInteger base_height, INativeInteger char_width, INativeBool? colored=NULL,
              Binary? char_heightlist=NULL, INativeBool? crammed=NULL, INativeInteger? baseline=NULL)


   指定したスロットに縦書き用スプライトフォントを割り当てます。
   他のスロットで既に割り当てられている文字コードに割り当てた場合、該当文字の設定が上書きされます。
   指定したスロットに既に設定されている内容は削除されます。
   (スプライトフォントは横書き用と縦書き用でレイアウトモードによる自動切換えはありません)
   
   スプライトフォントは文字単位で画像を割り当て、フォントによる文字描画より優先して使用します。
   スプライトフォントの文字の縦幅は一括して base_height か、 char_heightlist で個別に指定されます。
   
   「彩色済み」を指定した場合は画像のARGB全てが使用されます。
   「彩色済み」を指定しない場合、画像のA要素のみが使用されます。
   
   文字と画像のマッピングはマッピング文字列によって行います。
   画像の参照位置は左上から始まり、1文字毎に下に向かって割り当てられます。
   マッピング文字列に改行文字があった場合、画像の参照位置は1段右に動き、上端に移動します。
   改行文字に対してスプライトフォントを割り当てることはできません。
   
   画像のX軸参照位置は char_width ずつ移動します。
   画像のY軸参照位置は crammed が真なら個別の文字幅、偽か空参照なら base_height ずつ移動します。
   
   ここで設定した画像はフォントオブジェクト内にコピーされるため、
   設定元の画像を維持する必要はありません。

戻り値:処理に成功すると真を返します。

INativeInteger slotid :設定するスロット(0〜63)。
INativeBitmap font_bitmap :文字画像として使用する画像。
String charmap :割り当てる文字を指定するマッピング文字列。
INativeInteger base_height :文字の基本の縦幅。
         char_heightlist が空参照の場合、出力文字の縦幅として使用されます。
INativeInteger char_width :文字の横幅。
INativeBool? colored=NULL :彩色済みフォントかどうかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
Binary? char_heightlist=NULL :文字毎の縦幅。
         割り当てる文字毎(改行除く)に先頭から1バイトずつ読み取り、縦幅として使用します。
         空参照を指定した場合は全ての文字幅を base_height で一括指定します。
INativeBool? crammed=NULL :文字画像が縦に詰められているかを指定します。
         空参照を指定した場合は偽を指定したものとして扱います。
INativeInteger? baseline=NULL :文字画像におけるベースラインとなるY座標を指定します。
         ベースラインは文字を配置する際のY座標の計算に使用されます。
         空参照を指定した場合は0を指定したものとして扱います。

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FGESFont::RemoveSpriteFont

public Bool RemoveSpriteFont( INativeInteger slotid)

   指定したスロットに割り当てられているスプライトフォントを削除します。
   
戻り値:処理に成功すると真を返します。

INativeInteger slotid :削除するスロット(0〜63)。

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FGESFont::QUALITY_1

readable readonly Integer QUALITY_1

   フォント設定時に描画のアンチエイリアス処理なしを示す定数。
   最も描画が高速で、小さいフォントに適しています。

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FGESFont::QUALITY_2

readable readonly Integer QUALITY_2

   フォント設定時に描画のアンチエイリアス処理弱を示す定数。

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FGESFont::QUALITY_3

readable readonly Integer QUALITY_3

   フォント設定時に描画のアンチエイリアス処理中を示す定数。

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FGESFont::QUALITY_4

readable readonly Integer QUALITY_4

   フォント設定時に描画のアンチエイリアス処理強を示す定数。
   描画処理が重くなりますが、大きいフォントを綺麗に表示できます。

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FGESFont::BK_FILL

readable readonly Integer BK_FILL

   フォント設定時に文字部分単色塗り潰しを示す定数。

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FGESFont::BK_BITMAP

readable readonly Integer BK_BITMAP

   フォント設定時に文字部分フェイスビットマップ使用を示す定数。

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FGESFont::EFF_NORMAL

readable readonly Integer EFF_NORMAL

   フォント設定時に文字エフェクトなしを示す定数。

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FGESFont::EFF_SHADOW1

readable readonly Integer EFF_SHADOW1

   フォント設定時に文字エフェクトとして1ピクセルの影を付けることを示す定数。

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FGESFont::EFF_SHADOW2

readable readonly Integer EFF_SHADOW2

   フォント設定時に文字エフェクトとして2ピクセルの影を付けることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BORDER1

readable readonly Integer EFF_BORDER1

   フォント設定時に文字エフェクトとして1ピクセルの縁取りをすることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BORDER2

readable readonly Integer EFF_BORDER2

   フォント設定時に文字エフェクトとして2ピクセルの縁取りをすることを示す定数。

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FGESFont::EFF_SHADOWBORDER1

readable readonly Integer EFF_SHADOWBORDER1

   フォント設定時に文字エフェクトとして1ピクセルの縁取りと影を付けることを示す定数。

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FGESFont::EFF_SHADOWBORDER2

readable readonly Integer EFF_SHADOWBORDER2

   フォント設定時に文字エフェクトとして2ピクセルの縁取りと影を付けることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BOLD

readable readonly Integer EFF_BOLD

   フォント設定時に太字化を示す定数。

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FGESFont::EFF_BOLDSHADOW1

readable readonly Integer EFF_BOLDSHADOW1

   フォント設定時に文字エフェクトとして太字化と1ピクセルの影を付けることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BOLDSHADOW2

readable readonly Integer EFF_BOLDSHADOW2

   フォント設定時に文字エフェクトとして太字化と2ピクセルの影を付けることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BOLDBORDER1

readable readonly Integer EFF_BOLDBORDER1

   フォント設定時に文字エフェクトとして太字化と1ピクセルの縁取りをすることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BOLDBORDER2

readable readonly Integer EFF_BOLDBORDER2

   フォント設定時に文字エフェクトとして太字化と2ピクセルの縁取りをすることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BOLDSHADOWBORDER1

readable readonly Integer EFF_BOLDSHADOWBORDER1

   フォント設定時に文字エフェクトとして太字化と1ピクセルの縁取りと影を付けることを示す定数。

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FGESFont::EFF_BOLDSHADOWBORDER2

readable readonly Integer EFF_BOLDSHADOWBORDER2

   フォント設定時に文字エフェクトとして太字化と2ピクセルの縁取りと影を付けることを示す定数。

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FGESFont::LO_KERNING

readable readonly Integer LO_KERNING

   フォント設定時にカーニング(文字別の文字間調整)処理を行うことを示す定数。

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FGESFont::LO_COMBINING

readable readonly Integer LO_COMBINING

   フォント設定時に結合文字の解釈を行うことを示す定数。

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FGESFont::DRAW_LAYER

readable readonly Integer DRAW_LAYER

   文字描画時に領域を上書きして描画することを示す定数。

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FGESFont::DRAW_ALPHA

readable readonly Integer DRAW_ALPHA

   文字描画時に領域に透過描画することを示す定数。

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FGESFont::DRAW_ALPHABLEND

readable readonly Integer DRAW_ALPHABLEND

   文字描画時に領域に半透明にして透過描画することを示す定数。

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FGESFont::DRAW_MIXALPHA

readable readonly Integer DRAW_MIXALPHA

   文字描画時に領域に透過描画し、
   さらに透過描画するために色と透過度を構成することを示す定数。

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FGESFont::DRAW_MIXALPHABLEND

readable readonly Integer DRAW_MIXALPHABLEND

   文字描画時に領域に半透明にして透過描画し、
   さらに透過描画するために色と透過度を構成することを示す定数。

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FGESFont::GRAD_RGB

readable readonly Integer GRAD_RGB

   垂直グラデーションをRGBグラデーションで行うことを示す定数。

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FGESFont::GRAD_HSV

readable readonly Integer GRAD_HSV

   垂直グラデーションをHSVグラデーションで行うことを示す定数。

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FGESFont::GRAD_HSL

readable readonly Integer GRAD_HSL

   垂直グラデーションをHSLグラデーションで行うことを示す定数。

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FGESFont::GRAD_HSLY

readable readonly Integer GRAD_HSLY

   垂直グラデーションをHSLYグラデーションで行うことを示す定数。

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FGESFont::SPRITEFONT_DISABLE

readable readonly Integer SPRITEFONT_DISABLE

   スプライトフォントを無効にすることを示す定数。

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最終更新 2023/09/17