3月の日銀短観2万円台のミニPCセリアの印象
ベースフードの決算三菱地所iDeCo(確定拠出年金)の税金
シマノの業績修正

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ショートコラム(2023年4月)

■シマノの業績修正(2023年4月27日)

先日、シマノ(7309)の第1四半期決算発表において、業績の下方修正が行われました(下図)。会社側としては、上半期より下半期のほうが在庫調整の影響を受けると判断しているようです。

この数字を見て、同じようにコロナの恩恵を受けているグローバルブランドが気になりました。バイクのヘルメット、ゴルフウェア、キャンプ用品などです。

株はある意味、連想ゲームと言えます。「自転車がダメなら、他はどうなのか」という視点を持ちつつ、これから本格化する決算発表をチェックしたいです。

シマノ 四半期決算短信


■iDeCo(確定拠出年金)の税金(2023年4月25日)

iDeCo(確定拠出年金)は掛金が全額所得控除の対象となるうえ、運用益も非課税と、一見、良いこと尽くめに思えます。

しかし受け取りの際、税金の掛かるケースがあり、注意が必要です。一例として、シミュレーションを行ってみました。

●個人事業主が上限額(月6.8万円)で20年加入
●運用益ゼロ(儲かりもせず損もせず)
●60歳以降に一時金として受け取り

下記の通り、所得税と住民税を併せてほぼ83万円が課税されます。これは軽視できない金額です。

●退職所得416万円=(一時金1,632万円−(退職所得控除800万円(40万円×20年))×1/2
●基準所得税40.45万円=416万円×0.2−42.75万円
●復興特別所得税8,495円=40.45万円×0.021
●住民税41.6万円=416万円×0.1

私自身も60歳で一時金として受け取り、後は個別銘柄での運用を選択肢に入れていたものの、現時点での資産残高が退職所得控除額を超過しているため、このまま運用を続けるべきか思案しています(75歳まで可能)。

いずれは何らかの形で引き出す必要があるとは言え、できる限り課税を繰り延べ、税引後リターンを最大化するにはどうすればいいのか悩ましいところです。


■三菱地所(2023年4月22日)

最近、気になっているのが三菱地所(8802)の株価です。PBR1倍割れを起こしており、含み益を考慮すれば相当に割安と思われます。

しかしながら、日経平均にも採用されている大型株であり、ミスプライシングは考えづらいです。いったい何を暗示しているのでしょうか。

三菱地所 株価チャート(週足)


■ベースフードの決算(2023年4月15日)

昨日、ベースフード(2936)の決算発表がありました。

まず目についたのは、売上高の未達です。会社予想の102億円に対して、98億円にとどまりました。決算説明資料によれば、第4四半期に伸び悩んでいます。

チャネル別では、収益源である自社ECに前期ほどの勢いがなく、他社ECは第4四半期に減速しています。リテールの展開店舗数も、急拡大期は終わったような印象を受けました。

決算説明資料の中で興味深かったのは、商品購入者のデータです。ダイエット・健康目的の女性が中心となっています。

今後に関しては、コアユーザーの開拓が進みつつ状況にて、完全栄養食ゆえに食感や味付けが二の次となる同社製品の売上をいかに伸ばすかが課題でしょうか。

それに加えて新製品や期間限定品により目先を変えることで、飽きられない工夫も必要な気がしました。

2022年のIPO銘柄では将来を期待できる会社だけに、ここからが橋本社長の腕の見せ所となりそうです。

ベースフード売上高

ベースフードEC売上高

ベースフード展開店舗数

ベースフード商品購入者


■セリアの印象(2023年4月10日)

昨日、午後から大阪市内で個人セミナーを行いました(Tさん、ありがとうございました)。午前中はフリーだったので、このところ気になっている100円ショップ、セリア(2782)を視察してきました。

立ち寄ったのは上本町YUFURA店。2010年にオープンした近鉄グループの複合商業施設「上本町YUFURA」に入っています。地元奈良のパラディ学園前店やイオンモール大和郡山店とは違い、こじんまりしており、セリアの特徴が分かりやすい店舗です。

入店して直ぐに気づいたのは、客層の明らかな相違です。生活に余裕のあると思われる、こぎれいな奥さん風の女性ばかりでした。歩き方や表情にそんなゆとりが出ているのです。しかも関西ではどこにでもいる「大阪のおばちゃん」をまったく見かけません。老若男女の入り乱れているダイソーともまったく異なります。

商品は相当に絞り込まれており、ターゲット層の好みそうなオシャレ小物や来店のついでに買いそうな生活用品が大半を占めていました。店舗内を周回しているうち、私のような100円の事務用品を買いに来る個人事業主は客としてみなされいないことを察して、ちょっと気恥ずかしくなりました。

何となく居づらい雰囲気を感じつつ、最後にレジをチェックしました。現金やキップスカード(近鉄グループの現金専用ポイントカード)の使えない2台のセルフレジはがら空きで、有人レジに列ができています。会社側が導入を積極的に進めているセルフレジも、常連客の大半がキップスカードを持っているであろう、この店舗ではうまくいっていないようです。一方、セミナー会場近くのダイソー京阪シティモール店では、誰しもが慣れた手つきでセルフレジを操作していました。

100円ショップの王者ダイソーは、顧客を選ばず、どこにでも出店し、何でも売っています。それに対して2番手のセリアは、顧客、出店場所、商品の全てにおいて絞り込みを徹底しており、ガチンコ勝負を回避しているように感じました。

極論を述べると、イオンモールのような大規模商業施設であれば、たとえダイソーとセリアが軒を並べても、顧客の奪い合いにはならず、棲み分けができるのではないかと思えるほどです。

それはともかく、足元では業績の踊り場にあるセリアが、今後、どのような形でリカバリーするのかに注目しています。


■2万円台のミニPC(2023年4月9日)

6年近く使っていたPCを買い換えました。2万円台のミニPC、TRIGKEY Green G3です。

当初は今まで使っていたのと同じタイプのデスクトップPCを考えていました。ところが当方の所望するメモリ32GB、SSD500GBでは安くても7万円台でした。安価な台湾製品が姿を消したためでしょうか。

7万円の出費はけっこう痛いです。また「好景気・楽観時代は倹約貯蓄」という自分のポリシーにも反します。

そこで「何かないかと」アマゾンを物色していると、ミニPCなるものがありました。ノートPCからディスプレイやキーボードを取り除いた心臓部のみのPCです。

一瞬「耐久性に難があるかも」と感じたものの、PC自体が消耗品ですし、何といっても安さが魅力です。結局、CPUをセレロンで妥協して、TRIGKEY Green G3を購入しました。

セットアップやデータ移行もほぼ終わり、今後はこのPCをメインで使っていきます。現時点では、3年持てば ラッキーと考えています。

おそらく、その頃には次の不況が来ているはずです。もし、そうなれば「不景気・悲観時代には思い切った投資」をいう自分のポリシーに則して、ちょっといいPCを買いたいですね。


■3月の日銀短観(2023年4月4日)

昨日、3月の日銀短観が公表されました。先行指標になり得る「業容判断の推移」における製造業の大企業(=上場企業)を見る限り、難しい局面に差しかかっていると言えそうです。

●次の不況はどの程度のものなのか
●軽微で済むのか
●それとも深い谷になるのか

欧米で金融危機の火種がくすぶり始めたにも関わらず、マーケットは未だ楽観ムードに支配されているようです。半年後の景色がどのように変化するのか、注目しています。

日銀短観 業容判断の推移



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