2024年の抱負マイルドリセッションとデカップリング1月のバリュー投資塾
モニッシュ・パブライとジョエル・グリーンブラット「オーナー企業(2024年版)」音声データ
規模の経済が働かない中での競争優位

パーシャル・オーナー


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ショートコラム(2024年1月)

■規模の経済が働かない中での競争優位(2024年1月27日)

2番手に10倍以上の差をつけている、とある業界のガリバー企業を調べていて、興味深い事実に気づきました。

手がけているのは商品毎の個別対応を必要とする、いわゆる「規模の経済」が働かない"面倒くさい"ビジネスです。しかも数億円もするような法人向け商品ではなく、あくまで個人向け商品です。

そんな中で、小さな強みをコツコツと積み重ね、競争優位を築きました。もともとが"面倒くさい"ビジネスゆえに、この会社を模倣するには気の遠くなるような道程を歩まねばなりません。

手っ取り早く儲けたい起業家はやらないはずですし、広義では同業種の大手企業も参入には二の足を踏むでしょう。

将来的にも、このガリバー企業とガチンコ勝負のできる競合他社は現れないような気がしました。願わくは、次の弱気相場で安く買いたいものです。

ちなみにこの会社を2月号の銘柄分析レポートで取り上げます。定期購読されている方は楽しみにお待ちくださいませ。


■「オーナー企業(2024年版)」音声データ(2024年1月22日)

1月20日(土)に開催したバリュー投資塾「オーナー企業(2024年版)」音声データが出来上がりました。

セミナー当日にお話しした「事業の質に加えて、オーナー経営者の質を加味した銘柄分析」は従来の株式投資セミナーでほとんど解説されていなかった手法であると自負しております。

今回の音声データを視聴されることで、銘柄選びにおいて「オーナー経営者の質」に注目するという、新たな視点を加えていただければ幸いです。

ご購入を希望される方はメールにて、氏名、電話番号(メール不達など、何かあった際の連絡にのみ使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座のご案内をいたします。

「オーナー企業(2024年版)」音声データ

セット内容

zip形式の圧縮ファイル約63MB(mp3形式の音声データ約270分、pdf形式のテキスト80ページ)

2024年1月20日に開催した大阪セミナーの音声を収録・編集しました。映像は含まれておりません。

受講料

銀行振込 29,700円

Googleドライブ経由によるデータでの受け渡しです。メールに添付する形で行います。希望される場合は音声CDの送付も承ります。

テーマ

やり手のオーナー経営者に率いられており、今後の成長が期待できる企業を分析します。

テキスト
目次

第1部 オーナー企業のパフォーマンス
1−1 米国における実績
1−2 我が国のデータ
1−3 オーナー企業に投資するファンド
1−4 オーナー企業の強み

第2部 経営者の役割
2−1 経営者の仕事
2−2 資本配分
2−3 ウォーレン・バフェットの見解
2−4 ニック・スリープの見解
2−5 経営者のチェックポイント

第3部 B2Bビジネス
3−1 日本駐車場開発(2353)
3−2 エスプール(2471)
3−3 サンワカンパニー(3187)
3−4 インソース(6200)
3−5 ブティックス(9272)

第4部 B2Cビジネス
4−1 コシダカホールディングス(2157)
4−2 トレジャー・ファクトリー(3093)
4−3 オープンハウスグループ(3288)


■モニッシュ・パブライとジョエル・グリーンブラット(2024年1月16日)

一流投資家が人生で一番大切にしていること』を読み返しているうちに「第1章 ウォーレン・バフェットの模倣者」に登場するモニッシュ・パブライと「第5章 シンプルは究極の洗練」の主人公であるジョエル・グリーンブラットの投資手法に共通点が多いことに気づきました。

【モニッシュ・パブライ】
●値下がりリスクのわりに値上がり期待が甚大な、値付けのずれた株を少数選んで投資する
●むずかしすぎるものは避ける

【ジョエル・グリーンブラット】
●大損はせず、うまくいけば大儲けという非対称な案件をつねに求める
●資金の8割を6〜8件の投資に集中
●企業価値の評価がむずかしい株式には手を出さない

ここで注目したいのは、彼らのような頭脳明晰なプロ投資家が「むずかしい」投資対象を避けている点です。私も大いに見習いたいと思います。


■1月のバリュー投資塾(2024年1月10日)

1月20日(土)に開催するバリュー投資塾のテーマは「オーナー企業(2024年版)」です。前回のセミナーに参加された皆さんからの強いご要望を受けて、このテーマに決めました。

今回、特にこだわったのはオーナー経営者の資質に関する部分です。そのため事業家としてのDNAを受け継いでいるか(実家は商売をしていたか、父親も経営者か)、学生時代から起業の意思があったか、プロの道を目指せるほどスポーツや芸術に熱中していたか、夢をあきらめるような経験をしているかなどをできる範囲で調べました。

本セミナーを通じて「この社長になら、虎の子の投資資金を託せられる」と思えるような会社が見つかれば幸いです。

ご参加を希望される方はメールにて、氏名と電話番号(列車が遅れた際など、非常時の連絡に使用します)を記入してお申込みくださいませ。折り返し、振込口座などのご案内をいたします。

なお申し込みの締め切りを1月17日(水)とさせていただきます。まだ残席がございます。

ご注意:ケーススタディを盛り込んでいますが、銘柄推奨を行うセミナーではありません。

1月のテーマは「オーナー企業(2024年版)」です

日時・場所

2024年1月20日(土) 10:30〜16:50 大阪・天満橋

人数

10名様程度

受講料

銀行振込 29,700円 当日現金 33,000円

3日前までのキャンセルは返金いたします。以後のキャンセルは音声データでの受講に振替させていただきます。

テーマ

やり手のオーナー経営者に率いられており、今後の成長が期待できる企業を分析します。

テキスト
目次

第1部 オーナー企業のパフォーマンス
1−1 米国における実績
1−2 我が国のデータ
1−3 オーナー企業に投資するファンド
1−4 オーナー企業の強み

第2部 経営者の役割
2−1 経営者の仕事
2−2 資本配分
2−3 ウォーレン・バフェットの見解
2−4 ニック・スリープの見解
2−5 経営者のチェックポイント

第3部 B2Bビジネス
3−1 日本駐車場開発(2353)
3−2 エスプール(2471)
3−3 サンワカンパニー(3187)
3−4 インソース(6200)
3−5 ブティックス(9272)

第4部 B2Cビジネス
4−1 コシダカホールディングス(2157)
4−2 トレジャー・ファクトリー(3093)
4−3 オープンハウスグループ(3288)


■マイルドリセッションとデカップリング(2024年1月7日)

昨年あたりから、マイルドリセッションという言葉をよく耳にするようになりました。

「景気後退が緩やかなら、誰も苦労しないだろう。今まで厳しくない不況などあったか」と突っ込みたくなるのは私だけでしょうか。

昔話で恐縮ながら、かつての新興国株ブームではデカップリングという言葉がもてはやされました。当時は「先進国が景気後退に陥っても、新興国は内需主導で成長を続ける」という意味で使われました。

これも少し考えれば「先進国が不況になれば、輸出で成り立っている新興国はもっとひどくなる。そんな馬鹿なことがあるか」となりそうなものですけど、乗せられてしまった投資家が珍しくなかったようでした。

とにかく「マイルドリセッションだから、まあ大丈夫」と安易に考えず、自分なりの備えをして臨みたいものです。


■2024年の抱負(2024年1月3日)

株式投資に限定した2024年の抱負を述べます。次の通りです。

(1)弱気相場への備えを万全に近づけておく
(2)具体的には投資対象を絞り込み、定性面を含めて理解を深めておく

準備を整えつつ、自然体でそのときを待ちたいです。



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