あなたの会社にはもう二度と貸さない協業先の語る競争優位性11月のバリュー投資塾
主要製造業の海外売上比率×利益率

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ショートコラム(2024年11月)

■主要製造業の海外売上比率×利益率(2024年11月20日) NEW!

主要製造業の海外売上比率×利益率が一目で分かるグラフを見つけました。経済産業省の資料(リンク先はPDFデータ)です。この手の分析で、我が国の官僚の右に出る者はいないのではないでしょうか。

長期投資の対象として検討したいのは、グラフ右上のゾーンです。この中で気になる企業があれば、じっくりと調べてみることをおすすめします。

主要製造業の海外売上比率×利益率


■11月のバリュー投資塾(2024年11月16日) NEW!

月日が経つのは早いもので、今年も残すところ、後1カ月半となりました。そろそろ、来年の投資戦略を練る時期です。

足元のマーケットを見渡してみると、小型株の割安さが目立つ状況です。シンプルな機械的スクリーニングでも、びっくりするほど引っ掛かります。

「釣りは魚がいる場所で行うべし」という格言にならい、この分野を重点的に調べてみるのもありでしょうか。

そこで今年の締めくくりとなる、11月23日(土)に開催するバリュー投資塾のテーマを「小型割安株(2024年版)」としました。

ご参加を希望される方はメールにて、氏名と電話番号(交通機関が遅れた場合など、非常時の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

なお、お申し込みの締め切りを11月20日(水)とさせていただきます。まだ残席がございます。

ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。

11月のテーマは「小型割安株(2024年版)」です

日時・場所

2024年11月23日(土) 10:30〜16:50 大阪・天満橋

人数

10名様程度

受講料

銀行振込 29,700円 当日現金 33,000円

3日前までのキャンセルは返金いたします。以後のキャンセルは音声データでの受講に振替させていただきます。

テーマ

二極化相場の長期化を受けて、よりいっそう「お買い得」となっている小型割安株の分析を試みます。

テキスト
目次

第1部 小型割安株の見つけ方

第2部 東証プライムの小型割安株
2−1 パラカ(4809)
2−2 エコス(7520)
2−3 薬王堂HD(7679)

第3部 東証スタンダードの小型割安株
3−1 田中建設工業(1450)
3−2 コーユーレンティア(7081)
3−3 中央自動車工業(8117)

第4部 東証グロースの小型割安株
4−1 ユミルリンク(4372)
4−2 日本スキー場開発(6040)
4−3 ミクリード(7687)


■協業先の語る競争優位性(2024年11月12日)

ダイフク(6383)は物流の黒子として"知る人ぞ知る"存在です。そんな同社が世間の注目を浴びたのは、2018年のことでした。

戦略的グローバルパートナーシップを結んだ、ファーストリテイリング柳井正会長兼社長の発した一言が大々的に報道されたのです。

物流の分野で、世界で一番信頼でき、最後まで一緒にやってもらえるのはダイフクしかない。

同社の強みは統合報告書「ダイフクレポート2024」を丹念に読めば分かります。しかし、わざわざ手間をかけなくても、柳井氏のコメントを信用すれば十分でないかという見方もできそうです。


■あなたの会社にはもう二度と貸さない(2024年11月4日)

現金買取により店頭在庫を揃えるリユース業は、キャッシュアウトの先行するビジネスモデルです。それに加えて業容を拡大するために、新規出店や既存店改装などの設備投資を継続する必要があります。

借入金に依存する会社も少なくない中で、鉄壁とも言える財務を誇るのが、この業界で初めて上場したハードオフコーポレーション(2674)です。

創業者の山本善政会長は、ハードオフの前身に当たる高級オーディオ・ビジュアル販売店時代、1990年のバブル崩壊を受けた経営危機に直面しました。

インデペンデンツクラブのサイトに掲載されている記事「ハードオフ流こだわり経営とは」によれば、そのときに半沢直樹の世界を経験したそうです。

あの倒産危機の時に、第四銀行の担当者であった高橋尚樹さんに、「あなたの会社にはもう二度と貸さない」と厳しく叱られ、それで目が覚めました。

はたから見れば「もうちょっとレバレッジをかけて、資金効率を高めてもいいのではないか」と思えるのですけど、このときの苦い経験が活きているのかもしれません。

たとえ業界全体が減速せざるを得ない状況に追い込まれても、平然と巡航速度を保てるのは、同社のような会社です。



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